テレビ・ラジオで近々放送される予定の注目番組
今日!水曜夜7時から
[地デ] 7月29日(水) 19 : 00 ~ フジテレビ『FNS うたの夏まつり』
国立代々木競技場第一体育館で行なわれる大型音楽祭の生放送。乃木坂46出演。
フジテレビの番組公式サイト
今日!水曜深夜0時54分
[地デ] 7月29日(水) 24 : 54 ~ 25 : 24 日本テレビ『浜ちゃんが!』
永島聖羅と伊藤かりんが出演。制作局の読売テレビでは7/16(木)深夜にすでに放送。
読売テレビの番組公式サイト
[地デ] 7月31日(金) 24 : 30 ~ 日テレ『バズリズム』
バカリズムとマギーがMCを務める音楽情報番組。乃木坂は「おしゃベリズム」のコーナーに、ソロ活動の「Takamiy」こと高見沢俊彦と出演。スタジオライブがあるかどうかは不明。
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[地デ] 8月1日(土) 18 : 00 ~ 18 : 30 フジテレビ『MUSIC FAIR』
乃木坂46がTHE ALFEE とコラボ。
フジテレビの番組公式サイト
乃木坂出演番組をさらに知りたい方は、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組
8月3日付オリコン週間ランキングで、「太陽ノック」は60万9千枚の初登場1位と判明しました。
さらに、サウンドスキャンの数字も以下のように発表されています。
(表1) 12枚目「太陽ノック」発売第1週のCDセールス
オリコン第1週
60.9万枚 [1位]
サウンドスキャンTOP20第1週
4.3万枚 [1位] 初回限定盤 TypeA
3.7万枚 [3位] 初回限定盤 TypeB
3.6万枚 [4位] 初回限定盤 TypeC
----万枚 [圏外] 通常盤
# セブンイレブン(SE)限定盤はカウント対象外
「太陽ノック」に関しては、盤種を増やしたり、ライブ券を付けたりと、過去のシングルと少しスタイルを変えたので、オリコンとサウンドスキャンがどこまでカウントしてくれるかが話題となりました。
この問題を考えるとき、NMB48の「Don't look back!」が参考になります。
3月31日(火)に発売された11枚目シングルですが、店頭販売CDが6種類と個別握手券付きCD、いわゆる「劇場盤」CDが1種類の全7種類で、収録楽曲は計7曲。
さらに、店頭販売CDにはリリース日に大阪城ホールで行なわれライブ券が特典として付けられています。
オリコンは「Don't look back!」をシングルチャートに掲載し、7種類の売り上げをすべて合算した数字を示したようです。
また、サウンドスキャンでは、劇場盤CDはいつも通り対象外で、店頭販売CD6種類は発売週に、すべてシングルTOP20に名前が登場しています。
「太陽ノック」は店頭販売CD5種類と個別握手券付きCD1種類の全6種類計7曲なので、オリコンは、おそらく「Don't look back!」と同様に、6種類全部を合算していると思われます。
一方、サウンドスキャンでは、店頭販売CDの中、セブンイレブン限定盤だけが対象外となったようです。
「Don't look back!」において、ライブ券は問題にされていないので、サウンドスキャンがこの限定盤を除外した理由は、特典の内容ではなく、セブンイレブンという特定の店舗でしか買えないため「一般流通」しているCDと見なさなかったのだと思います。
となると、個別握手券付きCDを対象としないのも、握手券が問題というより、forTUNE music という特定サイトでしか買えないことが理由なのかもしれません。
通常盤はいつも通りの中味なので、TOP20に名前がないのは、単純に売り上げ枚数が少なかったからでしょう(笑)。
ところで、2012年5月2日(水)に発売された、指原莉乃のソロデビュー曲「それでも好きだよ」は、オリコンが劇場盤CDの売り上げを合算せず、話題となりました。
発売元である avex trax によると、対象外となった理由は、劇場盤に5曲入っていたからだそうで、オリコンの内部規定では、4曲以下でないとシングルと見なさないのだそうです。
もちろん、avex trax はその規定を知っていたのですが、収録5曲の一つ、松浦亜弥のオリジナルをカバーした「Yeah! めっちゃホリディ」は「ボーナストラック」であり、曲数に入らないと認識していたとのこと。
ちょっと分かりづらい主張ですが(笑)、そういったレコード会社とオリコンの考え方の違いによって、劇場盤CDの売り上げ1.2万枚は合算されず、「それでも好きだよ」初動は12.4万枚の初登場2位となっています。
ちなみに、乃木坂の2枚目「おいでシャンプー」は、「それでも好きだよ」と同日発売で、「同門対決」として注目を集めました。
まあ、注目を集めるために同日発売にしたのだけど、結果は、「おいでシャンプー」初動15.6万枚の1位で、乃木坂がさっしーに「勝って」います。
かりに劇場盤分が合算されても、「おいでシャンプー」が「それでも好きだよ」を上回っているとの指摘は、あまりに秋元康氏の思う壷なので、止めておきましょう(笑)。
「太陽ノック」のCD、どの盤種でも歌入り楽曲は3曲で、4曲以下に抑えられています。
ただ、特典DVDに収録されている、伊藤万理華「まりっか'17」、星野みなみ「お願いマイハート」、衛藤美彩「いたずらな片想い」などが、曲数に入るかどうかは、よく考えると微妙な部分があって、様々なスタイルのCDがリリースされる今の時代、案外、難しいですね、シングルとは何かを判断するのは。
さて、閑話休題で、(表1)の数字から、「太陽ノック」第1週売り上げは、次のように分析出来ます。
(表2) 「太陽ノック」第1週の店頭販売と個別握手会の推定売り上げ枚数
店頭販売第1週 : 16.0万枚
内訳
11.6万枚 初回限定盤 (SSより計算)
00.5万枚 通常盤 (初回盤合計の4%で推定)
04.0万枚 SE限定盤
特定販売第1週 : 44.9万枚
# 乃木坂の場合、特定販売はすべて個別握手会による売り上げ
通常盤がサウンドスキャンTOP20に入らず、SE限定盤の正確な売り上げ枚数も分からないので、ある程度の誤差を含んだ数字ですが、一応、初動60.9万枚は、店頭販売16.0万枚と個別握手会44.9万枚から成り立っていると推測されます。
では、過去のシングル初動と比べてみましょう。
(表3) 8枚目から12枚目までの第1週CDセールス
凡例
[シングル番号] CD発売日「タイトル」
オリコン第1週 {店頭販売第1週(特典イベント)+特定販売第1週(特典イベント)} / 現在のオリコン累計
# 売り上げはすべて万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。
#「全国3」は全国握手会3日、「個別6」は個別握手会6日の意。
#「全国*SEライブ3」は全国握手会とSEライブが同日同会場で3日行なわれることを示す。
[08] 2014/04/02「気づいたら片想い」
45.8 {11.8(全国3)+34.0(個別6)} / 54.7
[09] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
42.3 {11.0(全国3)+31.1(個別6)} / 52.7
[10] 2014/10/08「何度目の青空か?」
47.9 {11.7(全国1地方ライブ2)+36.2(個別7)} / 61.9
[11] 2014/03/18「命は美しい」
50.0 {15.0(全国3)+35.0(個別6)} / 61.8
[12] 2014/07/22「太陽ノック」
60.9 {16.0(全国*SEライブ3)+44.9(個別6)}
オリコン第1週の前作からの伸び
+10.9万枚
内訳
+0.9万枚 : 店頭販売分
+9.9万枚 : 個別握手会分
「太陽ノック」初動の60.9万枚は、前作「命は美しい」からなんと10.9万枚ものアップですが、その内訳は、店頭販売の伸びが0.9万枚、個別握手会の伸びが9.9万枚で、圧倒的に握手会の寄与が大きい。
