「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

トイレ考@七里ガ浜自宅(1) オトコの「座りションベン」

2009-07-11 04:04:45 | 内装・インテリア
ウェブ上で我が家のトイレ内覧会を行う。トイレの床はいわゆるクッション・フロアである。我が家の中で唯一、床にクッション・フロアを貼ったスペースがここだ。ご覧の通り非常にシンプルな便器である。トイレ内は居室と同じく腰壁にパイン材をあしらってある。便座に腰かけているとなかなか心が落ち着く。

今このブログをご覧の男性にお聞きしたいが(もしあなたが男性でないなら、お宅に生息する男性、あるいはお宅に生息していなくともお知り合いの男性は)、家のトイレで小便をするにあたり、どうやってなさるのだろうか。因みに私はオトコだが、必ず「座りションベン」の姿勢をとる。画像に見られるような標準的洋式便器においてオトコが立ったまま小便をするというのは、用を足す際のテクニカルな面において無理があり、衛生面においてもまったく不適当な行為であると私は考える。



その点については私の父(すでに他界)も私と同じ考えの持ち主であった。彼は大正生まれながら非常に合理的な考え方をし、自分の考えが誤りだと気づくと軌道修正も早いオトコであった。しかし私と彼が合意出来ないポイントもあった。オトコとしてのプライドが、彼に『座りションベン』をすることを許さなかったのである。

標準的洋式便器で立ったまま小用を足すことは不適当であると考えたが、「座りションベン」もしたくなかった彼は、彼が住んだ最後の家と最後から2番目の家の設計をする時に、男子小便専用のトイレを設けることを提案した。

その点私はロクにプライドなど持ちあわせておらず、一方彼よりも経済合理性を優先する性質を持っているので、男子小便専用トイレなどは設けようとはせずに、妻と同じ洋式トイレで、妻と同じ姿勢つまり「座りションベン」をしているのである。



いつまでも立ったまま、跳ねを飛ばして小用を済ませている野獣的男性には、是非「座りションベン」を勧めたい。立ったまま、あの妙に低い位置にある小さな洋式便器からわずかの滴も跳ね返らせることなく、かつこぼすこともなく、小用を足すのは至難の業である・・・と言うか不可能に近いことは男性ならだれもが認識しているはずである。然るにどうして世の多くの男性は立ったまま、あの低位に構えた洋式便器に向かって、いつまでも同じことを試みようとなさるのであろうか。それは誠に自分勝手であるばかりか、仮に毎回小用の都度その男性が自分でトイレ掃除をしていたとしても尚、不衛生であると私は断じる。

私の父のように男子小便専用トイレを持つなら別だが、そうでないトイレで立ったまま小用を足す男性諸君、一度座って小用を足す気楽さを覚えてみよ。それによりどんなに体が楽になり、トイレ内を清潔に保ちうることか。座りながら小用を足すことは、いろいろモノを考える時間が出来るに等しい。しかも密室。気をそらす物もない小さな空間は誠に心地良い。私などついついトイレに長居してしまう。「座りションベン」のすすめである。

参考記事(日本経済新聞WagaMagaより):
・・・男性が立って小用をすると、床全体に見えない「尿ハネ」が1日当たり約2300滴も飛び散る・・・「尿ハネ」のほとんどは直径2mm以下の細かい霧状で、肉眼では見えにくい。普段はまず気付かない・・・
コメント (6)
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