頂上は一風変わっている。大きな石がゴロゴロころがっているだけの円形の広地で、中央に石の祠が一つあるきり。(現在は小屋ができたそうである)秋風に吹かれながら、石ばかりの頂上で私は、一時間あまり孤独を味わった。~深田久弥日本百名山より
その蓼科山に日帰り登山。この山実は二度目だ。若い頃会社の仲間に誘われて、早朝、大河原峠から、登った記憶がある。山頂直下の大きな岩の急登を覚えている。そして寂しい山頂も。
登山口
登山口
この日は朝から梅雨の雨。七合目の登山口から、馬返し、天狗の露地、そして将軍平で一休み。ここから記憶にある急登。実に歩きにくい、半分ほどは手をついて登る。山頂は風が強い。証拠写真を撮ってすぐ下山。
森林帯
将軍平から
山頂にて
すれ違いも大変だ。止まった足元を見ると、イワガカガミが咲いている。この山の山頂近くはこのイワカガミが満開だ。登り2時間半、下りも同じくらいで登山口へ。
すれ違い
イワガガミ
ここのところ連続で雨の登山になってる。雨具が大活躍だ。雨具はしっかりとしたものを選ばないといけない。私のは上下3万円のものだ。このくらいだと雨を通さない。安物は時間が経つと、雨を通すようになる。山で濡れると大変だ。もっとも暑いと汗をたっぷりかいて、中からも濡れてしなうから、外からとダブルになる。
帰りは、すずらんの湯という日帰り温泉施設に寄り、さっぱりして帰る。帰りのバスの中からは、晴れた蓼科山に大きな虹がかかっていた。もうちょっと早いとよかったけど。
山小屋のお土産