すぐ東に阿弥陀岳という巨大な山があるこの山荘では、晩秋の朝、太陽を直接的に見ることが可能となる頃には、朝7時を過ぎている。
これはその瞬間。南東から陽が射して来たのだ。
朝ごはんを食べてしばらくしたら、出発。
Barbourのジャケットを着たドガティ君。本日は山を歩く気分。
似合っているよ。
今日はきっと寒いからね。それを着ていた方がいいと思うのだよ。
「さて、ボクは今日どこに連れて行ってもらえるのだろうか?」
蓼科高原を抜けて。
乾いた冷たい空気の高地へ向かうこの日は、透明感があるこんな声が聴きたい。
ジョン・デンバーのこの曲をどうぞ♪
Rocky Mountain High♪ だよ。
コォ~ロラドォ~・ロッキー・マウンテン・ハァ~イィ~♪
しかし私の勝手な感覚では、これから行くところは米国コロラド州ではなく、ブリテン島のウェールズに近い。
ウェールズのブレコン・ビーコンズ公園なんて、このあたりにそっくりだ。
ね、こんな感じだ。
車山高原から霧ヶ峰にかけては眺望が開ける素晴らしいところ。
振り返ればかなり遠くに八ヶ岳が見える(左)。甲斐駒も右手に見えるよ。
方向を変えて見ると、蓼科山。
もうこれ(↓)は、ほとんどウェールズの丘だよ。
日本には稀な景色だ。
もういちど行きたいウェールズ。
ウェールズには数回しか行ったことがないが、全部1980年代の後半の話だ。いい所だったな。
もう一度南側の景色をお見せしましょう。左が八ヶ岳の一部、右には甲斐駒が見える。真ん中に遠く富士山が見える。
さあ霧ヶ峰に向かいましょう。
おもしろいね。
すごい景色だ。
こちらが霧ヶ峰の伝説的ショップのコロボックル・ヒュッテ。
店内はすごい数の人。チョー3密な環境。
もうちょっと空いたらここでランチでもいいが・・・。
さあ歩きましょう。
ウェールズみたいな霧ヶ峰を。
すごいよね、この眺め。
Barbourを着こんだドガティ君は、颯爽と歩く。
荒涼としたこの土地。日差しはある。
しかしカラッとした冷たい風が吹きつけて、体感温度はかなり低い。
ストレートに言うと、相当寒い。
でもね、先を行きましょう。なだらかな上りや下りが続くから。
こういう所を歩けることはきっと幸せなことなのでしょうね。
寒くてもね、なんて気持ちいいんでしょう。
こんなところを歩いていると、世界中のどこにでも徒歩で行けるような気分になる。
周囲は木のない荒涼とした高原と、わずかな湿地があるだけだ。
一方どこから飛んできた?と思うような巨岩が周囲にはゴロゴロ。
さて、ここからどこへ向かうか?
めちゃくちゃ楽しいですよ、霧ヶ峰って(寒いけど)。
再び八ヶ岳の一部(左)と富士山(右)(↓の画像)。
あぁ、楽しかった。
みなさん、たまにはこういう所へどうぞ。日本にもいろんなところがある。
歩きながら、今後の政治情勢を考えるにもいい(笑)。
このあたりに敷かれた石はおそらく周辺地区から持ち込まれたものだと思うが、鉄平石が多かったな。平たく割れているのをよく見た。
腹が減りましたー。
レストラン「チャプリン」のテラス席には、誰もいないわ。寒いもんねえ。しかしなぜに「チャプリン」?
冷たい強風が吹くテラス席で醤油ラーメンを食べましょう。
お箸で麺を持ち上げるなり、その麺が冷たい強風にさらされて冷える。
それが妙に食べやすかったりして(笑)。自分でフーフーしなくていい。
しかしスープは熱い。それが冷えたからだにしみるんだ。
熱い醤油ラーメンのスープが、こんなにありがたいこともないねえ。
「おい、犬には醤油ラーメンはないのか?」
「大きなニンゲンと一緒に、風に吹かれて耐えて歩いた小さな犬は可哀そう」
「その可哀そうな犬には、ラーメンの用意はないのか?」
ごめんね。もって来たフードのかけらでも食べておいてね。
妻はラーメンではなく山菜そば。
ドガティ君はケージの中に戻る。
「あぁ~、寒かった。ラーメンがもらえなかったボクは寒かった」
「ひどい家庭だ。さむぅ~」と車内に撤収したドガティ君。
帰り道にコインランドリーへ立ち寄る。
乾燥まで一気にやってもらおう。
作業は機械にお願いして、そのまま茅野市のTSURUYAへ。
ここの売り物は自社製品。
信州のあちこちに店舗があるが、とにかく自社製品に強みがあるスーパーだ。
見学しながら何を買うかを考える。
これもTSURUYAの自社製品。
ジャムもマーマレードも全部自社製品。
買い物を済ませたら、再びコインランドリーへ戻る。
あ、そろそろ終わりだ。
朝からずっととても効率的に活動したな。
いろいろ購入したが、TSURUYAで購入したTSURUYAオリジナル商品のうち、特に面白かったのがこれ。
クルミやレーズンが入ったパンにディップ・ソース。
規定量より多めに突っ込んで乾ききらなかった洗濯ものを、山荘の薪ストーブ前で干す。
夜になったら、マッチョ・ヒーローさんがくれた秩父のウイスキー、Ichiro'sで酔いましょう。
マッチョ・ヒーローさん、どうもありがとうね。
お友達っていいものだ。
