呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
イベントや星空情報等を掲載していきます。

季節の星座

2015-04-11 13:09:49 | 星空の楽しみ方

星空を散歩する時に、まずやることは方角を確認することです。
では、次にやることは何でしょうか?

それは、体を南に向けることです。

季節の星座という言葉がありますが、これは「その季節の夜8時に
南の空に見える星座」のことを指しています。
といっても、かなり広い範囲に広がっていますし、ある日突然、
季節の星座が変わるわけではないので、およそ夜8時、およそ南
ということです。

ですから、南を中心に星座を探せば、比較的見つけやすい、有名な
星座たちを眺めることができます。

今の季節なら、(およそ)夜8時に南の空を見れば、春の星座たち
が輝いているということになります。
南に春の星座、西に冬の星座、東に夏の星座という具合です。

春の代表的な星座は、おおぐま座、うしかい座、おとめ座などです。
面白い名前の星座で言えば、かみのけ座というのがあります。

ぜひ、春の星座たちを探してみてください。



春の星座たち 



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北極星の見つけかた

2015-04-09 14:20:42 | 星空の楽しみ方

星空を見る時に一番最初にすることは「方角を確認する」ことです。

星を使って、方角を知るには“北極星”という名前の星を見つければOKです。
他の星は時間が経つと東から西へと動いていきますが、この北極星だけは1年中
昼も夜も北の空にあって動きません。

ところが、北極星は1つの星ですから、たくさんの星の中から1つだけを見極める
というのはとても難しいです。ですから、北極星を見つけるための目印が空には
あります。それは2つあって、1つは北斗七星、もう1つはカシオペア座です。
春から夏にかけては北斗七星を使うのが便利なので、今日は北斗七星を使った
北極星の見つけ方をご紹介します。

北斗七星はおおぐま座の尻尾の部分にあたり、スプーンの形に星が並んでいます
(北斗七星とは「北にあるひしゃくの形をした七つの星」という意味です)。
下の図のような星の並びを探し、スプーンの柄とは反対側にある2つの星(指極星と
言います)を結びます。その線をスプーンの表側に向かって延ばしていくと1つの
星にぶつかります。これが北極星です。



図 北極星の見つけ方



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LHC再び

2015-04-08 19:32:53 | 天文ニュース

大型ハドロン衝突加速器(LHC)が2年の改良期間を経て、復活しました。

LHCはスイス・ジュネーブの郊外の地下に建設されており、全周が27kmもあります。
陽子を加速し衝突させることで、未発見の素粒子や隠れた次元、暗黒物質などに
ついて解明ができるのではないかと期待されています。

2012年にはモノに重さがあることの原因とされる「ヒッグス粒子」とみられる
粒子を発見し、2013年にはその理論的な貢献により、2人の研究者にノーベル賞が
授与されました。

LHCがフルパワーを発揮できれば、宇宙の誕生から10の-12乗秒後の状況を再現できる
と考えられており、私たちの世界の成り立ちや構成に迫ることができそうです。
順調にいけば、早くて6月頃に高いエネルギーでの衝突実験が開始されます。

今後、どんな成果が出てくるのか、とても楽しみです。


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2015年4月の皆既月食・・・見えたらいいな

2015-04-04 13:22:30 | 星空情報

待ちに待った皆既月食の日がきました。

天気予報を見るとあまり期待はできませんが、何とか雲の切れ間から
でも観察できればいいなぁと思っています。この時ばかりは予報が
外れることを祈ってしまいますね。

さて、今一度、月食とはどういう現象なのか説明しておきましょう。

月食とは、下の図のように、太陽・地球・月が一直線に並び、月が地球の
影に入ることによって、月に当たる太陽の光が遮られてしまう現象です。
月が地球に対して太陽の真反対にある時、つまり、満月の時にだけ起きます。
満月はほぼ1ヵ月に一度ありますが、月食は毎月起きるわけではありません。
これは地球の周りを回る月の軌道が約5°傾いているためです。
月食は年に0~3回起こり、月の全部が地球の影に入るものを皆既月食(total lunar eclipse)、
一部分が影に入るものを部分月食(partial lunar eclipse)と呼んでいます。
地球の大気の部分を通った太陽の光のうち赤い光だけが影の中に入り込んでくるので、
皆既月食中の月は赤銅色になります。



皆既月食のイメージ


今日の月食は皆既月食で、欠け始めは19時17分、皆既になるのは20時53分~21時10分です。
次に皆既月食が見られるのは、2018年1月31日です。

もし、空を見上げても見えない場合は、ネットでライブ中継を行っている
ところもあるので、そちらでご覧いただければ様子が分かると思います。
(国内よりも海外の方が晴れている可能性が高そうです。)



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 「月食をみよう」

   日 時 : 4月4日(土) 19時00分~21時00分

   場 所 : かまがり天体観測館

   対 象 : どなたでも

   参加費 : 大人200円、小人100円

   問合せ : TEL  0823-66-1166

         E-mail  kama-bg@jewel.ocn.ne.jp

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月食に夜桜

2015-04-03 13:20:17 | 天文台情報

これまでもお知らせしているとおり、明日(4月4日)に皆既月食が見られます。
そして、何ともタイミングの良いことに現在、県民の浜周辺の桜がほぼ満開です。

今回の月食は夜桜を眺めながら、楽しめる貴重な機会です。

ぜひ、夜桜と月食を楽しみに来てください。


   

    


が、天気予報をみると…ですね。

晴れることを祈るばかりです。





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 「月食をみよう」

   日 時 : 4月4日(土) 19時00分~21時00分

   場 所 : かまがり天体観測館

   対 象 : どなたでも

   参加費 : 大人200円、小人100円

   問合せ : TEL  0823-66-1166

         E-mail  kama-bg@jewel.ocn.ne.jp

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