何の変哲もない写真だが、これが、珠江。といっても、あまり御馴染みではないかもしれない。英語では、The Pearl River と呼ばれているが、中国で、5番目の大河と聞いた。
とにかく、でかい河で、今回行った広州、東莞、深圳などは、皆、この河のデルタ地帯にある。香港、マカオなどは、この河口にある。河口には、珠海と呼ばれる海が広がっており、南シナ海につながっている。
このデルタ地帯が、今、珠江デルタという中国のデトロイトとまで呼ばれる自動車メーカーの集積地帯だ(IT産業なども集積している)。本田、日産、トヨタなどの日本メーカー、欧米、韓国の自動車メーカーが、続々と進出している。
中国が経済特区と定めて、近代化を最初に推し進めた地域でもあるが、20年余りの間に、たぶん当初の想定以上の大々発展を遂げ、まだ、拡大を続けており、どこまで、続くかわからないぐらい。
このパワーには、驚くしかないが、この現実を直視し、日本として何をすべきか考えなくてはならない。