さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

ヒラメとカサゴの放流 <みうら>

2019-08-21 08:51:24 | 放流、イベント
8月20日(火)、ヒラメとカサゴの稚魚放流がありました。


みうら漁協諸磯支所より
ヒラメ稚魚1,500尾


カサゴ稚魚1,500尾
漁港内にて放流されました。


続いて金田湾。

当協会より5,000尾


みうら漁協金田湾遊漁部会より7,000尾と
みうら漁協南下浦支所より2,300尾
合わせて15,800尾のヒラメ稚魚が
地先に放流されました。


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マダイの放流 <城ケ島>

2019-08-19 14:01:40 | 放流、イベント
今日は陸上で中間育成を行っていたマダイ稚魚を放流しました。


1面だけなので、通常時間にスタート


酸欠に弱いマダイ。
細い管から出ている酸素を
ホースの水で散らしています。


魚が大きいので、網を広げるだけで1回分が
取れてしまいます。


網ですくって、水を切ってバケツに入れます。
バケツには予め量った海水5Lが入っていて、
魚を入れた状態で計量して、すくい上げた稚魚の数を算出します。


岸壁から放流。


ホースで吸いながら、タモでもすくって
どんどん放流していきます。


今回放流したのはおよそ82,000尾でした。
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マダイの沖出し・放流

2019-08-06 14:46:34 | 魚類生産
8月1日(木)、陸上水槽で中間育成をしているマダイの
沖出しを行いました。


朝4時からフル回転で準備中。


準備が終わると、網を持って稚魚を集めます。


みんな慣れているので、あっという間に集まりました。


酸欠にならないよう注意しながら、バケツに稚魚を入れて
移動用ダンべに移します。


小網代に到着。
今回は移動用桟橋ではなく、移動用の生簀を使います。
サイフォンの原理を使うため、職員がホースで水を誘い出します。


ダンべの中の海水と稚魚を一緒に生簀へと入れていきます。
稚魚を全て移し終えたら、生簀をそのまま船で引っ張って
筏へと移動させます。


また、今回は試験的に岸壁からの放流も行いました。


放流尾数は4万4千尾、沖出しした尾数が7万1千尾、
陸上の円形水槽1つ分で11万5千尾のマダイを生産することができました。


放流後、様子を見に行ってみると、
稚魚たちがまとまって泳いでいました。


なんともリラックスした様子です。

普段はもっと深い場所に放流することが多いので、
放流後の稚魚はすぐ海底へと潜っていってしまいます。

深場は大型肉食魚がいて食べられてしまうリスクもありますが、
こんな浅瀬にはそんな危険はないから落ち着いているんでしょうか。

浅場は小型のエビ等も多いので、食べ物にも困らないのかもしれません。

今回放流した稚魚のサイズは4㎝ほど。
このサイズだと釣り人にウッカリ釣られてしまう可能性も
低いかと思います。

これからの放流の方法について、岸壁から浅場へ、
というのは有効なのではないか?と考えさせられました。
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小田原みなとまつり

2019-08-06 09:10:04 | 放流、イベント

8月4日(日)、小田原みなとまつりに参加しました。


マダイの放流もあるので、朝一番で活魚車から放流する船に
稚魚を移します。


当協会のPRブースも準備完了。


来場者に種苗生産について知ってもらいます。


マダイやアワビ・サザエは市場に出てくる大きさと
だいぶ違って小さいため、興味をそそられるようです。


実際に触ってみて、貝の貼り付く力がわかったかな?


放流船も無事出港。
関係者によって1800尾のマダイ稚魚が放流されました。

当日、たくさんの募金もいただきました。
水産資源保全のため、大切に使わせていただきます。

ありがとうございました。
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マダイ一斉放流

2019-08-01 09:40:13 | 放流、イベント
7月30日(火)、早朝のマダイ積込み作業の後


船は最初の放流場所へ向かいます。


スタートは小田和湾。


そこから葉山、腰越、江ノ島片瀬、茅ケ崎、平塚、大磯二宮へと進みます。


放流地点に着くと、生簀の上にキャンバス地を被せて
海面下の扉を開けて稚魚を出します。


ちゃんと魚が出ているか目視。
マダイはすぐに潜ってしまうので、
その姿を確認するのは至難の業です。


自力で出ていかなかったマダイは、
積込み時と同様に、タモですくって出します。


そうして岩、真鶴、福浦へと進み、相模湾が終了。

そこから一気に東京湾へと移動していきます。


東京湾では金沢、久里浜、松輪の順に放流。

およそ57万尾のマダイ稚魚を県内の各地先に無事放流することができました。

今回もお世話になりました第三十八住宝丸の皆さん
関係者の皆さん、
ありがとうございました。
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