ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

12枚目第5次後分析、個別握手セールス推定32万枚、第1週40万枚に迫る勢いで初動前作越え濃厚 [12Jun15]

2015-06-12 20:30:00 | 芸能
乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組

[映画] 全国ロードーショー中
6月6日(土)から イオンシネマ板橋ほか各地の映画館 『アイズ』
伊藤万理華の主演映画。原作は鈴木光司の短編ホラー小説集『アイズ』(2005)収録の『しるし』。鈴木氏は、『リング』『らせん』『仄暗い水の底から』などの原作者。
映画『アイズ』の公式サイト

上記以外の乃木坂出演番組については、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組



伊藤万理華主演の『アイズ』、アジアを中心に海外から多数の上映オファーが来ているそうで、凄いですね。

公開初日に、イオンシネマ板橋の昼公演を観に行ったとき、福田陽平監督が開口一番、「満員ですね、もっと会場が小さければ」と、軽いジョークを飛ばしてましたが(笑)、明日からの舞台挨拶付き上映は、次々とチケットが完売しているようで、1週間経って、人気に勢いが出てきた感があります。

観た人の感想ツイートや映画サイトのレビューコメントが軒並み高評価で、さらに、福田陽平監督や出演俳優の皆さんが、ネット、街頭、映画館、握手会とあらゆる機会を捉えて、積極的に宣伝されていて、効果が徐々に出ているのだと思います。

当ブログの6月7日付け記事『伊藤万理華の絶賛に値する女優第1歩、映画『アイズ』は家族の愛と狂気を描いたサスペンスホラー [07Jun15]』も、福田監督がツイートをお気に入り登録して下さって、ありがとうございます。

自分が観て面白かった映画の感想に、監督さんが反応してくれると、作品がより身近に感じられて、嬉しいものですね(笑)。


主演アイドルのファンが、甘~い「推し」目線で観て(笑)、映画の評価を吊り上げているという声をちらほら見かけます。

しかし、少なくとも、私は、握手会に行くような万理華ファンではないけど、『アイズ』は面白い作品だと感じたし、多くの人が高い評価をしても、不思議ではない映画だと思います。

映画館にわざわざ足を運んで、2千円近く払って90分以上も観る作品ですから、いくら乃木坂や伊藤万理華が好きでも、満足しなければ、厳しい点を付けて、辛口のことを書くでしょう。

乃木坂ファン、とくにコアな層は、それぞれのメンバーを「推す」セクションの集合体という側面があって、生駒里奈の総選挙参加が典型例だったけど、メンバーの仕事を、どんなものでも、異口同音に評価するほど一枚岩というわけではない。

実際、乃木坂メンバーが出演したドラマ、映画、舞台などで、見終わった後、ここまで多くの人が、作品を褒めるのは、ほとんど初めて見る光景です。

しかも、海外の映画ディーラーで、興味を示している人が多数いるわけで、つまらない作品を主演アイドルのファンが力任せに持ち上げているのとは、状況が全然違います。


伊藤万理華の演技力は、以前からファンだけでなく、柳沢翔氏など、個人PVやMVを通して彼女と関わったクリエーターに評価されてきました。

さらに、鈴木光司氏は、ハリウッドでリメイクまでされた大ヒット映画『リング』の原作者で、家族愛をベースにした秀逸なジャパニーズホラーを生み出す能力は折り紙付きです。

私が、今回、『アイズ』だけは、絶対観に行こうと考えたのは、こういった実績と才能への信頼があったからです。


そして、公開初日の映画館で、まりっかの自然な演技と、鈴木氏の原作を福田監督が脚本化した優れた物語を目の当たりにして、やはり期待を裏切らない作品だったと、感銘を受けました。

さらには、共演俳優と制作スタッフの力量と情熱にも素晴らしいものがある。

『アイズ』は単なるアイドル映画ではなく、才能豊かな無名の若手女優が、実績のある作家と新進監督による野心的な新感覚ホラーに挑んだ映画と捉えるべきで、ヒットする条件をむしろ十分に備えている作品じゃないでしょうか。


