かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

初詣&英国アンティーク博物館

2023年01月03日 | Kamakura ( Japan )


今日は、鶴岡八幡宮へ、恒例の初詣。
昨年は、2日だったが、今年は、所用があって、3日になった。
三が日とも穏やかな天気で、助かるが、温暖化は気になる?
テレビを見てたら、東京湾で獲れる魚も全然変わっているそうだ。
やっと、こま犬のマスクがとれた。



人出は、3日目の割には、多い。
参拝客は、着実に戻ってきたように思う。
ただ、今回も避けた祈祷を受ける人は、まだ、減ったままのようだった。



鎌倉殿にあやかって、関係の史跡をちょっと。
こちらの白旗神社は、頼朝のお墓の元にある。
頼朝を祀るが、元々鎌倉時代の法華堂の跡地に鎮座する。
正月のみ、御朱印がいただける。



頼朝公のお墓。
江戸時代、島津氏によって作られた。



義時の墓との案内があるが、お墓はなく、この法華堂跡がお墓。
発掘されて、お堂の場所が確定されたそうだ。
義時が亡くなった後、法華堂に葬られた?
伊豆の方のお墓には、お参りさせてもらった。



大江広元のお墓がその上にある。
ここは、何度か訪れた。
今回のドラマで、北条家の重要な知恵袋であったことを知った。
承久の乱に負けていたら、どんな世の中になっていたのだろうか。



今回行きたかったのは、英国アンティーク博物館。
建設中には前を通ったのだが、オープンして初めて行けた。
1階のショップにはたくさん人がいるが、中に入ると、ほとんど入場者はいなくてゆっくり見れた。
あまりにもマニアックで、入場料金を払って入る人は少ないのかもしれない。
このビルは、隈研吾さん設計。
中に入ると様々なこだわりがわかるが、外から見ると、鎌倉彫のデザインを意識していることがわかる。
ロンドンタクシーが目印?



2階から4階が展示室になるが、階段には、ターナー風の絵が(同時代のターナー派による絵)。
入り口でもらえるQRコードからアクセスできるビジュアルな館長本人による案内があって、それに沿って見ると、この博物館のこだわり、マニアックさがわかる。
日本で言えば、江戸時代の絵になる。



2階は、イギリスのアンティークのこだわりの逸品群。
見ただけではわからないが、正面の靴型は、イギリスの超有名人の靴を作り続けたメーカーの靴型群。
1つ100万円で、100個で1億円とも言われるが。
その下は、サビル・ローの服メーカ―が布を入れておいた筒という。
その左の服も、実際に使用されていたもの。
その右は、当時はやりの椅子。
全て、現物なのが凄い。



豪華。
燭台は、電気のなかった当時、必需品だった。



暖炉、棚、その中身、全て本物であることが信じられない。



3階は、シャーロック・ホームズがテーマ。
シャーロック・ホームズの初版本など、どう入手されたのかわからないが、とんでもない値段だろう。



シャーロック・ホームズの部屋を再現。
世界にこのような部屋が多くあると、先日読んだ本にあったが、その中でもかなりの高レベルの再現ではないか。



ベッドルーム。
ベッドは、今の人の身長から考えると小さいが、ホームズは、長身との設定なので、今も使用可能という。
右にあるのが、トイレだが、まだ水洗トイレはマイナーだった。



デスクの再現。
小説から読み取れるディテールを最大限再現した。



コナン・ドイルの直筆の手紙と、小説にも出てくるエドワード5世の写真とサイン。
こんなものが、この世にあるのか。



当時の最高級の蓄音機。
生での演奏から、蓄音機に変わっていった時代で、本物に近い音が望まれたという。
蓄音機との出会いは、鑑定団!
直接の音は聞けないが、当時のビッグ・ベンの音を録音した音源を、ネット案内で聞ける。
ごく初期の音源。



暖炉も、棚も、デスクも、全て、当時のイギリスにあったもの。



左が、若きビクトリア女王、右が、頂点にあったビクトリア女王。
イギリスが、まさに世界の頂点にいた時代。
手前の机といすも、当時の流行り。
これはこれで、凝り過ぎ。



最後は、隈さんこだわりの茶室。
時代を反映して洋風。



窓が、掛け軸の役割を果たしていて、八幡宮が拝める。
一時期、この上の山にマンションを建てる計画が持ち上がって、大佛次郎氏などの、反対により撤回されたという。
それが、日本におけるナショナル・トラストの始まりで、そのナショナル・トラストの発祥の地は、イギリス。
ジョンやポールの家もナショナル・トラストにより、保護されている。

ということで、マニアックだが、興味のある方にとっては、脅威のミュージアム。
伊豆高原辺りにありそうな美術館だが、イギリス好きの人には、是非お勧めしたい。
18世紀~19世紀の、イギリス人の貴族の暮らし振りが、リアルに感じられる。
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