1990年4月24日、ある機器が宇宙へと打ち上げられました。
みなさんも1度は名前を聞いたことがあるかもしれません。
“ハッブル宇宙望遠鏡(HST)”です。
何度も修理などをしながら、今日ちょうど25周年を迎えました。
HSTは口径が2.4m、地上から約600kmのところを周回しながら、
宇宙を観測し、私たちを「あっ!」と言わせてくれるような
宇宙像をたくさん届けてくれています。
(2015年4月現在、日本国内に設置されている望遠鏡で一番
大きなものは口径2mです)
毎年、4月24日の記念日にはお祝い画像を公開しており、今回は、
(画像:Image credit: NASA, ESA, the Hubble Heritage Team (STScI/AURA), A. Nota (ESA/STScI), and the Westerlund 2 Science Team)
ワクワクする画像ですね。
2018年にはHSTの後継機も打ち上げが予定されていますので、
これからがさらに楽しみです。
ところで、なぜ、わざわざ宇宙へ望遠鏡を打ち上げるのか?
答えは、空気のせいです。
地上では空気がゆらゆらするおかげで、望遠鏡のフルパワーを
発揮することが難しいのですが、宇宙から観測すれば、空気
の影響受けないため、天体の姿を鮮明に捉えることができます。