嘘だらけの日中近現代史 (扶桑社新書) | |
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扶桑社 |
著者は、時々マスコミに登場する倉山満氏、氏の書籍は初めの読む。帯にもあるが、これほどまでに中国をこきおろした本があっただろうか?書かれている。通説を歴史の検証で看破していく。結構面白い。
そもそも中国には、近代、現代などない。近代国家ではない。今でも古代と中世を行ったり来たりしている。氏のいう中国のパターンがこれだ。これは順番は違ったり飛ばしたりすることがあるが基本は同じだ。
新王朝の成立⇒功臣の粛清⇒対外侵略戦争⇒歴史書の改変⇒皇帝側近の跳梁⇒秘密結社の乱立と農民の反乱全国化⇒地方軍閥の中央侵入⇒最初に戻る
というもの。実に殺伐とした世界である。平和で育った日本人は及びもしない。
現在の中国は、共産党が王朝を開いてからまだ70年もしていない新しい王朝だ。功臣の粛清として、何人もの功臣が粛清された。ちょっと前は文化大革命の4人組、現在はハッキライ氏が裁判にかけられている。
そして、対外侵略戦争は、あちこちの国に仕掛けているが、日本に対しては、尖閣列島だ。そのうち間違いなく、尖閣に中国軍が上陸してくる。歴史書も南京大虐殺の捏造だ。この後、どう展開するか。
日本は、中国の歴史から学び、パターンを理解して、準備しておかないと。