ストーブの火で温まる。
八ヶ岳山麓のお話はまだまだあるよ。
【つづく】
これはその瞬間。南東から陽が射して来たのだ。
朝ごはんを食べてしばらくしたら、出発。
Barbourのジャケットを着たドガティ君。本日は山を歩く気分。
似合っているよ。
今日はきっと寒いからね。それを着ていた方がいいと思うのだよ。
「さて、ボクは今日どこに連れて行ってもらえるのだろうか?」
蓼科高原を抜けて。
乾いた冷たい空気の高地へ向かうこの日は、透明感があるこんな声が聴きたい。
ジョン・デンバーのこの曲をどうぞ♪
Rocky Mountain High♪ だよ。
コォ~ロラドォ~・ロッキー・マウンテン・ハァ~イィ~♪
しかし私の勝手な感覚では、これから行くところは米国コロラド州ではなく、ブリテン島のウェールズに近い。
ウェールズのブレコン・ビーコンズ公園なんて、このあたりにそっくりだ。
ね、こんな感じだ。
車山高原から霧ヶ峰にかけては眺望が開ける素晴らしいところ。
振り返ればかなり遠くに八ヶ岳が見える(左)。甲斐駒も右手に見えるよ。
方向を変えて見ると、蓼科山。
もうこれ(↓)は、ほとんどウェールズの丘だよ。
日本には稀な景色だ。
もういちど行きたいウェールズ。
ウェールズには数回しか行ったことがないが、全部1980年代の後半の話だ。いい所だったな。
もう一度南側の景色をお見せしましょう。左が八ヶ岳の一部、右には甲斐駒が見える。真ん中に遠く富士山が見える。
さあ霧ヶ峰に向かいましょう。
おもしろいね。
すごい景色だ。
こちらが霧ヶ峰の伝説的ショップのコロボックル・ヒュッテ。
店内はすごい数の人。チョー3密な環境。
もうちょっと空いたらここでランチでもいいが・・・。
さあ歩きましょう。
ウェールズみたいな霧ヶ峰を。
すごいよね、この眺め。
Barbourを着こんだドガティ君は、颯爽と歩く。
荒涼としたこの土地。日差しはある。
しかしカラッとした冷たい風が吹きつけて、体感温度はかなり低い。
ストレートに言うと、相当寒い。
でもね、先を行きましょう。なだらかな上りや下りが続くから。
こういう所を歩けることはきっと幸せなことなのでしょうね。
寒くてもね、なんて気持ちいいんでしょう。
こんなところを歩いていると、世界中のどこにでも徒歩で行けるような気分になる。
周囲は木のない荒涼とした高原と、わずかな湿地があるだけだ。
一方どこから飛んできた?と思うような巨岩が周囲にはゴロゴロ。
さて、ここからどこへ向かうか?
めちゃくちゃ楽しいですよ、霧ヶ峰って(寒いけど)。
再び八ヶ岳の一部(左)と富士山(右)(↓の画像)。
あぁ、楽しかった。
みなさん、たまにはこういう所へどうぞ。日本にもいろんなところがある。
歩きながら、今後の政治情勢を考えるにもいい(笑)。
このあたりに敷かれた石はおそらく周辺地区から持ち込まれたものだと思うが、鉄平石が多かったな。平たく割れているのをよく見た。
腹が減りましたー。
レストラン「チャプリン」のテラス席には、誰もいないわ。寒いもんねえ。しかしなぜに「チャプリン」?
冷たい強風が吹くテラス席で醤油ラーメンを食べましょう。
お箸で麺を持ち上げるなり、その麺が冷たい強風にさらされて冷える。
それが妙に食べやすかったりして(笑)。自分でフーフーしなくていい。
しかしスープは熱い。それが冷えたからだにしみるんだ。
熱い醤油ラーメンのスープが、こんなにありがたいこともないねえ。
「おい、犬には醤油ラーメンはないのか?」
「大きなニンゲンと一緒に、風に吹かれて耐えて歩いた小さな犬は可哀そう」
「その可哀そうな犬には、ラーメンの用意はないのか?」
ごめんね。もって来たフードのかけらでも食べておいてね。
妻はラーメンではなく山菜そば。
ドガティ君はケージの中に戻る。
「あぁ~、寒かった。ラーメンがもらえなかったボクは寒かった」
「ひどい家庭だ。さむぅ~」と車内に撤収したドガティ君。
帰り道にコインランドリーへ立ち寄る。
乾燥まで一気にやってもらおう。
作業は機械にお願いして、そのまま茅野市のTSURUYAへ。
ここの売り物は自社製品。
信州のあちこちに店舗があるが、とにかく自社製品に強みがあるスーパーだ。
見学しながら何を買うかを考える。
これもTSURUYAの自社製品。
ジャムもマーマレードも全部自社製品。
買い物を済ませたら、再びコインランドリーへ戻る。
あ、そろそろ終わりだ。
朝からずっととても効率的に活動したな。
いろいろ購入したが、TSURUYAで購入したTSURUYAオリジナル商品のうち、特に面白かったのがこれ。
クルミやレーズンが入ったパンにディップ・ソース。
規定量より多めに突っ込んで乾ききらなかった洗濯ものを、山荘の薪ストーブ前で干す。
夜になったら、マッチョ・ヒーローさんがくれた秩父のウイスキー、Ichiro'sで酔いましょう。
マッチョ・ヒーローさん、どうもありがとうね。
お友達っていいものだ。
ストーブの火で温まる。
八ヶ岳山麓のお話はまだまだあるよ。
【つづく】