振動工具インストラクターの研修が始まった。清瀬の東京安全衛生教育センターで3日間の合宿だ。ここの合宿はもう4回目になる。有機溶剤インストラクター、衛生工学衛生管理者、石綿インストラクターに続いて4回目の研修になる。初日は開講式・オリエンテーションの後、労働衛生概論までが午前、午後は振動工具に関する知識、保護具、関係法令、そして夕食兼懇親会だ。
労働衛生概論は、ここの研修を受講すると、必ず受講する科目だ。もう4回目になるため、説明は省略。振動工具に関する知識は、この研修に中心的な内容だ。振動工具の種類と構造、その選定方法、改善などだ。工具によって3軸合成値という、いわば、その振動工具の振動の大きさが決まっている。それに合わせて計算で、暴露限界時間、暴露対策時間が決まっている。これは必ず理解しないといけない。振動工具のうち、インパクトレンチの分解部品を見せてもらった。
そして、保護具。振動工具に関連して、防振手袋、保護眼鏡、防じんマスクに耳栓まで研修を受ける。防じんマスクは、有機溶剤や石綿で学習し、もう講師になってる。こちらはお手のものだ。最後の時間は、法令。労働安全衛生法と振動障害予防対策指針だ。法令は、実際に学習した知識を再整理する意味合いになる。
そして、終わって懇親会、ビールも出て、メンバー12人と講師の先生の懇親会だ。3日間の研修では、体を動かさないため、太って帰ることが多い。今日からは極力食事を抑える。また、懇親会で話してみると、今回の講座は、建設業や建機会社の方、それも大手企業の方が多い。独立は私だけ。さて初日が終了。まだまだ続きます。