エネルギー管理士実戦問題 熱利用設備およびその管理 (LICENCE BOOKS) | |
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オーム社 |
来年8月の試験を目指して学習中の試験である。この試験、何度も書くが、4科目あって、熱力学1科目を今年科目合格している。残り3科目を来年8月の試験で取得するつもりだ。内容は、ガス主任技術者の基礎科目をレベルアップしたようなところもあり、ガス主任の模擬問題や解法を作るのに結構役に立っている。
学習の方は2科目が終わり、残りの1科目は、「熱利用設備およびその管理」。熱力学と同じ110分の長い科目だ。その内容は、計測制御が2題で必須。ボイラ・蒸気原動機・内燃機関・ガスタービンが2題で必須。最後は、熱交換器・空調・工業炉・蒸留など4題から2題を選択する。私は現在、必須の4題を終えたところだ。
ところで内燃機関の記述で、気になるところがあった。ガソリン機関ではオクタン価という指標があり、またディーゼル機関ではセタン価という指標がある。オクタン価は、ガソリン燃料の場合、点火機関のため、勝手に燃料が自然発火しては困るので、自然発火しにくい(=ノッキングの起こりにくい)ものが必要で、しにくいものがオクタン価が高いという。
一方、ディーゼル機関は、自然発火する機関のため、自然発火しやすいことが求められる。自然発火しやすい(=ディーゼルノックしにくい)ものが、セタン価が高い、という。ウイキペディアなどで調べるとそうなっている。
ところが、このテキスト、「セタン価の高い燃料は着火しにくい」とガソリン機関のオクタン価と同じ記述になっている。これはどうやら誤りのようだ。
このテキストは初版である。初版は誤りが多いというのを裏付けている。
それはともかく、あと4分野、必須4分野+選択2分野に限れば、あと2分野である。テキストが終わったら過去問題をやって、一巡目は終了となる。あと少し、年内に終わるかな。