セブンイレブンライブを特典とする限定盤を4万枚用意して、CDの盤種を従来の4種類から5種類に増やしたことによる店頭セールスの引き上げ効果は1万枚。
一方、個別握手会セールスは、発売日までの応募期間を長くして、オリコン初週に流し込む次数を、前作の8次分から11次分に増やし、万全の体制を敷いて10万枚の伸び。
その結果、11万枚の初動アップとなったわけです。
乃木坂の握手会人気、恐るべし、と心底言いたくなります(笑)。
次に、オリコン初動に算入された個別握手会分44.9万枚という値を、第11次応募終了時点完売状況からの推定値と比べてみます。
(表3) 11枚目と12枚目の個別握手会によるCDセールスの比較
凡例
完売部数/担当部数 (完売率) グループ名
売り上げ枚数
# 枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。
#「by 差(OC-SS)」が続くのはオリコン第1週から、サウンドスキャンを基に推測した店頭販売第1週全種類合計を引いて求めた枚数。
#「@」が続くのは完売状況からシミュレーション計算によって求めた枚数。「@」以降は、計算に使った「CD1枚に対する平均割り当て時間=完売1部の設定売り上げ枚数」。
# 具体的なシミュレーションの方法を知りたい方は、以下の記事をご参照下さい。
乃木坂の風 23Mar14 ~ 完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明(2)
乃木坂の風 22Mar14 ~ アレチの業務連絡、完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明
[12枚目第11次応募終了時点]
# オリコン初週算入分
459部/598部 (0.77) : 1期
056部/133部 (0.42) : 2期
515部/731部 (0.71) : 全体
売り上げ枚数
44.9万枚 by 差(OC-SS)
45.3万枚 @ 8.2秒=659枚
44.2万枚 @ 8.4秒=643枚
43.3万枚 @ 8.6秒=628枚
42.2万枚 @ 8.8秒=617枚
41.2万枚 @ 9.0秒=600枚
40.3万枚 @ 9.2秒=587枚
「太陽ノック」個別握手会におけるCD1枚への平均割り振り時間は、前作「命は美しい」第1週算入分を上手く説明出来る8.8秒より大きくなるのではないかと予想していましたが、蓋を開けてみると、上表のように、8.3秒くらいが妥当で、かえって小さくなっていました。
つまり、完売1部当たりの設定枚数が増えている様に見える。
まあ、12枚目個別握手会の応募を始めてみると、あまりに申し込みが好調で、運営が強気になって、設定枚数を引き上げたという理屈を考えることは出来ます(笑)。
ただ、確かに、高山一実、井上小百合、寺田蘭世など、担当が30部ではないメンバーに全完売が続出して、応募が殺到している印象はあります。
次の表は、11枚目と12枚目の個別握手会応募各次数における、推定売り上げ枚数の推移比較です。
(表4) 11枚目「命は美しい」と12枚目「太陽ノック」に関する、個別握手会応募受付の次数と推定売り上げ枚数の推移
凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {その時点での推定累計売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)
# 同次数を上が11枚目、下が12枚目の順に並べている。
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚目の平均割り振り時間を11枚目8.8秒、12枚目8.3秒として求めている。
# 推定売り上げ枚数が赤色の数字で示されているものは、それがオリコン初動に算入された可能性が高いことを示す。
# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入したもの
#「-16d」は、集計締め切り日の16日前という意味
[07次] {320/713, 32.6万枚} (2015/03/05~03/06, -16d) : 11枚目
[07次] {399/731, 39.7万枚} (2015/06/18~06/19, -37d) : 12枚目
[08次] {353/713, 34.8万枚} (2015/03/12~03/13, -09d)
[08次] {436/731, 41.7万枚} (2015/06/25~06/26, -30d)
[09次] {365/713, 35.5万枚} (2015/03/19~03/20, -02d)
[09次] {479/731, 43.5万枚} (2015/07/02~07/03, -23d)
[10次] {379/713, 36.3万枚} (2015/03/26~03/27, +05d)
[10次] {500/731, 44.2万枚} (2015/07/09~07/10, -16d)
[11次] {392/713, 37.0万枚} (2015/04/02~04/03, +12d)
[11次] {515/731, 44.7万枚} (2015/07/16~07/17, -09d)
第8次応募終了時点で比べると、「太陽ノック」個別握手会の売り上げ枚数は、「命は美しい」を7万枚上回り、その後、8次応募から11次応募へさらに3万枚を積み上げている。
この絶好調な売れ行きが、前作を10万枚も越える握手会セールスにつながったわけです。
ん~、ここまで来ると、畏怖の念すら覚えますね、もう(笑)。
しかし、店頭販売に関しては、SE限定盤を4万枚追加したにも関わらず、第1週は1万枚ほどアップしただけです。
コアファンの人数と「熱さ」が売り上げを決定する個別握手会は過去最高レベルの盛り上がりを見せたけど、よりライトなファンの動向が反映される店頭販売は、少なくとも今のところ、さほどヒートしている風ではない。
iTunes Store トップソングは、『MUSIC STATION』出演後の浮上はなく、結局、「太陽ノック」は最高5位に終わりそうで、現在は31位と急速に順位を下げています。
「命は美しい」「何度目の青空か?」はベスト3入りを果たしたので、ダウンロード数に関しては、前作、前々作ほどの勢いはない、ということになります。
「太陽ノック」MV は、再生数が100万回を越えましたが、「命は美しい」に比べると伸びが重たい。
乃木坂の表題曲MVは、CDセールスに比べて再生回数が少なく、フルバージョンの無料公開にも関わらず、1千万回を上回るのは「制服のマネキン」しかありません。
BABYMETALは「ギミチョコ」のライブビデオが3千万回を越え、「メギツネ」MV(Full ver.)は1千8百万回、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」MV(Full ver.)が9百万回など、多くの曲が高い再生回数を記録しています。
さらに、E-girlsは「ごめんなさいのKissing you」MV(Short ver.)の2千6百万回を筆頭に、「Highschool (ハート絵文字) love」MVが2千2百万回、「Mr.Snowman」MVが1千5百万回と、2千万回、1千万回を連発。
BABYMETALとE-girlsの場合は、楽曲関連ビデオの再生回数が1千万に迫ったり、上回るのが普通の光景になっています。
紅白歌合戦出場を巡る選考レースで、これらのグループと渡り合うためにも、乃木坂は表題曲MVの再生回数をもっと伸ばすことが重要で、前作「命は美しい」に及ばないレベルでは、「ヒット」の文字は見えてきません。
莫大なCDセールスはあくまで乃木坂の握手会人気を示すものであって、楽曲人気とはほとんど関係がない。
そして、乃木坂が一般に広く知れ渡るような、本当の人気グループになるためには、ダウンロード、有線、MV再生回数などで顕著な成果を見せるヒット曲が、絶対に必要だと思います。
