「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

どんどん伸びるからどんどん刈る@暑い七里ガ浜

2009-07-16 07:10:14 | 
関東地方もいよいよ梅雨明け。ここ鎌倉市七里ガ浜でも日中の最高気温が30度前後ある日が続くらしい。当然ながら晴天になると、お外が大変だ。日差しも大変だが、芝生が大変だ。どうしてこんなに伸びるのか。伸びない芝生ってないのか。ほとんど成長しない「老芝生」という商品が発明されたら、私は絶対買って植える。

芝生は伸びたら刈らなければならない。暑いからといって伸びたまま長く放ったらかしにしたら密になり、芝の根元近くが枯れ始める。また短く刈らなければ、水平方向に広がらず強く成長しない。でも刈ったら、刈りくずを片づけないといけない。肥料も必要だ。何も良いことがない。



毎日のように聞いているFM放送で「あなたが建てるとしたらそれはどんな家ですか?芝生のある家ですか?あるいは暖炉のある家ですか?」というようなCMがあるが、変なメッセージである。

家を建てる前の施主の多くが夢見てはいるが、建てた後に諦める筆頭格が芝生だそうだ。一方「暖炉」なんてものは日本中探しても何台も見つけられないだろう。もしあるとすればそれは普通は薪ストーブであり、その2つが言葉の上で混同されている。暖炉なんて燃焼効率が悪く焚き火とたいして変わらない。また薪ストーブだとしても日本の過密住宅地で設置するのは、よほど慎重に行わねばならない。機種選びも工事も取り扱いも。トラブルの原因であり、下手すれば燃えカスが隣家に飛ぶ。

だから私は「芝生?暖炉?」というFM放送を聞くたびに、「なんともいい加減な文章を書くコピーライターだなぁ」と思う。いやコピーライターはそう書きたくなかったのに、住宅関連のスポンサー企業側がそれにこだわったのかもしれない。



またもや私は我が家のPanasonic社製お利口芝刈り機の芝の長さのメモリを7.5mmにセットして、芝生を刈り始めた。画像の芝生や日陰部分を見ただけで、なんだか暑そうな感じがわかるでしょう。狭い庭なのに、ちょっとやっただけで汗だくになった。

作業が終わった。さあさあ、家に入ろう。暗い我が家に。何度もこのブログで申し上げたが、我が家は兼好法師の教えに忠実な「夏をむねとした」住宅である。夏の暑さはかなりマシだ。日中もエアコンを使わずに済んでいる。犬はダイニングの冷えたタイルの上でごろごろしている。もちろんその涼しさの裏側で、冬は寒いのであるが。

地球温暖化は進む。どんどん暑くなるのだから、上記のFM放送のCMも「暖炉」なんて実際にほとんど存在しないものを例に挙げずに「あなたが家を建てるとしたら、庇や軒がある家ですか、ない家ですか?あるいは開口部はどんなものにしますか?軒と開口部の位置関係はどうしますか?通風はどうお考えですか?採光と涼しさ、それぞれを確保する上でどう妥協しますか?芝生なんてやめませんか?」などと尋ねれば、少しは「ユニークだ!」と見直してあげるのに。

コメント (4)
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