資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

ジョハリの窓

2018年06月12日 | 中小企業診断士資格とその活用

 ジョハリの窓という対人関係のモデルがある。図のようなモデルである。自分が知っている/知らない、他人が知ってる/知らない、という4つの窓(マトリクス)を作る。このうち盲点の窓、つまり自分は気が付いていないが、他人からは見られている自己、を発見するのが、重要な気づきとなる。 

  出典:ウイキペディア ジョハリの窓 最終更新 2018年3月17日 (土) 23:44

    

 この手法、かなり前から知ってはいたが、実際使ったことはなかった。先日研修で時間が余ったため、これを使ってみた。1時間ほどである。資料などはないため、ホワイトボードに手順を書いてやってみた。①まず、付箋を多数準備して、手順を説明する。②自分の特徴をいくつか、ノートに書き出す。③ワンペアになって、3分ほどの時間で、お互いの特長を付箋に書いて、相手に渡す。④これを何組が繰り返す。⑤終わったら、ノートに、自分が書いてて他人にも書いてもらったものを「開放の窓」へ。自分が書けなくて、他人が書いてるものを「盲点の窓」に書く。最後に、自分だけしか書いていないものを「秘密の窓」に書く。「未知の窓は誰も書けない」窓だ。

 終わって感想を聞いてみたが、反応はまちまちであった。なるほどこんな気づきがあったのか、自分と他人はほとんど同じだったとか、外見のことが多かったとか、これ宝物にしようとか、である。

 今回は即席でやってみたが、それでも留意点がある。記述式だから、自分と他人の表現が完全一致しない。そこで類似のものは同じとみなすようにお願いした。ネットで調べると、性格などはあらかじめ、リストを作っておく手がある。このリストから選択するという方法だ。また、念のため、他人の評価は、特長、つまり良い点に絞った。悪い点も入れると、評価になり、自責をされてしまうと変な雰囲気になる可能性がある。私は心理学の専門家でもない。この二つほどかな。

 ちなみに、この自責や相手を責める研修にST(センシティブ・トレーニング」がある。私は、サラリーマン時代、管理職に昇進するときの研修でこれをやった。山の中に1週間籠る。数人のグループで、他人から攻められて、自己の反省をする。1セッション終わると、今回のグループの色を書く。全員やって、もういいかと思ったらほとんどが白色や黄色になる。この状態になったら、終了と、講師の方が判断する。

 もともとこの手法は、アメリカの人種差別をなくするため、白人と黒人がわかりあうための訓練だったそうだ。この厳しい訓練、日本でもやっていたが(現在もやっているかどうかはわからない)自殺者が出るとか事件があって、専門家の指導がないと絶対やってはいけない訓練だそうだ。

 

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