原作者以外の知名度は決して高くないけど、伊藤万理華のように、まだ世に出ていない才能が集まり、限られた予算の中、情熱を傾けて作り上げている。

上映館数はまだ少ないですが、キラキラと魅力的に輝くものが散りばめられているこの作品、1人20回も良いけど、出来るだけ多くの人に観て欲しいです。

まあ、シンガポールやタイで上映するのなら、池袋の映画館で観られない?と言いたくなることはあります(笑)。

でも、内外に評判が広まれば、そのうち上映館数も増えていくでしょう。


さて、昨日から今日に掛けて、12枚目個別握手会第6次応募受付が行なわれ、それに伴って、第5次応募終了後の完売状況が明らかになりました。

乃木坂のCDセールスと握手会人気は今どういう状態なのか、それを知るために、ちょっと分析してみましょう。

まずは、各メンバーの推定売り上げ枚数による順位を。

(表1) 12枚目個別握手会第5次応募終了時点の推定売り上げ枚数による順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数) メンバー名

#「*」は12th選抜メンバーで、続く(括弧)内の記号は、「F」1列目、「S」2列目、「T」3列目を表す。「c」はセンター。
#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入。
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
# オレンジ色は二期生
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.8秒として計算している。

[01] 30部/30部 (1.00; 02次) 西野七瀬*(F)
[01] 30部/30部 (1.00; 04次) 白石麻衣*(F) 橋本奈々未*(F) 秋元真夏*(S) 深川麻衣*(S)
[01] 30部/30部 (1.00; 05次) 衛藤美彩*(T)
[07] 26部/30部 (0.87) 生田絵梨花*(F)
[08] 25部/30部 (0.83) 若月佑美*(S)
[09] 18部/30部 (0.60) 齋藤飛鳥*(T)
[10] 17部/30部 (0.57) 桜井玲香*(S)
[11] 05部/30部 (0.17) 松村沙友理*(T)
[12] 05部/28部 (0.18) 高山一実*(S)
[13] 04部/30部 (0.13) 星野みなみ*(T)
[14] 02部/29部 (0.07) 伊藤万理華*(T)
[15] 04部/22部 (0.18) 堀未央奈
[16] 03部/22部 (0.14) 生駒里奈*(Fc) 斉藤優里*(T)
[18] 03部/19部 (0.16) 井上小百合*(T)
[19] 01部/22部 (0.05) 中田花奈
[20] 03部/16部 (0.19) 北野日奈子
[21] 00部/22部 (0.00) 永島聖羅 中元日芽香
[23] 05部/10部 (0.50) 寺田蘭世
[24] 00部/20部 (0.00) 新内眞衣*(T)
[25] 00部/16部 (0.00) 相楽伊織
[26] 02部/10部 (0.20) 能條愛未
[27] 00部/14部 (0.00) 渡辺みり愛
[28] 00部/12部 (0.00) 佐々木琴子
[29] 00部/11部 (0.00) 樋口日奈 川後陽菜
[31] 00部/10部 (0.00) 伊藤かりん
[32] 00部/08部 (0.00) 川村真洋
[33] 00部/06部 (0.00) 和田まあや 斎藤ちはる 鈴木絢音 伊藤純奈

1期完売率:49.2% (294部/598部)
2期完売率:09.1% (012部/132部)
全体完売率:41.9% (306部/730部)
推定売り上げ枚数:31万6千枚


1位から11位までに、担当30部の「1期10」メンバーが全員入っており、相変わらず、高い握手会人気を維持しています。

ただ、従来と異なるのは、第5次応募という早い段階で、すでに30部中18部を完売した齋藤飛鳥が、9位にランクインしていることです。

あしゅは現時点で個人完売率60%なので、ほぼ全完売に近い売り上げと推定され、いよいよ11人目の握手会スターが誕生したと言って良いんじゃないでしょうか。


12th選抜18人の成績という視点で眺めると、新内眞衣がまだ完売がなく、24位とやや出遅れているものの、それ以外の17人は、全員が18位以内に入っています。

アンダーで唯一18位以内をマークしているのは、22部中4部完売で15位の堀未央奈です。

なぜ堀未央奈が選抜に入らなかったのか、選抜発表の時に感じたと同じ疑問が、この順位表からも湧いてきます。

ただ、その一方で、これだけ選抜メンバーと握手会人気上位が一致していると、13th選抜でも、今回同様、「誰も落とせない」状況になる可能性があって、3列目の予想はまたまた胃の痛くなるような作業になる気がします。


