kametaro爺さんのよもやま話(ペイント画を含む)

日常の生活の中で、主に気付いたことやしたことをまとめておきたい。また、ブログにアップしたい

沈まぬ太陽を鑑賞して

2009-11-14 05:43:24 | 日記

沈まぬ太陽を鑑賞した。午前1050分から上映し、途中10分間の休憩をはさんで終了が1430分でした。実に3時間20分の大作であり、時間の過ぎるのを忘れていた。それだけ映画に引き込まれていた。観客も高齢者が主で、人気があるらしく、数十人で席の6割近くを占めていたようである。

前回の槍ヶ岳の映画は20人程度だったと覚えている。

御巣鷹山で亡くなった520人の声なき声を遺した書であると同時に戒めの書であると思う。
この小説で白日の下にさらけ出された、組合分裂工作、不当配転、昇格差別、いじめなどは事実と思う。国民航空の経営側にいた人たちは、数々の不当労働行為や名誉欲・権力拡充、金銭欲のどろどろした姿がありありと表現されていた。多かれ少なかれ日本のどの会社・官庁等に共通している点があり、それに重ね合わせながら見ていた。
現在日航は厳しい経営環境に直面していますが、この小説に描かれているような過去を清算し、反省して、将来を展望する糧とすべきではないでしょうかの感想で帰宅した。

小説家 山崎 豊子さんは、会社経営の底辺まで目を鋭くむけ、醜いどろどろした経営陣の姿を暴きだしたことに驚きました。会社経営を見る視点として1つの方向を示せてくれているように思う。
素晴らしい感動の映画を見ました。<o:p></o:p>