呉市かまがり天体観測館

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夏の大三角

2015-08-26 13:23:33 | 星空の楽しみ方

今日は夏の星空の目印である「夏の大三角(Summer Triangle)」を紹介します。





こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブという3つの1等星
を結ぶと大きな三角形ができます。これが夏の大三角です。
夏の終わりの頃には、夜8時頃に頭の真上あたりに見えます。

3つの星の中で一番明るく輝いているのがベガです。日本では織姫として知られ
ている星です。アルタイルは彦星のことです。彦星は牛を飼うのが仕事ですので、
空の彦星も飼っている牛を自分の両サイドに連れています。デネブは周りの星を
結ぶと十字架ができ、そのてっぺんに位置するの星です。十字架ははくちょう座
を表しており、デネブは“尾”という意味を持ちます。




はくちょうが飛んでいる方向に沿って天の川が流れていますので、はくちょう座
が分かれば、天の川がどこにあるかもすぐに検討がつきます。また、はくちょう
が飛んでいる方向を南へ行くと、さそり座やいて座にあたります。

夏の大三角から辿れば、たくさんの夏の星座たちを見つけることができるので、
ぜひ、夏の大三角を見つけられるようになってみてください。








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