楽曲人気を示すこれらの指標が、前作を下回りつつあるのが、「太陽ノック」の偽らざる現状で、60万枚を越える初動ながら、先行きは決して楽観出来ません。
乃木坂にもともと興味がなくとも、テレビでたまたまステージを観て、多くの人が惹き付けられるような音楽とパフォーマンスを、どうすれば生み出せるのか。
そろそろ真剣に考えるべきじゃないでしょうか。
さて、CDセールスの話はこの辺にして、出演した音楽番組のパフォーマンスについて四方山話を。
先週金曜に『MUSIC STATION』、日曜深夜は『MUSIC JAPAN』に出演して、乃木坂46は「太陽ノック」を披露しました。
いずれも人気のあるメジャーな音楽番組で、新曲キャンペーンがいよいよハイライトを迎えた感があります。
まずは、演奏時間を見ておきましょう。
(表5) 「太陽ノック」が披露された番組とその演奏時間
[凡例]
『コンサートや番組の名称』
演奏時間 = 「曲名」
放送された日付とメディア名
#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間。
#「3 : 56」は3分56秒を表す。
「太陽ノック」
2015年7月22日(水)発売の12枚目シングル表題曲
作詞:秋元康、作曲:黒須克彦、編曲:長田直之
[MV]
3 : 56 =「太陽ノック」
6月24日(水) YouTube公開
[CD]
3 : 56 =「太陽ノック」
7月22日(水)リリース
[テレビ放映された音楽番組]
『テレ東音楽祭(2)』
2 : 29 =「太陽ノック」
# 12th選抜 (橋本ポジ : 川村真洋)
6月24日(水) テレビ東京
『音楽の日』
2 : 28 =「太陽ノック」
# 12th選抜 (若月ポジ : 川村真洋, 優里ポジ : 伊藤かりん, 星野ポジ : 寺田蘭世, 万理華ポジ : 永島聖羅)
6月27日(土) TBS
『THE MUSIC DAY 音楽は太陽だ』
1 : 54 =「太陽ノック」
# 12th選抜 (若月ポジ : 川村真洋)
7月4日(土) 日テレ
『乃木坂46 SHOW!』第7弾
3 : 56 =「太陽ノック」
# 12th選抜 (若月ポジ : 川村真洋, 飛鳥ポジ : 寺田蘭世, 衛藤ポジ : 永島聖羅)
4 : 02 =「他の星から」(4 : 03 = CD)
# 6th選抜の一部 (西野七瀬 伊藤万理華 井上小百合 斉藤優里 桜井玲香 中田花奈 若月佑美)
7月11日(土) NHK BSプレミアム
『乃木坂工事中』
2 : 29 =「太陽ノック」
# 12th選抜 (若月ポジ : 川村真洋)
# 1 : 56 から演奏終了まで告知や提供スポンサーの画面を重ねて放映
7月12日(日)深夜 テレビ東京
『MUSIC STATION』
2 : 29 =「太陽ノック」
# 12th選抜 (井上ポジ : 中元日芽香)
7月24日(金) テレビ朝日
『MUSIC JAPAN』
2 : 29 =「太陽ノック」
# 12th選抜 (優里ポジ : 伊藤かりん)
7月26日(日)深夜 NHK総合
『MUSIC STATION』出演時のファッションは、MV後半の全体ダンスで着ていた紫色の衣装で、音楽番組のステージでは、おそらく初めてだと思います。
メンバーのビジュアルはピカイチなんだけど、パフォーマンスそのものは、相変わらず生歌比率の低い歌唱で、音楽的に物足りなさを感じました。
ただ、ライブ開始早々、ステージ右方向へ移動する橋本奈々未がマイクを放り投げる様に、盛大に床に落としたのには、シビレた(笑)。
私は、ななみんのこういった「大技」が結構好きで、見つける度に、「おおーー!、ななみ~ん!」とテンションが上がります。
手や脚の動きが揃ってないのは、全体ダンスのクオリティに響くので、きちっと決めて欲しいけど、橋本さん、そういう細かい部分はちゃんと出来ていて、上手いと思います、ダンスは(笑)。
そして、真剣なパフォーマンスの最中に、思いっきり立ち位置を間違えたり、マイクが飛んでいったりするのは、愛嬌というもので、むしろ可愛いです。
アイドルなのだから、ある程度の「やらかし」は個人的にはむしろウェルカムで、秋元真夏のコケ芸?もそうですが、皮肉ではなく、本当にステージが面白くなると思います。
曲後のトークでは、橋本さん、この日初出演だったロックバンド、キュウソネコカミを一昨日ライブに行ったほど好きで、共演の緊張から「手が震えている」と発言。
マイクパフォーマンスのさりげない自己フォローとも受け取れるあたり、後々のトークまで盛り上がるわけで(笑)、ななみん本人は毎度ショック受けているようですが、自分の個性と前向きに捉えて良いんじゃないでしょうか。
実際、ネットの声を読んでも、一生懸命にやっていることが伝わるからか、批判的というより、肯定的に捉えている人が多いような気がしますし。
『MUSIC JAPAN』は、千葉県船橋市での公開収録だったので、曲前トークで南房総市観光大使でもある高山一実が、「なのはな体操」なる不思議な県民体操を披露して、微妙なテイストで爪痕を残していました(笑)。
ところで、MCユースケサンタマリアとトーク場面に登場したのは、フロント5人と2列目かずみんに加え、3列目の松村沙友理と齋藤飛鳥の8人でした。
こういった抜擢も、運営がどのメンバーに注目しているかを知る、一つの手掛かりになる筈で、さゆりんとあしゅへの期待感は高そうで、二人の13th選抜入りは、やはり堅いのかなと、ふと考えてしまいました(笑)。
さらに言えば、『MUSIC STATION』のパフォーマンス、舞台で出演出来なかった井上小百合のポジションに入った中元日芽香は、13枚目で選抜入りする可能性が濃厚じゃないでしょうか。
アンダーセンターは、次の次のシングルで選抜入りするパターンが伊藤万理華、井上小百合と続いていて、13枚目はひめたんの順番である上、『らじらー SUNDAY』の隔週レギュラーとして、ばんばん人気を上げつつあり、今や、乃木坂とNHKを結ぶ一番太いパイプになっている。
しかも、乃木坂でトップクラスの歌唱力を持っているので、生歌ステージを要求されるかもしれない年末の歌謡祭には、ぜひとも選抜にいて欲しいメンバーと言えます。
また、ちょっと違う観点から話をすると、BABYMETALは9月10月に全国Zeppツアーを行い、12月に横浜アリーナ2Daysを予定しています。
明らかに、海外から国内に活動をシフトさせるようで、時期を考えると、紅白を狙っている節がある。
先日イギリスで賞を貰ったというニュースが流れましたが、BABYMETALの音楽的実績には素晴らしいものがあって、本人たちにその気があるなら、紅白出場の有力候補になるでしょう。
もしBABYMETAL と乃木坂46の両方が紅白出場となると、中元すず香と中元日芽香は、同一紅白への姉妹出演となって、この大晦日音楽祭を盛り上げる話題を提供することになる(笑)。
やや穿った見方だけど、視聴率を稼ぎたい紅白担当者が、こういった話題性に興味を示さないとも限らないわけで、そういう意味からも、ひめたんの13th選抜入りは期待大じゃないかと。
そうそう、あまり取り上げられてませんが、12枚目「太陽ノック」セブンイレブン限定盤のジャケット冊子裏は、なぜか中元日芽香のソロショットになってます。
さらに、冊子をめくって最初に表れるメンバーの写真ページには、堀未央奈、中元、北野日奈子のソロショットが並んでいて、ひめたんは真ん中に置かれている。
なぜにここまでひめたんをプッシュするのかというくらいの特別扱いで、これを見たとき、「やはり、秋の主役はひめたんなんじゃないか?」と直感しました。
まあ、私の「直感」は自分でも当てにしてないので(笑)、もちろんどうなるか分かりませんが、中元日芽香が乃木坂のパフォーマンスを引っ張ることを夢見ている者として、気分が盛り上がる要素ではあります。
『MUSIC JAPAN』の衣装は、紺色を基調にしたいつものデニムファッションで、ダンスはなかなか良かったですよ。
思うに、ステージが広いので、隣を気にせず、フリや移動をノビノビと行なえたんじゃないでしょうか。
