ジャガーの館を出ると、次は、ケツァルーパトルの館だ。ジャガーの館を覆うように建てられていたというが、現在のものは、ほとんどが復元だ。
その中で、比較的原型をとどめていると思われているのが、この柱。ケツァルは、オウムのような鳥だが、長い二本の羽根が美しく珍重され、酋長の頭の飾りに使用されたらしい。よく見ると、下の方に、蝶々らしいデザインも見える。この二つが合わさって、ケツァルーパトルと呼ばれている。
丸く並んでているのは、バラの文様か。
全体はこんな感じだが、ベンガラ色が、効果的に使われていたらしい。
裾壁が一部残っていたが、ほとんどの漆喰部分ははげ落ち、中の石がむき出しになっている。
月のピラミッド側が開けており、大きな獅子頭みたいな石像が館を守るように、構えている。