日ロ首脳会談の成果は?

その後の各紙を見ても先日の安倍・プーチン会談の成果らしいものの説明はほとんどない。一昨日私が記したことの域を出ないのであるが、またひとこと。
 
安倍さんのやり方は各マスコミをどれをも自分の宣伝部として位置づけ、似たような記事・報道をするように仕向けるということだ。
 
わざわざ山口までプーチンを誘い、3時間近く遅刻させ、かなり長時間話し合ったようにして実は何の中身もない会談であることをうまく隠す。そして領土問題は時間がかかるから粘り強く時間をかけて取り組むといった何十年も昔と同じセリフを自分も言ったりマスコミにも言わせて、国民はそういうものか、「信頼関係」を一歩深めたんだからこれで一歩前進か、と思う。
 
しかしよく内容を見てみると、特に北方領土との交流についてロシアの法規を前提とすることをプーチンは言っていることから見ると、北方領土への日本の帰属関係では逆に遠ざかったことになるのではないか。こんなことを首脳会談で確認したことは逆効果であることははっきりしている。
 
まだ私たちに分からない部分があるのだろうが。外交とは非公開の部分が必ずあるのだ、というから。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 戦没者遺族特... 巨額の原発事... »