本書は、本屋で見つけた。今年の3月に出た本。
ソウルにある国立中央博物館は、本書によると世界6位の規模だという。米の在韓基地の跡地に作られた。
できて一年後ぐらいに行ったが、規模といい、内容といい、見事な博物館だった。
土産に、総合的な写真集を探したがなく、絵葉書を数枚買って帰ってきたが、本書には、覚えている限り、名品はすべて網羅されている。コンパクトであり、解説も易しく、初心者向け。
ご覧いただければわかるように、日本の文化と類似するところと、異なるところがあって、面白い。日本の文化と、韓国の文化を、もうちょっと詳しく調査すれば、日本人がどこから来たのか、もっと究明できそうな気もするが....
百済の宝剣や、伽耶の馬具など、日本で見つかるものと、ほとんど同じ。単に物が渡ってきたというより、そこにいた人が渡ってきたという方が、自然だろう。
もちろん、かの有名な半跏思惟像は、広隆寺のそれと極めて似ている。日本で、作られたものなのか、海を越えて渡ってきたものなのか。
違和感があったのが、韓国の古地図。竹島らしき島が載っている絵を載せ、それとなく、竹島は、韓国領土と思わせる記載になっている。秀吉の侵略の後の、日本への通信使のところも、日本の要請によって、往来が再開という記載。
???と思って、編者を見てみたら、みな韓国の方。
歴史をよく知らない読者もいるので、論争のある部分の記載は避けて欲しかった。
せっかくの本なのに残念だが、その部分を除いては、いい本なので、ソウルを訪れる方は、本書片手に、博物館に一度行かれてはいかがだろうか。
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