フロント5人、2列目5人、3列目8人の大人数フォーメーションは、舞台が小さいと、人の溢れ返っている感が強くなって、全体ダンスが美しく見えないんですね。
『MUSIC STATION』では、このゴチャゴチャ感のために、かなり損をしていた気がします。
選抜入りさせたいメンバーが多い中、厳しい話ではあるけど、パフォーマンスのことを考えると、3-5-8の16人体制に戻した方が良いんじゃないかと思いました。
ところで、『MUSIC JAPAN』の演奏時間を調べていて、ちょっとナイスなことを発見してしまいました。
NHKの音楽番組で、乃木坂がどういう扱いを受けるかは、紅白出場を占う参考になるかもしれません。
で、実は、結構良かったんですね、待遇が。
(表6) 7月26日(日)深夜放送のNHKG『MUSIC JAPAN』の出演歌手と演奏時間
凡例
[出演順] 歌手名 (NHK紅白歌合戦への出場回数)
演奏時間 = 曲名
[1] ジャニーズWEST
1 : 47 =「バリ ハピ」
[2] SEKAI NO OWARI (1回)
1 : 59 =「ANTI-HERO」
[3] Dream Ami (2回 as E-girls)
2 : 06 =「ドレスを脱いだシンデレラ」
[4] May J. (1回)
1 : 53 =「Sparkel -輝きを信じて-」
[5] T. M. Revolution (5回)
2 : 37 =「DOUBLE-DEAL」
[6] 水樹奈々 (6回)
2 : 30 =「Exterminate」
[7] 奥華子
2 : 02 =「楔 -くさび-」
[8] 乃木坂46
2 : 29 =「太陽ノック」
『MUSIC JAPAN』に出演した8組は、演奏時間で見ると、大きく2分と2分半の二グループに分けられます。
そして、2分半のステージを貰ったのは、T. M. Revolution、水樹奈々、そして乃木坂46の3組だけでした。
T. M. Revolutionと水樹奈々は、近年、紅白出場の常連で、長い演奏時間を貰えるのは当然と言える面があるけど、乃木坂は、それと同格の扱いを受けていました。
もう出場確定でしょ(笑)。
『MUSIC JAPAN』での扱いと紅白出場が関係することを示す根拠はありません(笑)。
ただ、NHKの色んな番組で、乃木坂が注目されている雰囲気は感じます。
大河ドラマ『花燃ゆ』への出演は、それ自体がNHKへの「貢献」になるとは思えないけど、他の誰でもなく、まさに乃木坂46に白羽の矢を立てたのだから、グループに強い関心を持っているスタッフがいるのは間違いない。
紅白出場の選考レースは、事務所間の熾烈な枠取り合戦のようで、一筋縄ではいかないと思いますが、NHKの乃木坂に対する姿勢を見ていると、今、悪くない流れになっている気はします。
このブログでは、乃木坂の未来について、シビアな話をすることが少なくないので、たまには、こういう安心理論も、根拠薄弱ながら、良いんじゃないかと、敢えて指摘してみました(笑)。
乃木坂の紅白出場、まずはAKB48Gが枠数減となる2枠を飲むかどうかに掛かっていると思うけど、その辺はもう黙って見守るしかない。
「太陽ノック」初動60万越えは、ひょっとすると、プラスに働くかもしれないわけで、大河ドラマ出演とともに、安心理論に入れておきましょう(笑)。
最後に、AKB48グループ各「支店」の紅白出場選考において、評価の対象にされそうなシングルのCDセールスを載せておきます。
(表7) NMB48、SKE48、HKT48の最近のCDセールス動向
凡例
[シングル番号] 発売日「タイトル」
オリコン第1週 {サウンドスキャンによる店頭販売第1週 (特典イベント)+特定販売第1週(特典イベント)} / 現時点での累計
# 売り上げはすべて万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。
#「全国1」は全国握手会1日、「全国?」は未定、「個別7写メ3」は個別握手会6日写メ会3日の意。
#「全国?_5」は発売第1週時点で未定で、その後、5日と発表されたケース。
NMB48
[10] 2014/11/05「らしくない」
42.0 {7.6(全国1)+34.5(個別7写メ3)] / 49.9
[11] 2015/03/31「Don't look back!」
44.7 {12.6(全国?ライブ1)+32.1(個別9写メ4)} / 52.8
[12] 2015/07/15「ドリアン少年」
37.1 {8.1(全国?)+33.6(個別7写メ3)}
SKE48
[16] 2014/12/10「12月のカンガルー」
38.6 {8.8(全国?_5)+29.8(個別8)} / 45.3
[17] 2015/03/31「コケティッシュ渋滞中」
64.0 {8.9(全国3)+55.1(個別8MC)} / 69.5
# MC(ミュージックカード)による加算を除いた場合の売り上げ
36.5 {8.9(全国3)+27.6(個別8)}
[18] 2015/08/12「前のめり」
--- {---(全国?)+---(個別7)}
HKT48
[05] 2015/04/22「12秒」
27.8 {7.2(全国3)+20.6(個別6)} / 32.6
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// 乃木坂メンバーが出演する映画・舞台・テレビ番組
[地デ] 毎週金曜 24 : 12 ~ テレビ東京『初森ベマーズ』
乃木坂46が主要役を独占する初の連続「単独」ドラマ。
テレビ東京の番組公式サイト
[映画] 『アイズ』秋葉原アキバシアターで上映中
伊藤万理華の主演映画。原作は鈴木光司の短編ホラー小説集『アイズ』(2005)収録の『しるし』。鈴木氏は、『リング』『らせん』『仄暗い水の底から』などの原作者。
映画『アイズ』の公式サイト
映画『アイズ』予告編
秋葉原アキバシアターにおける特別追加上映の情報
舞台挨拶の情報
伊藤万理華の2015/07/06_11:42ブログ
映画『アイズ』予告編 主題歌Ver. teenAge dream / SuG
SuG「teenAge dream」のMV
[映画] 『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が全国ロードショー中
7月10日(金)からTOHOシネマズ新宿ほか各地の映画館
乃木坂による単独主演映画。7月10日(金)と11日(土)に全国でメンバー参加の舞台挨拶。
映画の公式サイト
舞台挨拶のスケジュール
[舞台] 【第二章】學蘭歌劇『帝一の國』-決戦のマイムマイム- が7月12日(日)から上演開始
東京公演 7月12日(日) ~ 20日(月祝) AiiA 2.5 Theater Tokyo
大阪公演 7月25日(土) ~ 26日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
井上小百合と樋口日奈がWキャストでヒロインを演じる舞台。
ネルケプランニングの『帝一の國』公式サイト
[映画] 『コープスパーティ』が8月1日(土)から全国ロードショー
シネリーブル池袋ほか各地の映画館
生駒里奈の初主演映画。7月23日(水)19 : 00より、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、舞台挨拶付きの完成披露試写会。
映画『コープスパーティ』の公式サイト
乃木坂公式サイトの試写会に関する記事
// 星野みなみの溢れる魅力
7月18日14:18 星野みなみ
乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える
乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」
乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組
# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています
今日!水曜夜7時から
