呉市かまがり天体観測館

呉市かまがり天体観測館のブログです。
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25周年

2015-04-25 13:43:37 | 天文ニュース

1990年4月24日、ある機器が宇宙へと打ち上げられました。

みなさんも1度は名前を聞いたことがあるかもしれません。
“ハッブル宇宙望遠鏡(HST)”です。

何度も修理などをしながら、今日ちょうど25周年を迎えました。

HSTは口径が2.4m、地上から約600kmのところを周回しながら、
宇宙を観測し、私たちを「あっ!」と言わせてくれるような
宇宙像をたくさん届けてくれています。
(2015年4月現在、日本国内に設置されている望遠鏡で一番
大きなものは口径2mです)

毎年、4月24日の記念日にはお祝い画像を公開しており、今回は、

(画像:Image credit: NASA, ESA, the Hubble Heritage Team (STScI/AURA), A. Nota (ESA/STScI), and the Westerlund 2 Science Team)


ワクワクする画像ですね。

2018年にはHSTの後継機も打ち上げが予定されていますので、
これからがさらに楽しみです。


ところで、なぜ、わざわざ宇宙へ望遠鏡を打ち上げるのか?

答えは、空気のせいです。

地上では空気がゆらゆらするおかげで、望遠鏡のフルパワーを
発揮することが難しいのですが、宇宙から観測すれば、空気
の影響受けないため、天体の姿を鮮明に捉えることができます。

コメント (5)
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