資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

10年後の仕事図鑑

2018年06月04日 | 執筆・講演・診断
10年後の仕事図鑑
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SBクリエイティブ

 少し前に読んで、感想を書こうと思ってたが、そのままになっていた。ツイッターなどでは、この本、最近もよく売れてるらしい。ビジネス書では一番の売れ行きとか。ならば感想を書こう、と思ったが、共感する箇所が多くてちょっと困っていた。

 私の感想を書く前に、ちょっと私の半生を振り返る。私は、サラリーマンを35年やった。就職した会社は、都市ガス会社だった。仕事はガス施設の建設・維持管理、ガスの製造供給計画、地震対策、緊急保安と、いずれも都市ガス特有の仕事だった。人とそんなに違うことはやってこなかった。ただ、一つだけ違った。資格取得である。資格取得は、楽しみで、趣味のようなものだった。退職時にはその資格数は300近くになっていた。

 そして、もういいかと55歳で早期退職、48歳で取得した中小企業診断士として、自由業に飛び込んだ。東日本大震災の直後だったこともあり、仕事もなく、2年ほどは苦しかった。その後は、現役時代やってきた人材育成をベースに、企業研修や資格取得の支援という仕事を拡大してきた。書籍ももう7冊出版した。そして最近はつまらない仕事は辞めて、面白い仕事だけに絞っている。趣味も登山が主になってきて、毎週のように登っている。

 繰り返すが、仕事は、自分にとって面白いものをやる。研修も、役に立って面白そうと思うものを受講している。費用は全部経費、だから、結構研修費は使える。このため、いつが仕事で、いつが学びで、いつが遊びか、正直、区別がつかない。自由業だから、労働時間の概念もない。高度プロフェッショナル制度を先取りしている。面白い仕事は給料に関係ないのだ。朝5時に起きたとき、その時間から仕事をすることもある。海外旅行や登山の電車の中でも仕事を持ち込む。今は、ネットとパソコンがあれば、たいがいの仕事はできる。そして苦にならない。10年後の仕事図鑑では、CHAPTER6に「遊ぶ」「学ぶ」「働く」三位一体の生き方、というコーナーがある。私は、今書いたことそのものになっている。

 加えて、「ニッチな市場でも、その人しか持っていない知識やスキルは、誰かに必要とされる。ニッチな市場でもネットの発達により、世の中は極端に狭くなっている。」これ、この本に書いてあることだが、私は人がやらないスキルを仕事のネタにしている。以前にも書いたが、ガス業界の診断士は診断士の100人に一人、400の資格マニアも資格好きの100人に一人(実際はもっと少ないとは思うが)、ブロガーで1日1千から2千アクセスも100人に一人(これももっと少ないと思うが)、この3つを掛け算すると、百万人に一人だ。これなら、ネット環境さえ整えば、顧客は国内で数人いれば、数社あればいいのだ。

 振り返ると、私、この本の通りを実践しているようだ。自分の好きなことをやって暮らせるなんて、幸せなことだと思う。これからもこの特殊なスキルを大切にして、磨いていこう。 

コメント
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