[地デ] 7月29日(水) 19 : 00 ~ フジテレビ『FNS うたの夏まつり』
国立代々木競技場第一体育館で行なわれる大型音楽祭の生放送。乃木坂46出演。
フジテレビの番組公式サイト
今日!水曜深夜0時54分
[地デ] 7月29日(水) 24 : 54 ~ 25 : 24 日本テレビ『浜ちゃんが!』
永島聖羅と伊藤かりんが出演。制作局の読売テレビでは7/16(木)深夜にすでに放送。
読売テレビの番組公式サイト
[地デ] 7月31日(金) 24 : 30 ~ 日テレ『バズリズム』
バカリズムとマギーがMCを務める音楽情報番組。乃木坂は「おしゃベリズム」のコーナーに、ソロ活動の「Takamiy」こと高見沢俊彦と出演。スタジオライブがあるかどうかは不明。
日テレの番組公式サイト
[地デ] 8月1日(土) 18 : 00 ~ 18 : 30 フジテレビ『MUSIC FAIR』
乃木坂46がTHE ALFEE とコラボ。
フジテレビの番組公式サイト
乃木坂出演番組をさらに知りたい方は、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組
8月3日付オリコン週間ランキングで、「太陽ノック」は60万9千枚の初登場1位と判明しました。
さらに、サウンドスキャンの数字も以下のように発表されています。
(表1) 12枚目「太陽ノック」発売第1週のCDセールス
オリコン第1週
60.9万枚 [1位]
サウンドスキャンTOP20第1週
4.3万枚 [1位] 初回限定盤 TypeA
3.7万枚 [3位] 初回限定盤 TypeB
3.6万枚 [4位] 初回限定盤 TypeC
----万枚 [圏外] 通常盤
# セブンイレブン(SE)限定盤はカウント対象外
「太陽ノック」に関しては、盤種を増やしたり、ライブ券を付けたりと、過去のシングルと少しスタイルを変えたので、オリコンとサウンドスキャンがどこまでカウントしてくれるかが話題となりました。
この問題を考えるとき、NMB48の「Don't look back!」が参考になります。
3月31日(火)に発売された11枚目シングルですが、店頭販売CDが6種類と個別握手券付きCD、いわゆる「劇場盤」CDが1種類の全7種類で、収録楽曲は計7曲。
さらに、店頭販売CDにはリリース日に大阪城ホールで行なわれライブ券が特典として付けられています。
オリコンは「Don't look back!」をシングルチャートに掲載し、7種類の売り上げをすべて合算した数字を示したようです。
また、サウンドスキャンでは、劇場盤CDはいつも通り対象外で、店頭販売CD6種類は発売週に、すべてシングルTOP20に名前が登場しています。
「太陽ノック」は店頭販売CD5種類と個別握手券付きCD1種類の全6種類計7曲なので、オリコンは、おそらく「Don't look back!」と同様に、6種類全部を合算していると思われます。
一方、サウンドスキャンでは、店頭販売CDの中、セブンイレブン限定盤だけが対象外となったようです。
「Don't look back!」において、ライブ券は問題にされていないので、サウンドスキャンがこの限定盤を除外した理由は、特典の内容ではなく、セブンイレブンという特定の店舗でしか買えないため「一般流通」しているCDと見なさなかったのだと思います。
となると、個別握手券付きCDを対象としないのも、握手券が問題というより、forTUNE music という特定サイトでしか買えないことが理由なのかもしれません。
通常盤はいつも通りの中味なので、TOP20に名前がないのは、単純に売り上げ枚数が少なかったからでしょう(笑)。
ところで、2012年5月2日(水)に発売された、指原莉乃のソロデビュー曲「それでも好きだよ」は、オリコンが劇場盤CDの売り上げを合算せず、話題となりました。
発売元である avex trax によると、対象外となった理由は、劇場盤に5曲入っていたからだそうで、オリコンの内部規定では、4曲以下でないとシングルと見なさないのだそうです。
もちろん、avex trax はその規定を知っていたのですが、収録5曲の一つ、松浦亜弥のオリジナルをカバーした「Yeah! めっちゃホリディ」は「ボーナストラック」であり、曲数に入らないと認識していたとのこと。
ちょっと分かりづらい主張ですが(笑)、そういったレコード会社とオリコンの考え方の違いによって、劇場盤CDの売り上げ1.2万枚は合算されず、「それでも好きだよ」初動は12.4万枚の初登場2位となっています。
ちなみに、乃木坂の2枚目「おいでシャンプー」は、「それでも好きだよ」と同日発売で、「同門対決」として注目を集めました。
まあ、注目を集めるために同日発売にしたのだけど、結果は、「おいでシャンプー」初動15.6万枚の1位で、乃木坂がさっしーに「勝って」います。
かりに劇場盤分が合算されても、「おいでシャンプー」が「それでも好きだよ」を上回っているとの指摘は、あまりに秋元康氏の思う壷なので、止めておきましょう(笑)。
「太陽ノック」のCD、どの盤種でも歌入り楽曲は3曲で、4曲以下に抑えられています。
ただ、特典DVDに収録されている、伊藤万理華「まりっか'17」、星野みなみ「お願いマイハート」、衛藤美彩「いたずらな片想い」などが、曲数に入るかどうかは、よく考えると微妙な部分があって、様々なスタイルのCDがリリースされる今の時代、案外、難しいですね、シングルとは何かを判断するのは。
さて、閑話休題で、(表1)の数字から、「太陽ノック」第1週売り上げは、次のように分析出来ます。
(表2) 「太陽ノック」第1週の店頭販売と個別握手会の推定売り上げ枚数
店頭販売第1週 : 16.0万枚
内訳
11.6万枚 初回限定盤 (SSより計算)
00.5万枚 通常盤 (初回盤合計の4%で推定)
04.0万枚 SE限定盤
特定販売第1週 : 44.9万枚
# 乃木坂の場合、特定販売はすべて個別握手会による売り上げ
通常盤がサウンドスキャンTOP20に入らず、SE限定盤の正確な売り上げ枚数も分からないので、ある程度の誤差を含んだ数字ですが、一応、初動60.9万枚は、店頭販売16.0万枚と個別握手会44.9万枚から成り立っていると推測されます。
では、過去のシングル初動と比べてみましょう。
(表3) 8枚目から12枚目までの第1週CDセールス
凡例
[シングル番号] CD発売日「タイトル」
オリコン第1週 {店頭販売第1週(特典イベント)+特定販売第1週(特典イベント)} / 現在のオリコン累計
# 売り上げはすべて万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。
#「全国3」は全国握手会3日、「個別6」は個別握手会6日の意。
#「全国*SEライブ3」は全国握手会とSEライブが同日同会場で3日行なわれることを示す。
[08] 2014/04/02「気づいたら片想い」
45.8 {11.8(全国3)+34.0(個別6)} / 54.7
[09] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
42.3 {11.0(全国3)+31.1(個別6)} / 52.7
[10] 2014/10/08「何度目の青空か?」
47.9 {11.7(全国1地方ライブ2)+36.2(個別7)} / 61.9
[11] 2014/03/18「命は美しい」
50.0 {15.0(全国3)+35.0(個別6)} / 61.8
[12] 2014/07/22「太陽ノック」
60.9 {16.0(全国*SEライブ3)+44.9(個別6)}
オリコン第1週の前作からの伸び
+10.9万枚
内訳
+0.9万枚 : 店頭販売分
+9.9万枚 : 個別握手会分
「太陽ノック」初動の60.9万枚は、前作「命は美しい」からなんと10.9万枚ものアップですが、その内訳は、店頭販売の伸びが0.9万枚、個別握手会の伸びが9.9万枚で、圧倒的に握手会の寄与が大きい。
セブンイレブンライブを特典とする限定盤を4万枚用意して、CDの盤種を従来の4種類から5種類に増やしたことによる店頭セールスの引き上げ効果は1万枚。
