かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ブッダの生涯

2011年07月09日 | Books


梅雨が明けたそうだ。これは、今朝の梅雨明け寸前の富士山。昼ごろまで、遠くで、pikaゴロゴロしていたが、昼からは、夏らしい青空が広がって来た。
暑い夏が予想される中、もうちょっと遅い方がよかったのだけど。
特に、冷房のない室内にいる時は、そう感じる。
ゴルフの方は、暑さにもめげず、まずまず。長袖、UVシャツが、奏功しているか?



ブッダの本を、もう一冊見つけた。フランス人?が著わした本だ。著者は、インド・スリランカ・東南アジアの仏教美術、考古学、仏教学が専門という。

ということで、日本人が編集した本とは、ちょっと趣が違う。タイ、インド、スリランカ、インドネシアの美しい写真群が、豊富に散りばめられていて、書きぶりもユニークだ。この”知の発見双書”は、個性的な編集のものが多く、同じテーマでも、新たな発見が多くできる。
本書は、南伝仏教の話が中心になるが、より真実に近いストーリのような気がする。
気になっているサンカシャについては、伝説として取り上げられているが、真実とも、虚構とも言っていない。数あるブッダにかかる言い伝えの中で、一番異伝が少ない物語なのだそうだ。奇跡は、多くの人が見守る中で、起こったという。

本書で説明されるブッダの生涯は、一番まとまりがあるように思われた。

後半は、資料編になるが、やや専門的すぎて、難解である。読者層をどのレベルに設定するかだが、ヨーロッパの研究者の論文をそのまま訳して載せてあり、日本の読者とのベースの違いが感じられる。
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