次に、前作11枚目同次応募終了後と比べた、推定枚数の伸びによる順位を見てみます。

(表2) 12枚目と11枚目の個別握手会第5次応募終了時点の推定売り上げ枚数の差による順位表のトップ10

凡例
[順位] 完売部数の伸び/担当部数の伸び (推定売り上げ枚数の伸び) メンバー名

#「完売部数の伸び」「担当部数の伸び」「推定売り上げ枚数の伸び」とは12枚目5次後の完売部数、担当部数、推定売り上げ枚数から、11枚目5次後のそれぞれを引いたもの。
# この表は、「推定売り上げ枚数の伸び」によって順位を付けている。
# 「推定売り上げ枚数の伸び」は、万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入。
#「-2部」は2部減少したことを示す。
# 11枚目シングルのタイトルは「命は美しい」、12枚目シングルのタイトルは現時点(2015/06/12)で発表されていない。
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.8秒として計算している。

[01] +15部/+2部 (+0.84万枚) 齋藤飛鳥
[02] +5部/-2部 (+0.40万枚) 高山一実
[03] +5部/+4部 (+0.40万枚) 寺田蘭世
[04] +4部/+0部 (+0.35万枚) 堀未央奈
[05] +3部/+0部 (+0.29万枚) 生駒里奈
[06] +0部/+8部 (+0.28万枚) 星野みなみ
[07] +3部/+0部 (+0.26万枚) 北野日奈子
[08] +2部/+4部 (+0.26万枚) 能條愛未
[09] +3部/-3部 (+0.21万枚) 井上小百合
[10] +1部/+1部 (+0.21万枚) 伊藤万理華


齋藤飛鳥、ぶっちぎりで伸びてます、伸び盛りです(笑)。

11枚目第5次応募後は、28部中3部完売でしたが、今回、12枚目では、30部中なんと18部完売していて、信じられません。

何が起こったのか分からないですが、取り敢えず、「飛鳥の奇跡」とでも呼んでおきましょう(笑)。

それ以外の1期では、高山一実と生駒里奈に勢いがあって、2列目とセンターへの昇格が、スタートダッシュを呼び込んだ形になっています。

かずみん、「トップギア」作戦、今のところ成功です(笑)。


二期生では、寺田蘭世が好調で、伸び枚数で3位に入っています。

実は、二期生で現在完売を出しているのは、堀未央奈4部/22部、北野日奈子3部/16部、寺田蘭世5部/10部の三人だけで、完売部数は蘭世さんが一番多いんですね。

第6次応募から、寺田蘭世は担当が1部増えて、11部となりますが、第5次応募で個人完売率50%達成という絶好調ぶりを見て、運営がもっと行けると踏んだのでしょう。

こちらも、あしゅと同じく、急激なセールス上昇の理由を絞り込むのは難しいですが、「蘭世の勢い止まランゼ」の状況なのは、間違いないでしょう(笑)。


(表1)の最後に載せたように、12枚目個別握手会第5次応募終了時点での推定売り上げ枚数は、31万6千枚です。

発売日が7月22日(水)なので、今回は、第11次応募分までオリコン初動に流し込めるのですが、では、個別握手会分がどの程度まで積み上げられるのかを考えてみましょう。

(表3) 11枚目と12枚目に関する、個別握手会応募受付の日程と推定売り上げ枚数

凡例
[個別握手会の応募受付次数] 前次からの積み上げ完売部数 {そこまでの累計完売部数/その時点での総部数, 推定売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)

# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されることを示す。
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味。
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.8秒として計算している。

11枚目「命は美しい」
発売日:2015年3月18日(水)
オリコン初動集計締切:2015年3月22日(日)
初動算入:第8次分まで確実
初動算入分:35.0万枚

[01次] +11 {011/720, 01.9万枚} (2015/01/22~01/23, -58d)
[02次] +77 {088/708, 11.8万枚} (2015/01/29~01/30, -51d)
[03次] +59 {147/708, 18.4万枚} (2015/02/05~02/06, -44d)
[04次] +64 {211/708, 24.1万枚} (2015/02/12~02/13, -37d)
[05次] +38 {249/713, 27.2万枚} (2015/02/19~02/20, -30d)
[06次] +46 {295/713, 30.9万枚} (2015/02/26~02/27, -23d)
[07次] +25 {320/713, 32.6万枚} (2015/03/05~03/06, -16d)
[08次] +33 {353/713, 34.8万枚} (2015/03/12~03/13, -09d)
[09次] +12 {365/713, 35.5万枚} (2015/03/19~03/20, -02d)
[10次] +14 {379/713, 36.3万枚} (2015/03/26~03/27, +05d)
[11次] +13 {392/713, 37.0万枚} (2015/04/02~04/03, +12d)
[12次] +25 {417/713, 38.2万枚} (2015/04/09~04/10, +19d)
[13次] +21 {438/713, 39.1万枚} (2015/04/16~04/17, +26d)
[14次] +17 {455/713, 39.6万枚} (2015/04/23~04/24, +33d)
[15次] +11 {466/713, 40.1万枚} (2015/04/30~05/01, +40d)
[16次] +09 {475/713, 40.4万枚} (2015/05/07~05/08, +47d)
[17次] +15 {490/713, 40.9万枚} (2015/05/14~05/15, +54d)
[18次] +03 {493/713, 41.0万枚} (2015/05/21~05/22, +61d)
[19次] +?? {???/713, ???万枚} (2015/05/28~05/29, +68d) {最終}

