明日退院。東京の豊洲新市場をめぐる問題

予定よりも数日早く明日17日に退院することができそう。足腰のあの激痛が今となっては遠い昔のことのように思われる。
仕事に復帰してどこまでやれるかまだ自信はないのだが、可能な範囲で頑張ろうという心境だ。
 
入院中、テレビもニュース番組以外はほとんどみることはなかったが、この数日間は、東京の豊洲新市場予定地を巡る問題に興味がわいた。まさしく推理小説的な展開だった。そしてこのわけのわからないいい加減な処理が、どういうバックの利権をともないながら展開するか、またその全容がはっきりするのか、興味が尽きない。たぶんどこかで一般庶民にはわからない圧力が加わってジ・エンドになるのだろうと想像するのだが、そういうことにならないように小池新知事にも期待しながら、見守りたい。
 
東京の築地市場から元東京ガスの跡地に引っ越すことが決まった(という)。石原知事のもとで。
そしてこの新候補地は元がもとだけに、土地全体を安全確保のために徹底的に浄化しなければならない。いろいろな審議会や専門家の検討を経て、汚れた土をとり除いてすべての必要なところに盛り土をする、という結論になった(という)。しかしその結論が誰がどういう手続きによるのかよくわからないうちに「盛り土」でなく高さが4メートルを超えるコンクリートの地下室ができていた。しかもこの地下室には場所によっては20センチ近い水がたまっている。この水はどういう性質をもっているのか、なども含めて実に複雑怪奇な事態が展開されている。
 
当時の知事の石原氏が、東京都庁は伏魔殿だ、などと馬鹿はことをいいながら、自分もだまされていた、という。その伏魔殿のトップに何年間もいた張本人がこのセリフだ。あきれてものがいえない。
 
小池知事はリオのパラリンピックから帰朝する来週、この問題についても情報を公開することを前提としていろいろと問題解明の仕事をやっていくというが、単に東京だけの問題ではない。大公共事業がどういう利権とからんでいるか、これをどこまで解明していけるのか、非常に興味深いテーマがしばらく続きそうである。
 
 
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