一方、個別握手会セールスは、発売日までの応募期間を長くして、オリコン初週に流し込む次数を、前作の8次分から11次分に増やし、万全の体制を敷いて10万枚の伸び。
その結果、11万枚の初動アップとなったわけです。
乃木坂の握手会人気、恐るべし、と心底言いたくなります(笑)。
次に、オリコン初動に算入された個別握手会分44.9万枚という値を、第11次応募終了時点完売状況からの推定値と比べてみます。
(表3) 11枚目と12枚目の個別握手会によるCDセールスの比較
凡例
完売部数/担当部数 (完売率) グループ名
売り上げ枚数
# 枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。
#「by 差(OC-SS)」が続くのはオリコン第1週から、サウンドスキャンを基に推測した店頭販売第1週全種類合計を引いて求めた枚数。
#「@」が続くのは完売状況からシミュレーション計算によって求めた枚数。「@」以降は、計算に使った「CD1枚に対する平均割り当て時間=完売1部の設定売り上げ枚数」。
# 具体的なシミュレーションの方法を知りたい方は、以下の記事をご参照下さい。
乃木坂の風 23Mar14 ~ 完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明(2)
乃木坂の風 22Mar14 ~ アレチの業務連絡、完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明
[12枚目第11次応募終了時点]
# オリコン初週算入分
459部/598部 (0.77) : 1期
056部/133部 (0.42) : 2期
515部/731部 (0.71) : 全体
売り上げ枚数
44.9万枚 by 差(OC-SS)
45.3万枚 @ 8.2秒=659枚
44.2万枚 @ 8.4秒=643枚
43.3万枚 @ 8.6秒=628枚
42.2万枚 @ 8.8秒=617枚
41.2万枚 @ 9.0秒=600枚
40.3万枚 @ 9.2秒=587枚
「太陽ノック」個別握手会におけるCD1枚への平均割り振り時間は、前作「命は美しい」第1週算入分を上手く説明出来る8.8秒より大きくなるのではないかと予想していましたが、蓋を開けてみると、上表のように、8.3秒くらいが妥当で、かえって小さくなっていました。
つまり、完売1部当たりの設定枚数が増えている様に見える。
まあ、12枚目個別握手会の応募を始めてみると、あまりに申し込みが好調で、運営が強気になって、設定枚数を引き上げたという理屈を考えることは出来ます(笑)。
ただ、確かに、高山一実、井上小百合、寺田蘭世など、担当が30部ではないメンバーに全完売が続出して、応募が殺到している印象はあります。
次の表は、11枚目と12枚目の個別握手会応募各次数における、推定売り上げ枚数の推移比較です。
(表4) 11枚目「命は美しい」と12枚目「太陽ノック」に関する、個別握手会応募受付の次数と推定売り上げ枚数の推移
凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {その時点での推定累計売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)
# 同次数を上が11枚目、下が12枚目の順に並べている。
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚目の平均割り振り時間を11枚目8.8秒、12枚目8.3秒として求めている。
# 推定売り上げ枚数が赤色の数字で示されているものは、それがオリコン初動に算入された可能性が高いことを示す。
# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入したもの
#「-16d」は、集計締め切り日の16日前という意味
[07次] {320/713, 32.6万枚} (2015/03/05~03/06, -16d) : 11枚目
[07次] {399/731, 39.7万枚} (2015/06/18~06/19, -37d) : 12枚目
[08次] {353/713, 34.8万枚} (2015/03/12~03/13, -09d)
[08次] {436/731, 41.7万枚} (2015/06/25~06/26, -30d)
[09次] {365/713, 35.5万枚} (2015/03/19~03/20, -02d)
[09次] {479/731, 43.5万枚} (2015/07/02~07/03, -23d)
[10次] {379/713, 36.3万枚} (2015/03/26~03/27, +05d)
[10次] {500/731, 44.2万枚} (2015/07/09~07/10, -16d)
[11次] {392/713, 37.0万枚} (2015/04/02~04/03, +12d)
[11次] {515/731, 44.7万枚} (2015/07/16~07/17, -09d)
第8次応募終了時点で比べると、「太陽ノック」個別握手会の売り上げ枚数は、「命は美しい」を7万枚上回り、その後、8次応募から11次応募へさらに3万枚を積み上げている。
この絶好調な売れ行きが、前作を10万枚も越える握手会セールスにつながったわけです。
ん~、ここまで来ると、畏怖の念すら覚えますね、もう(笑)。
しかし、店頭販売に関しては、SE限定盤を4万枚追加したにも関わらず、第1週は1万枚ほどアップしただけです。
コアファンの人数と「熱さ」が売り上げを決定する個別握手会は過去最高レベルの盛り上がりを見せたけど、よりライトなファンの動向が反映される店頭販売は、少なくとも今のところ、さほどヒートしている風ではない。
iTunes Store トップソングは、『MUSIC STATION』出演後の浮上はなく、結局、「太陽ノック」は最高5位に終わりそうで、現在は31位と急速に順位を下げています。
「命は美しい」「何度目の青空か?」はベスト3入りを果たしたので、ダウンロード数に関しては、前作、前々作ほどの勢いはない、ということになります。
「太陽ノック」MV は、再生数が100万回を越えましたが、「命は美しい」に比べると伸びが重たい。
乃木坂の表題曲MVは、CDセールスに比べて再生回数が少なく、フルバージョンの無料公開にも関わらず、1千万回を上回るのは「制服のマネキン」しかありません。
BABYMETALは「ギミチョコ」のライブビデオが3千万回を越え、「メギツネ」MV(Full ver.)は1千8百万回、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」MV(Full ver.)が9百万回など、多くの曲が高い再生回数を記録しています。
さらに、E-girlsは「ごめんなさいのKissing you」MV(Short ver.)の2千6百万回を筆頭に、「Highschool (ハート絵文字) love」MVが2千2百万回、「Mr.Snowman」MVが1千5百万回と、2千万回、1千万回を連発。
BABYMETALとE-girlsの場合は、楽曲関連ビデオの再生回数が1千万に迫ったり、上回るのが普通の光景になっています。
紅白歌合戦出場を巡る選考レースで、これらのグループと渡り合うためにも、乃木坂は表題曲MVの再生回数をもっと伸ばすことが重要で、前作「命は美しい」に及ばないレベルでは、「ヒット」の文字は見えてきません。
莫大なCDセールスはあくまで乃木坂の握手会人気を示すものであって、楽曲人気とはほとんど関係がない。
そして、乃木坂が一般に広く知れ渡るような、本当の人気グループになるためには、ダウンロード、有線、MV再生回数などで顕著な成果を見せるヒット曲が、絶対に必要だと思います。
楽曲人気を示すこれらの指標が、前作を下回りつつあるのが、「太陽ノック」の偽らざる現状で、60万枚を越える初動ながら、先行きは決して楽観出来ません。