12枚目「タイトル未定」
発売日:2015年7月22日(水)
オリコン初動集計締切:2015年7月26日(日)
初動算入:第11次分まで確実
初動算入分:??万枚

[01次] +001 {001/740, 00.2万枚} (2015/05/07~05/08, -79d)
[02次] +122 {123/740, 16.0万枚} (2015/05/14~05/14, -72d)
[03次] +084 {207/730, 24.1万枚} (2015/05/21~05/22, -65d)
[04次] +060 {267/730, 28.8万枚} (2015/05/28~05/29, -58d)
[05次] +039 {306/730, 31.6万枚} (2015/06/04~06/05, -51d)
[06次] +??? (2015/06/11~06/12, -44d)
[07次] +??? (2015/06/18~06/19, -37d)
[08次] +??? (2015/06/25~06/26, -30d)
予想日程
[09次] +??? (2015/07/02~07/03, -23d)
[10次] +??? (2015/07/09~07/10, -16d)
[11次] +??? (2015/07/16~07/17, -09d)
[12次] (2015/07/23~07/24, -02d)
[13次] (2015/07/30~07/31, +05d)


11枚目第5次応募終了時点での推定売り上げは27万2千枚で、12枚目の31万6千枚は、前作を2万8千枚上回るペースになっています。

もちろん、今後、「1期10」と齋藤飛鳥が全完売に近づき、積み上げスピードは鈍ってくるでしょう。

しかし、松村沙友理、星野みなみ、堀未央奈はまだまだ伸びる余地があり、そこに、伊藤万理華、井上小百合、斉藤優里、中田花奈、永島聖羅が完売を積み上げてくる。

さらに、生駒里奈と高山一実が、より前のポジションに置かれたことで、前作より大幅に売り上げを伸ばす可能性もある。


11枚目第11次応募終了後の推定売り上げ枚数は37万枚ですが、12枚目はこれを上回ると考えたくなる要素が少なくない。

従って、12枚目第11次応募後においても、第5次後の差である2万8千枚くらいは期待して良いんじゃないかということで、オリコン初動に計上される個別握手会分は39万8千枚あたり、つまり40万枚に迫るか、場合によっては越える数字だと、現時点では、予想しておきます。

控えに見積もって39万枚とすれば、そこに初回限定盤などの店頭販売分を加えた、オリコン初動はどうなるでしょう。

(表4) 乃木坂46歴代シングルに関する、発売第1週のオリコン調べ売り上げ枚数、いわゆる「初動」の推移とその内訳

凡例
シングル番号 : オリコン初動 (一般販売第1週売り上げ+特定販売第1週売り上げ) [現在の累計] 発売日「タイトル」

# 売り上げ枚数は全て「万枚」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「一般販売第1週売り上げ」は、サウンドスキャンTOP20を使って、全タイプの店頭販売CDについて合計したもの。TOP20に初回限定盤しかランクインしていないときは、それらの合計枚数の4%を通常盤売り上げ、4.5%をアニメ盤売り上げと推測して、全タイプの合計を求めている
#「特定販売第1週売り上げ」は、オリコン初動から一般販売第1週売り上げを引いたもの。forTUNE music 通した特定販売の売り上げ枚数に等しく、個別握手会によるCDセールスと見なすことが出来る。
#「現在の累計」は、2015年06月15日付[06/01(月)~06/07(日)]までの、オリコン週間ランキングによる売り上げ枚数の単純累計。200位以内に入った週の数字のみ足し合わせている。

