「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

鎌倉市扇ガ谷の散歩(2) 海蔵寺の後にカツレツの名店である勝烈庵鎌倉店へ

2020-12-23 00:00:29 | 
ジョージ・ウィンストンの冬のアルバムからJOY ♪



バッハだね。主よ、人の望みよ喜びよ・・・だったかな。

私はこれを本来のというか、正統派の演奏で聴いたことがなく、生まれて初めて聴いたのはポピュラー音楽のオーケストレーションだった。

次はユージン・オーマンディ指揮のフィラデルフィア響のオーケストラ用に編曲された演奏だった。

繰り返される美しいメロディをお楽しみください。

さて前回の続きで、扇ガ谷の奥の住宅地を行きますよ。



普通に歩くだけで楽しいお散歩。

ただの住宅地なのに。



でも郊外の住宅地って本来はこうありたいという見本のようなこのあたり。

道路はそれほど幅広くなく、適度に自然発生的にうねうねとしており、左右は樹木がいっぱいで・・・。



改めて整理しましょう:

1.やたらと広くはない道路。
2.曲がる道路。
3.変化をつけるために多少の起伏。
4.両側にあふれる緑。

これよこれよ。郊外の住宅地が豊かに見える条件って、これ。

鎌倉市は住宅地の景観を維持改善するため、多くの戸建て住宅地域において厳しい緑化率を定めている。本来は庭に多くの植栽が必要なのである。そして住宅が新築される場合、その計画の段階で細かく工事業者を指導する。

ところがこれが典型的なお役所仕事でありザルのような状態で、工事完成後のまともなチェックをしない。工事業者は最初の段階で適当な計画だけ出して建築許可を得て、工事の最終段階で検査が終わったら、緑化率なんて無視の土地全面のコンクリート固めなんてことも可能だ。施主や工事業者に罰則が科せられたとか、工事のやり直しを命じられたという話も聞いたことがない。

郊外の緑は大事です。景観としても、環境的にも。

到着です。ここが海蔵寺。



右横には底脱の井。



有名な井戸ですよ。

解説はこちらをどうぞ(↓)。



海蔵寺の右横の細い道。



いいよねー。この先にはもっと魅力的な風景が広がるよ。

海蔵寺所有の土地が広がり、そこに借地権を持つ方々の住宅が点々と存在している。

岩のトンネルもあるよ。

でも近年は奥へ向かってよそ者が進入することを禁じる札が立ってしまった。

海蔵寺の左横の細い道も同様だ。



ということで、我々はここから先は海蔵寺境内に向かうしかない。

それで充分だけどね。

ここを入るか。



あるいはさらにその左隣の階段を上がるか。



こちらが山門だ。



美しいねぇ。

海蔵寺はとてもオープンなカルチャーをお持ちな寺のようだ。

加えて、先に述べた海蔵寺所有の土地に借地権を得て家を建てた場合、その家の所有者が海蔵寺に対して支払う借地料は、どうも他の寺の同様の借地料よりかなり安いらしい。

かつて不動産屋さんから、そう聞いた。今もそれは正しいのだろうか?

これ(↓)を読めますか?



右から 扇→谷→山 だ。



ここは扇ケ谷。現在の住所区分では鎌倉「扇ガ谷」だけどね。

周囲は山に囲まれている。

境内を奥へと進みましょう。



こちらが本堂。



ほら、奥まっていて周囲が山という、こうした所の独特な雰囲気を持っている。



そろそろ戻りましょう。お腹が減ったんだ。



住宅街をもとに戻る。反対方向に進むだけで、ずいぶん景色が異なって見えるね。



こんなベーグル屋さん、以前あったっけ?



いろいろと新しい店が出来るので、よく覚えられない。

ベネッセが経営する高齢者施設(右手↓)の横にある道路。



この奥にある土地を、昔不動産屋さんに連れられて見に行ったな。

残念ながら、購入はしなかった。私がその時、何を気に入らなかったか、今となってはよく記憶していない。

ここはCRAFY鎌倉店。指輪の専門店である。



自分が希望する指輪を作れるお店。

こんな古い蔵もある。ここに移築されたものだけれどね。



ここは今小路という通り。

しかしだんだん街中の特徴がない通りになって行く。



歩けば歩くほどにね。

こちらはご存じのカレーの名店で、OXYMORONだ。開店前から観光客のみなさんが並ぶ。



さらに歩いてJR鎌倉駅の方に行くと・・・

あるんだなぁ、このお店。私の今回の目的地が。



勝烈庵鎌倉店。

欧州から来たレシピのカツレツを食べた明治時代以降の日本人、はそのおいしさに驚いた。ミラノのカツレツなんて有名だよね。横浜ではそれがポピュラーになるが、それをもっと日本人が食べやすいように改良して売り出したのが横浜の勝烈庵の創始者だった。もう100年近く前の話だ。

勝烈庵は発展し、文明開化の匂いがプンプンする横浜本店が馬車道にある。それ以外にも横浜市内に2店舗があるよ。

加えて、もうひとつ。鎌倉にも勝烈庵の店舗あるのだー。ここがそれさ。



そこで私はランチする。

それも最大の品をオーダーする。

大勝烈定食である。「大」がつくんだ。大きいのだよ。

どーーーん!!



どうだ、参ったか!!みたいな。

キャベツとみそ汁はおかわり自由だ。



これはヒレカツである。ロースではない。ロースカツでないと満足できない男性は多い。それもわかる。脂が適度に入った甘さがあるしね。そしてちょっとシツコイところがおいしいのだ。

しかしシツコイこととは無縁で上品な私、アッサリ系男子の私はヒレカツが好きなの(←ホントか?)。

でね、これ、アッサリなんですよ。肉もアッサリ、衣もアッサリで、一回軽く噛めばサクッと切れる。

柔らかい肉だねぇ・・・。さすがの名店。一度食べてみてください。その肉の柔らかさと淡ぁ~い甘さに驚くよ。



全体はこんな配置だ。



お店のおっちゃんが左右に広げて並べてくれたので、そのまま撮影。

ごはん、おつけもの、みそ汁、お茶。

特製のソースで食べましょう。



サクサクサク。

あぁ~、おいし。

帰りは鎌倉東急ストアで買い物しましょうね。



スナック菓子の袋ばかり。



この日の夜はZOOMを使った飲み会があったので、その時に食べるポテトチップスを購入した。

最近話題のこのポテチを買いました。



これは美味い。神だ。神ののり塩。

こちらは勝烈庵でもらったお箸。



熊野古道周辺の間伐材を使った合格祈願のお箸だ。

合格祈願の若い人は、縁起を担いでカツレツをこの店に食べに来るらしい。

私はいまさら何を受験すればいいのか?
コメント (16)
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