「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

英国の朝食的な昼食(1) Prince @Charles_HRHのGreat Britishnessと鶴岡八幡宮の散歩

2020-11-23 12:00:07 | 本/音楽/映画
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みなさん、グッド・アフタヌーン。

Royal Mailで本がやって来た。



買ったのは古本だ。日本で新品を買うと5,000~6,000円するし、それはちょっと馬鹿馬鹿しい。

Amazon Co.UK(英国のAmazon)で古本を買ったら、送料込みで771円で買えた。



赤く囲んだところがそれだ。

不思議なのは日本のAmazonで同じ古本を日本の古書店から買うと、送料込みの価格はもっと高くなってしまうこと。なぜ?

英国のチャールズ皇太子のフェイクであるPrince @Charles_HRH氏著のとてもおかしな本。



著者はTwitterやFacebookにおけるチャールズ皇太子のフェイク・アカウントで有名になった。

ただのジョークではあるが、とても上手く作られたものとしてそれは広く受け入れられている。

英国においても、たまにそのジョークがわからない人がいるが。

同じようなジョークは日本では成立しないでしょうねえ。



この本の使い方:



● 正しい位置にこの本を置き、視界の途中に障害物がないように注意する。
● 本を開き、左から右へ、一度に1ページ読む。
● 読み終えたら、本を閉じ、そのあともこの本を見つけやすいような場所に置いておくこと、例えば・・・

と面白おかしく始まる。

画像が途中で切れているが、「 ● この本を武器やドア・ストッパーとして使用してはならない」とも書いてある。

目次は以下の通り:



様々な話題について語る本だ。

チャールズ皇太子本人は少々シニカルなユーモアを持つ人だが、この著者もそれっぽいのでおかしい。

スターバックスについても、酷評している。



でもそれってわかる気がする。

実際、スターバックスのコーヒーっておいしいですかね? 

自動車:



「以下の2つのうち少なくとも1つ、出来れば2つともあるのが望ましいが、それらを揃えられないなら、あなたは英国でドライブを楽しむべきではない」とある。

その2つとは・・・

1. ベントレー、ロールスロイス、あるいは8頭の馬が引く馬車
2. 運転手

英国の朝食、つまりイングリッシュ・ブレックファースト。その中でもボリューム感のあるフル・イングリッシュ・ブレックファーストについても著者独特の説明がある。



しかしまたその説明もおかしい。



「(↑)外国からやって来た旅行者は英国で伝統的なイングリッシュ・ブレックファーストを楽しむ。なぜなら彼らは自国でそれを頻繁には食べられないから・・・」

と書いて

「(↓)もしそれを頻繁に食べていたら、外国人は死んでしまう。そうした食事は、彼らの遺伝子にないことなのだ」とある。



朝食は大事だと私も思う。1日で一番早い食事である朝食が一番カロリーの高いものであってもいいくらいだ。だって、そこから活動が始まるわけでから、それは理にかなっているしょ? むしろ夜遅くに一番のごちそうを食べる習慣が間違っている。「昼からそんなごちそうなんて、贅沢だ・・・」などと言われることがあるが、その言い方も間違っている。

夜になりもうちょっとしたら寝るという時になって、いっぱい食べるのはまずい。人間ドックの問診票でも「夕食のあと、何時間後に就寝するか?」という質問がよくあるくらいだ。就寝時間から遠い時間帯に、つまり夜よりは昼、昼よりは朝に多くを食べるべき。

と言いつつ、こちらは我が家の休日の朝食。しっかり食べる方ではあるが、そんなに多くを食べてはいない。



そうだ、このあとでフル・イングリッシュ・ブレックファースト(みたいなもの)を作って昼と夜の間に食べたら、それで1日を終わってもいいかも。

朝食をそれなりに食べてるのだから、ハイ・カロリーなフル・イングリッシュ・ブレックファーストを中間的な時間帯に食べればそれで充分でしょう。1日2食だが、2食とも内容的には朝食だ(笑)。

奥様はこれから江戸のご実家に1泊でお出かけだし。

ホンモノのチャールズ皇太子(フェイク・アカウントの著者じゃなく)は、立派な著書がいくつかある。

これは私の大好きな本で、A Vision of Britainという。



英国のあるべき建物や景観を論じたもの。

王族だから何を言ってもいいらしく、そりゃもう遠慮なく切り捨てる。

テムズ川から見えるこの建物(↓)を見て、「こんなワードプロセッサーみたいな建物の中で人間が働くのだろうか?」と。



私も同感で、どうしてこんなデザインにしなければいけないのか?と疑問に思う。しかし、王族からそう言われた施主や設計者は当惑するだろうねえ。

また、あまりに高い建物をロンドンに建てる建築家に「どうしてこの古くからの街にそんなに高い建物が必要なのか?」とホンモノのチャールズ皇太子は問う。

皇太子からの問いに一生懸命答える建築家に対し、「私はそうは思わない」と、この皮肉な笑顔。



【つづく】
コメント (17)
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