かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

島田卓さん

2007年12月14日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan


著書も読んだことのある島田さんの話を聞く機会があった。
インドも、3年もご無沙汰なので、久し振りにアップデートできた。
着実というより、昔は、考えられたなかったほど急速に変化しているようだ。
インドは遠い国と感じているのはこちらの方で、我々こそ、Can We Change ? と、自問自答すべきという。

島田さんは、元銀行員で、本まで書いたぐらいだから、相当学者肌の人かと思ったら、全く逆の商売人。こうじゃないと、インドでは、やっていけないのかもしれない。今は、コンサルタント会社を立ち上げ、アドバイザリーや、印税や、講演料で、暮らしていらっしゃるようだ。まさに、インドさまさまだ。
インドでの商売が難しいのは、有名だが、マーケットの規模が全然違う。まだ人口が増え続けているので、人口で言えば、将来日本の人口の16倍ぐらいになるという。携帯をほとんど持っていない16 人に、携帯1台売るのと、携帯持っている人1人に携帯1台売るのとどっちが簡単?
Why not?

DMIC(Delhi Mumbai Industrial Corridor) が建設予定だそうで、悪名高い道路網も改善されていきそうだ。この高速道完成により、デリーームンバイ間の陸路輸送が、今の3日間から1日間に短縮されるという。デリー<?ンバイ間の飛行機での異動で修羅場を経験した私にとっては、隔世の感がある。
イスラムに、そしてイギリスに支配され、社会主義政策により、独立後の歩みも遅かったインドだが、大きく動きだしている。IT・医療などの先進分野は、欧米にいいとこどりをされて、今は、勝手に進んでいっているから、日本は、物作りの面で、インドパワーと共存すべき道を探るべきと島田さんは説いていた。その観点から、インドでのトヨタ工業技術学校の開校を大きく評価されていた。60人の生徒募集に、5000人が応募したという。
ここで育った人材が、世界のトヨタの工場をリードしていく日も近い?
Made in India が Made in Japan を抜く日も近い?

写真は、ムンバイ港。イギリス植民地時代の(負の?)モニュメントが聳え立っている。手前が、私も乗った観光船群だ。
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