乃木坂にもともと興味がなくとも、テレビでたまたまステージを観て、多くの人が惹き付けられるような音楽とパフォーマンスを、どうすれば生み出せるのか。
そろそろ真剣に考えるべきじゃないでしょうか。
さて、CDセールスの話はこの辺にして、出演した音楽番組のパフォーマンスについて四方山話を。
先週金曜に『MUSIC STATION』、日曜深夜は『MUSIC JAPAN』に出演して、乃木坂46は「太陽ノック」を披露しました。
いずれも人気のあるメジャーな音楽番組で、新曲キャンペーンがいよいよハイライトを迎えた感があります。
まずは、演奏時間を見ておきましょう。
(表5) 「太陽ノック」が披露された番組とその演奏時間
[凡例]
『コンサートや番組の名称』
演奏時間 = 「曲名」
放送された日付とメディア名
#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間。
#「3 : 56」は3分56秒を表す。
「太陽ノック」
2015年7月22日(水)発売の12枚目シングル表題曲
作詞:秋元康、作曲:黒須克彦、編曲:長田直之
[MV]
3 : 56 =「太陽ノック」
6月24日(水) YouTube公開
[CD]
3 : 56 =「太陽ノック」
7月22日(水)リリース
[テレビ放映された音楽番組]
『テレ東音楽祭(2)』
2 : 29 =「太陽ノック」
# 12th選抜 (橋本ポジ : 川村真洋)
6月24日(水) テレビ東京
『音楽の日』
2 : 28 =「太陽ノック」
# 12th選抜 (若月ポジ : 川村真洋, 優里ポジ : 伊藤かりん, 星野ポジ : 寺田蘭世, 万理華ポジ : 永島聖羅)
6月27日(土) TBS
『THE MUSIC DAY 音楽は太陽だ』
1 : 54 =「太陽ノック」
# 12th選抜 (若月ポジ : 川村真洋)
7月4日(土) 日テレ
『乃木坂46 SHOW!』第7弾
3 : 56 =「太陽ノック」
# 12th選抜 (若月ポジ : 川村真洋, 飛鳥ポジ : 寺田蘭世, 衛藤ポジ : 永島聖羅)
4 : 02 =「他の星から」(4 : 03 = CD)
# 6th選抜の一部 (西野七瀬 伊藤万理華 井上小百合 斉藤優里 桜井玲香 中田花奈 若月佑美)
7月11日(土) NHK BSプレミアム
『乃木坂工事中』
2 : 29 =「太陽ノック」
# 12th選抜 (若月ポジ : 川村真洋)
# 1 : 56 から演奏終了まで告知や提供スポンサーの画面を重ねて放映
7月12日(日)深夜 テレビ東京
『MUSIC STATION』
2 : 29 =「太陽ノック」
# 12th選抜 (井上ポジ : 中元日芽香)
7月24日(金) テレビ朝日
『MUSIC JAPAN』
2 : 29 =「太陽ノック」
# 12th選抜 (優里ポジ : 伊藤かりん)
7月26日(日)深夜 NHK総合
『MUSIC STATION』出演時のファッションは、MV後半の全体ダンスで着ていた紫色の衣装で、音楽番組のステージでは、おそらく初めてだと思います。
メンバーのビジュアルはピカイチなんだけど、パフォーマンスそのものは、相変わらず生歌比率の低い歌唱で、音楽的に物足りなさを感じました。
ただ、ライブ開始早々、ステージ右方向へ移動する橋本奈々未がマイクを放り投げる様に、盛大に床に落としたのには、シビレた(笑)。
私は、ななみんのこういった「大技」が結構好きで、見つける度に、「おおーー!、ななみ~ん!」とテンションが上がります。
手や脚の動きが揃ってないのは、全体ダンスのクオリティに響くので、きちっと決めて欲しいけど、橋本さん、そういう細かい部分はちゃんと出来ていて、上手いと思います、ダンスは(笑)。
そして、真剣なパフォーマンスの最中に、思いっきり立ち位置を間違えたり、マイクが飛んでいったりするのは、愛嬌というもので、むしろ可愛いです。
アイドルなのだから、ある程度の「やらかし」は個人的にはむしろウェルカムで、秋元真夏のコケ芸?もそうですが、皮肉ではなく、本当にステージが面白くなると思います。
曲後のトークでは、橋本さん、この日初出演だったロックバンド、キュウソネコカミを一昨日ライブに行ったほど好きで、共演の緊張から「手が震えている」と発言。
マイクパフォーマンスのさりげない自己フォローとも受け取れるあたり、後々のトークまで盛り上がるわけで(笑)、ななみん本人は毎度ショック受けているようですが、自分の個性と前向きに捉えて良いんじゃないでしょうか。
実際、ネットの声を読んでも、一生懸命にやっていることが伝わるからか、批判的というより、肯定的に捉えている人が多いような気がしますし。
『MUSIC JAPAN』は、千葉県船橋市での公開収録だったので、曲前トークで南房総市観光大使でもある高山一実が、「なのはな体操」なる不思議な県民体操を披露して、微妙なテイストで爪痕を残していました(笑)。
ところで、MCユースケサンタマリアとトーク場面に登場したのは、フロント5人と2列目かずみんに加え、3列目の松村沙友理と齋藤飛鳥の8人でした。
こういった抜擢も、運営がどのメンバーに注目しているかを知る、一つの手掛かりになる筈で、さゆりんとあしゅへの期待感は高そうで、二人の13th選抜入りは、やはり堅いのかなと、ふと考えてしまいました(笑)。
さらに言えば、『MUSIC STATION』のパフォーマンス、舞台で出演出来なかった井上小百合のポジションに入った中元日芽香は、13枚目で選抜入りする可能性が濃厚じゃないでしょうか。
アンダーセンターは、次の次のシングルで選抜入りするパターンが伊藤万理華、井上小百合と続いていて、13枚目はひめたんの順番である上、『らじらー SUNDAY』の隔週レギュラーとして、ばんばん人気を上げつつあり、今や、乃木坂とNHKを結ぶ一番太いパイプになっている。
しかも、乃木坂でトップクラスの歌唱力を持っているので、生歌ステージを要求されるかもしれない年末の歌謡祭には、ぜひとも選抜にいて欲しいメンバーと言えます。
また、ちょっと違う観点から話をすると、BABYMETALは9月10月に全国Zeppツアーを行い、12月に横浜アリーナ2Daysを予定しています。
明らかに、海外から国内に活動をシフトさせるようで、時期を考えると、紅白を狙っている節がある。
先日イギリスで賞を貰ったというニュースが流れましたが、BABYMETALの音楽的実績には素晴らしいものがあって、本人たちにその気があるなら、紅白出場の有力候補になるでしょう。
もしBABYMETAL と乃木坂46の両方が紅白出場となると、中元すず香と中元日芽香は、同一紅白への姉妹出演となって、この大晦日音楽祭を盛り上げる話題を提供することになる(笑)。
やや穿った見方だけど、視聴率を稼ぎたい紅白担当者が、こういった話題性に興味を示さないとも限らないわけで、そういう意味からも、ひめたんの13th選抜入りは期待大じゃないかと。
そうそう、あまり取り上げられてませんが、12枚目「太陽ノック」セブンイレブン限定盤のジャケット冊子裏は、なぜか中元日芽香のソロショットになってます。
さらに、冊子をめくって最初に表れるメンバーの写真ページには、堀未央奈、中元、北野日奈子のソロショットが並んでいて、ひめたんは真ん中に置かれている。
なぜにここまでひめたんをプッシュするのかというくらいの特別扱いで、これを見たとき、「やはり、秋の主役はひめたんなんじゃないか?」と直感しました。
まあ、私の「直感」は自分でも当てにしてないので(笑)、もちろんどうなるか分かりませんが、中元日芽香が乃木坂のパフォーマンスを引っ張ることを夢見ている者として、気分が盛り上がる要素ではあります。
『MUSIC JAPAN』の衣装は、紺色を基調にしたいつものデニムファッションで、ダンスはなかなか良かったですよ。
思うに、ステージが広いので、隣を気にせず、フリや移動をノビノビと行なえたんじゃないでしょうか。
フロント5人、2列目5人、3列目8人の大人数フォーメーションは、舞台が小さいと、人の溢れ返っている感が強くなって、全体ダンスが美しく見えないんですね。
『MUSIC STATION』では、このゴチャゴチャ感のために、かなり損をしていた気がします。