01枚目 : 13.6 (08.3+05.3) [21.4] 2012/02/22「ぐるぐるカーテン」
02枚目 : 15.6 (07.3+08.2) [22.5] 2012/05/02「おいでシャンプー」
03枚目 : 18.7 (06.1+12.6) [24.5] 2012/08/22「走れ!Bicycle」
04枚目 : 23.3 (06.6+16.7) [31.3] 2012/12/19「制服のマネキン」
05枚目 : 24.2 (07.2+17.0) [31.8] 2013/03/13「君の名は希望」
06枚目 : 33.7 (09.7+24.0) [45.9] 2013/07/03「ガールズルール」
07枚目 : 39.5 (09.0+30.5) [51.6] 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 (11.8+34.0) [54.7] 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 (11.0+31.1) [52.7] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 (11.7+36.2) [61.9] 2014/10/08「何度目の青空か?」
11枚目 : 50.0 (15.0+35.0) [61.5] 2015/03/18「命は美しい」

12枚目 : 51.0* (12.0*+39.0*) 2015/07/22「タイトル未発表」
#「*」は予想値。


11枚目の店頭販売第1週は、15万枚という記録的な売り上げ枚数となっています。

ミニライブ付き全国握手会が地方でも復活したことが、売り上げを押し上げた可能性があります。

但し、全国握手会券のように身分証明なしで使える特典は、売買の対象になりやすく、人気上昇を見越した思惑買いを呼ぶ面がある。

実際、11枚目では、全国握手会券のネットオークションが盛んに行なわれていた印象があります。


従って、12枚目に反動で店頭販売が下がってしまう可能性も否定出来ず、15万枚を越える数字を予想値にするのは、勇気が要ります(笑)。

しかし、とは言っても、メンバー全員が参加するミニライブ付き全国握手会は人気イベントの筈で、10万枚を割り込むことはちょっと考えにくい。

そこで(表4)のように、店頭販売第1週を12万枚と予想すると、個別握手会分である39万枚と合わせて、オリコン初動51万枚という数字が出てきます。


まあ、政治的な観点からすると、11枚目を2~3万枚上回る初動が、13枚目へのプレッシャーが少なく理想的なので(笑)、運営は、52万枚から53万枚の初動を目指す気がします。

そして、現在の好調な完売状況であれば、十分な持ち駒を確保出来るので、この辺りの売り上げ枚数に落とせるんじゃないでしょうか。

つまり、12枚目のオリコン初動は、すでに前作越えの算段が付いていて、何万枚ほど上乗せするかを検討出来るほどの余裕があると見ていいと思います。


ところで、AKB48に関して、再び週刊文春のスキャンダル記事が出ましたね。

とくに興味は湧かないけど、国民的アイドルグループのトップメンバーとジャニーズのイケメン人気タレントが、ホテルや旅館の一室で仲良くハグしながらのツーショットというのは、もう「百点満点」のスキャンダルです(笑)。

今後本人たちのコメントが出れば、話は違ってくる可能性があるけど、スルーするのであれば、松村沙友理のケースと違って、「事実」に関しては、争う余地はなさそうなので、あとは双方のファンがどう捉えるかという問題になるのでしょう。


アイドルがこのスキャンダルから学ぶべき点は、お忍びでデートしているときは、どんなに信頼出来ると思える人物であっても、ツーショット写真を撮らせちゃダメってことですね(笑)。

週刊誌の記者に撮られるのを防ぐのは難しいけど、撮られると分かっていて、許可しちゃいけません。

あとあと、トラブルの種になる危険があるってことです。


文春にスッぱ抜かれたこのAKB48のメンバーは、握手会では、かなり良対応の人と聞いたことがあって、今回のスキャンダルが、彼女の完売状況にどういう影響を与えるのか、ちょっと興味があります。

松村沙友理の文春記事出た後、それがダイレクトに反映された11枚目個別握手会では、変わらず30部全完売を達成したものの、完売スピードが遅くなるという現象が起きました。

(表5) 西野七瀬、松村沙友理、衛藤美彩の全完売達成応募次数の変遷

凡例
シングル番号:全完売を達成した応募次数 [その時の完売部数/担当部数] 発売日「タイトル」
# 担当部数が設定された受け持ち上限部数でないときは、(max30)などと、最高部数を参考に示している。

西野七瀬
08枚目:05次 [30部/30部] 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目:06次 [30部/30部] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目:07次 [35部/35部] 2014/10/08「何度目の青空か?」
11枚目:02次 [30部/30部] 2015/03/18「命は美しい」
12枚目:02次 [30部/30部] 2015/07/22「タイトル未発表」

松村沙友理
08枚目:08次 [30部/30部]
09枚目:12次 [30部/30部]
10枚目:10次 [35部/35部]
11枚目:16次 [30部/30部]
12枚目:??次 [05部/30部 at 05次]

