士別高校時代の友人たち

1956年に卒業した士別高校時代の友人たち9名が集まった。この高校はすでにないのだが、まだ道北地方に活気があったいわば全盛期のころの高校だった。いろいろな先生がいてここで受けた感化がその後の自分の生き方の根本をつくってくれたと認識している。当時の友人たちだったが男だけ。私は和寒駅から4キロほど田舎にいたので、徒歩40分、列車に30分、そして学校まで20分かかったから、この高校のあった町についての「つきあい」はほとんどなかった。だから、当時の友人たちのさまざまな思い出話しもついていけずひたすら自分自身の思い出にひたるだけだった。

70代半ば近く、年をとったものだ。当たり前といえば当たり前だが。しかし思い出のあれこれをたどれば、生徒会とかクラス内での小さなできごとが小さな真珠のように光る。「残された人生を楽しくボランティア的精神を堅持してすごそう」というような言葉でしめくくった。この時のいわば主役だったK君はまたすぐ東北の町に帰る。次に会えるのはいつのことか。
こんな「再会」の繰り返しが一年に何度も続く。

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