選抜入りさせたいメンバーが多い中、厳しい話ではあるけど、パフォーマンスのことを考えると、3-5-8の16人体制に戻した方が良いんじゃないかと思いました。
ところで、『MUSIC JAPAN』の演奏時間を調べていて、ちょっとナイスなことを発見してしまいました。
NHKの音楽番組で、乃木坂がどういう扱いを受けるかは、紅白出場を占う参考になるかもしれません。
で、実は、結構良かったんですね、待遇が。
(表6) 7月26日(日)深夜放送のNHKG『MUSIC JAPAN』の出演歌手と演奏時間
凡例
[出演順] 歌手名 (NHK紅白歌合戦への出場回数)
演奏時間 = 曲名
[1] ジャニーズWEST
1 : 47 =「バリ ハピ」
[2] SEKAI NO OWARI (1回)
1 : 59 =「ANTI-HERO」
[3] Dream Ami (2回 as E-girls)
2 : 06 =「ドレスを脱いだシンデレラ」
[4] May J. (1回)
1 : 53 =「Sparkel -輝きを信じて-」
[5] T. M. Revolution (5回)
2 : 37 =「DOUBLE-DEAL」
[6] 水樹奈々 (6回)
2 : 30 =「Exterminate」
[7] 奥華子
2 : 02 =「楔 -くさび-」
[8] 乃木坂46
2 : 29 =「太陽ノック」
『MUSIC JAPAN』に出演した8組は、演奏時間で見ると、大きく2分と2分半の二グループに分けられます。
そして、2分半のステージを貰ったのは、T. M. Revolution、水樹奈々、そして乃木坂46の3組だけでした。
T. M. Revolutionと水樹奈々は、近年、紅白出場の常連で、長い演奏時間を貰えるのは当然と言える面があるけど、乃木坂は、それと同格の扱いを受けていました。
もう出場確定でしょ(笑)。
『MUSIC JAPAN』での扱いと紅白出場が関係することを示す根拠はありません(笑)。
ただ、NHKの色んな番組で、乃木坂が注目されている雰囲気は感じます。
大河ドラマ『花燃ゆ』への出演は、それ自体がNHKへの「貢献」になるとは思えないけど、他の誰でもなく、まさに乃木坂46に白羽の矢を立てたのだから、グループに強い関心を持っているスタッフがいるのは間違いない。
紅白出場の選考レースは、事務所間の熾烈な枠取り合戦のようで、一筋縄ではいかないと思いますが、NHKの乃木坂に対する姿勢を見ていると、今、悪くない流れになっている気はします。
このブログでは、乃木坂の未来について、シビアな話をすることが少なくないので、たまには、こういう安心理論も、根拠薄弱ながら、良いんじゃないかと、敢えて指摘してみました(笑)。
乃木坂の紅白出場、まずはAKB48Gが枠数減となる2枠を飲むかどうかに掛かっていると思うけど、その辺はもう黙って見守るしかない。
「太陽ノック」初動60万越えは、ひょっとすると、プラスに働くかもしれないわけで、大河ドラマ出演とともに、安心理論に入れておきましょう(笑)。
最後に、AKB48グループ各「支店」の紅白出場選考において、評価の対象にされそうなシングルのCDセールスを載せておきます。
(表7) NMB48、SKE48、HKT48の最近のCDセールス動向
凡例
[シングル番号] 発売日「タイトル」
オリコン第1週 {サウンドスキャンによる店頭販売第1週 (特典イベント)+特定販売第1週(特典イベント)} / 現時点での累計
# 売り上げはすべて万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入。
#「全国1」は全国握手会1日、「全国?」は未定、「個別7写メ3」は個別握手会6日写メ会3日の意。
#「全国?_5」は発売第1週時点で未定で、その後、5日と発表されたケース。
NMB48
[10] 2014/11/05「らしくない」
42.0 {7.6(全国1)+34.5(個別7写メ3)] / 49.9
[11] 2015/03/31「Don't look back!」
44.7 {12.6(全国?ライブ1)+32.1(個別9写メ4)} / 52.8
[12] 2015/07/15「ドリアン少年」
37.1 {8.1(全国?)+33.6(個別7写メ3)}
SKE48
[16] 2014/12/10「12月のカンガルー」
38.6 {8.8(全国?_5)+29.8(個別8)} / 45.3
[17] 2015/03/31「コケティッシュ渋滞中」
64.0 {8.9(全国3)+55.1(個別8MC)} / 69.5
# MC(ミュージックカード)による加算を除いた場合の売り上げ
36.5 {8.9(全国3)+27.6(個別8)}
[18] 2015/08/12「前のめり」
--- {---(全国?)+---(個別7)}
HKT48
[05] 2015/04/22「12秒」
27.8 {7.2(全国3)+20.6(個別6)} / 32.6
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// 乃木坂メンバーが出演する映画・舞台・テレビ番組
[地デ] 毎週金曜 24 : 12 ~ テレビ東京『初森ベマーズ』
乃木坂46が主要役を独占する初の連続「単独」ドラマ。
テレビ東京の番組公式サイト
[映画] 『アイズ』秋葉原アキバシアターで上映中
伊藤万理華の主演映画。原作は鈴木光司の短編ホラー小説集『アイズ』(2005)収録の『しるし』。鈴木氏は、『リング』『らせん』『仄暗い水の底から』などの原作者。
映画『アイズ』の公式サイト
映画『アイズ』予告編
秋葉原アキバシアターにおける特別追加上映の情報
舞台挨拶の情報
伊藤万理華の2015/07/06_11:42ブログ
映画『アイズ』予告編 主題歌Ver. teenAge dream / SuG
SuG「teenAge dream」のMV
[映画] 『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が全国ロードショー中
7月10日(金)からTOHOシネマズ新宿ほか各地の映画館
乃木坂による単独主演映画。7月10日(金)と11日(土)に全国でメンバー参加の舞台挨拶。
映画の公式サイト
舞台挨拶のスケジュール
[舞台] 【第二章】學蘭歌劇『帝一の國』-決戦のマイムマイム- が7月12日(日)から上演開始
東京公演 7月12日(日) ~ 20日(月祝) AiiA 2.5 Theater Tokyo
大阪公演 7月25日(土) ~ 26日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
井上小百合と樋口日奈がWキャストでヒロインを演じる舞台。
ネルケプランニングの『帝一の國』公式サイト
[映画] 『コープスパーティ』が8月1日(土)から全国ロードショー
シネリーブル池袋ほか各地の映画館
生駒里奈の初主演映画。7月23日(水)19 : 00より、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、舞台挨拶付きの完成披露試写会。
映画『コープスパーティ』の公式サイト
乃木坂公式サイトの試写会に関する記事
// 星野みなみの溢れる魅力
7月18日14:18 星野みなみ
乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える
乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」
乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる
さらに詳しく
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー
// 特集ページ
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック
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