衛藤美彩
08枚目:11次 [29部/29部(max30)]
09枚目:14次 [30部/30部]
10枚目:10次 [30部/30部(max35)]
11枚目:08次 [30部/30部]
12枚目:05次 [30部/30部]


松村沙友理は、8枚目、9枚目、10枚目では、10次前後の応募で、全完売を達成してきましたが、文春記事の影響が出た11枚目は16次までずれ込み、明らかに完売スピードが鈍っています。

ああいった記事を読んで、ショックを受けて、握手会に行かなくなるのは、メンバーへの想いをかなり真剣に育んでいるファンの可能性がある。

つまり、いわゆる「ガチ恋」ファンがいなくなったことで、完売スピードが鈍るのだとすれば、逆に、完売スピードの上昇は、そういうタイプのファン比率が高いことを意味しているかもしれない。

確かに、乃木坂で驚異的な完売速度を誇る西野七瀬に、「ガチ恋」ファンが多いというのは、よく言われることで、この仮説は幾ばくかの真理を含んでいる気がします。


そして、実は、衛藤美彩は、最近まで、完売スピードはゆっくりだけど、着実に部数を積み上げてくるメンバーという印象がありました。

ところが、11枚目では第8次、そして、12枚目では、なんと第5次応募で全完売を達成してしまった。

どんどん完売スピードが上がっているわけです。

あるいは、みさみさのファンで、「ガチ恋」傾向のある人が増えているんでしょうか。


面倒見の良い姉御肌で、物をはっきり言うイメージのあったみさ先輩ですが、選抜固定が決定的になってからは、気分的にも落ち着いたのか、柔らかく女性的な部分が目立つようになっています。

『乃木坂工事中』の「1人家飲み」企画では、これでもかというくらい、可愛くセクシーで、その上、寂しがりやさんのみさみさ全開で、正直、私も、酒を飲みながら釣られそうになった(笑)。

衛藤美彩の1人家飲み企画と永谷園CM、AKB48「僕たちは戦わない」店頭第1週が2年連続の減少 [28May15]

『しくじり先生』で高山一実が涙の大活躍!「1人家飲み」は衛藤美彩がセクシーの新分野を開拓 [26May15]


メンバーに対して恋愛感情に近い思いを抱くファンが多ければ多いほど、完売スピードがアップするというのは、今後も、検証していきたい仮説です。

ただ、あるネット記事によると、アンケートを行なってみると、アイドルの恋愛スキャンダルにショックを受けると回答したのは、ファン全体の3分の1くらいだったそうです。

3分の1のファンが、個別握手会応募受付の開始と同時に、躊躇なく申し込み、早い速度で完売部数が増えていく。

そしてスキャンダルの発覚によって、そういった断固たるオファーが激減して(笑)、完売スピードが落ちていく。

しかし、3分の2は行動パターンを変えないので、普段と同じく、お金と時間の都合が付いたら申し込む形となり、それ故に、徐々に完売部数が増えていく。

松村沙友理の11枚目全完売を支えたのは、こういったスキャンダルに動じない多数のファンだったのかもしれません。

女性アイドルの恋愛スキャンダルって、思っている以上に、致命的なものではない可能性がありますね、こう考えると(笑)。



関連記事

AKB48総選挙の視聴率を読む、止まらない人気の退潮傾向と危惧される「祭りの後」効果 [09Jun15]

全員1枚出しの個別握手会は可能か? 完売1部の販売枚数と複数枚出しの関係 ~ 前回記事補足 [02Jun15]

乃木坂ファッション誌進出の功罪、握手会新規ファン増加の可能性と星野みなみの勇気あるコメント [01Jun15]

西野七瀬Twitterプチ騒動の問題点、『NOGIBINGO!4』応援企画は最高傑作、記録と記憶の両立 [21May15]

「命は美しい」オリコン累計が前作越え射程圏も、有線は大幅ダウンの最高63位が濃厚 [18May15]

握手会人気トップメンバーはどのように誕生したのか、起用率と年齢が生み出した乃木坂内「格差」[14May15]

乃木坂12枚目は全国ツアー&メディア対策選抜、しゃべる生駒高山、舞台栄えの井上優里新内 [11May15]

乃木坂11枚目「命は美しい」初動予想は前作越えの49万枚、店頭販売次第で50万枚突破の可能性 [16Mar15]


// 過去の記事を読みたい方へ

2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« AKB48総選挙の視聴率を読む、... | トップ | ウンザリするセブンイレブン... »
最新の画像もっと見る

芸能」カテゴリの最新記事