「不倫」もウリにする？

「五体不満足」の乙武洋匡氏が自民党からかつがれて国政に進出するとかしないとかとささやかれだしたときに噴き出した「五股不倫」騒ぎ。さすがこれで国政に出すなどの話はキャンセルされたかと思ったが、さにあらずで自民党は「不倫だろうがこれだけのネームバリューのある人をかつぐことは身体障害問題を重視することだ」というような意味で推すことになるかも知れないとのこと。

「不倫もウリ」になりそうだという判断らしい。もうここまで政治をナメることになるなんてどうかしているのではと思うのだがどうだろう。

不倫も「時効」になるほどの過去の話であればとまかく今まさに問題になっている状況で、こういう態度をとろうとしている自民党の道徳意識はどこにいくことになるのか。
報道されているような乙武氏の行動であれば、単に話題になったテーマのレベルではなく人間道に背く行為ではないのか。国政で活躍することは場合によっては政治のリーダー、つまり日本のリーダーになるかも知れない。そういう反道徳行為者を日本のリーダーにすることなどあり得るのか。それとも乙武氏が身体障害をもった人だから不道徳の行為などなんのハンディキャップでもない、というのだろうか。ヒドイ話だ。