松任谷さんのことは、いつ知っただろうか。
ティンパンアレイ?
ユーミンと結婚した時には、知ってたと思うんだけど、定かではない。
それほと、宮城と、東京は、遠かった?
ただ、その後は、結構INGで、ユーミンの活動を通じて、松任谷さんの活動も知っているつもりだった。
本書を読むと、目に見えていなかった活動、そして松任谷さんのその時の頭の中が公開されている。
まさに、日本のミュージックの歴史を振り返ることができるすばらしい告白だと思う。
外から見ると、当たり前のように、天才はできるんだなと見えるんだけど、それを生み出すまでの苦労が、赤裸々に語られる。
それが、自分だけではなく、パートナーとの相性だったり、世の中の空気だったりして、なかなか一筋縄では行かない。
無意識の盗作の告白があるが、いまや時効?
その試行錯誤の中、今の松任谷さんがいて、今のニューミュージック界がある。
半歩遅れた同時代に生きてきた者としては、すばらしく感銘する書だった。
知り合いも、松任谷さんが絡んでいたとは知らなかったスターも登場。
このタイミングで、本書を著してくれた松任谷さんに感謝。