ジャン・アレチボルトの冒険

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乃木坂の風 11Mar14 ~ 万理華の魅力炸裂! 「生まれたままで」MVは、乃木坂の力を見せつけた傑作

2014-03-11 16:00:00 | 芸能
素晴らしいです。

連続して何度も観てしまいました。

昨夜公開されたアンダー曲「生まれたままで」のMV。

作品の出来が良いというだけでなく、乃木坂46の今後進むべき方向性を示したとすら言っていいほど、メンバーの魅力を余すところなく引き出したMVになっています。

もしまだ観ていらっしゃらないのであれば、以下のリンクから、ぜひぜひ、ご覧になってみて下さい。

新しい乃木坂46が、画面狭しと元気に弾けまくっているので(笑)。


「生まれたままで」のMV (YouTube)
クリックすると、すぐに動画が始まるので、音声などにご注意下さい



何人かのメンバーが、MVの公開を楽しみにしているとブログに書いていて、私も期待していたのですが、いや~、もう予想以上の出来でした。

ドラマや細かい設定はなく、メンバーの生き生きした表情を見せることに徹していて、前菜、スープ、サラダ、メインディッシュ、デザート、すべてにおいて、メンバーという素材そのものの良さがふんだんに盛り込まれている。

中でも、センターである伊藤万理華、ダブルセンター状態の星野みなみ、そして齋藤飛鳥、斉藤優里、井上小百合が、これでもかというくらいキュートな魅力を爆発させています。

さらに、能條愛未も表情が良くて可愛いし、ときどき満面の笑顔で画面を横切る永島聖羅も堪りません(笑)。

映像が明るく、背景を白にして、衣装と小道具をカラフルにまとめ、メンバーが自転車をこいだり、楽器を演奏したり、ダンスを踊ったり、空を飛んだり、動きがあってワクワクします。

また、CGではないけど、メンバーが次々と出てくる映像処理が、観ているもののテンションを上げて、躍動感のある楽しい世界に仕上がっている。

久しぶりに、乃木坂46のMVで感動しました。

観ていて、ここまで気持ちが弾むMVなんて、そう簡単には作れないので、最高傑作の一つと言っていいんじゃないでしょうか。


伊藤万理華は、個人PVの「ナイフ」や「まりっか'17」を観ても、桁違いの表現力を持っていて、「バレッタ」のパフォーマンスでは、3列目ながら、唯一、彼女だけが、本来の振り付けの意図を、高い完成度で表現したダンスを見せていました。

まりっかを楽曲センターにして欲しいというのは、私の、いや、少なからぬ乃木坂ファンの願いだったと思いますが、それが「生まれたままで」のMVで実現しました。

そして、期待を遥かに越えるパフォーマンスを見せてくれました。

とくに、ダンスシーン、それほど長いシーンではなかったですが、まりっかが先頭で踊ったとき、あまりの素晴らしさに鳥肌が立ちました。

バレエを基本に、乃木坂で培ったまりっか独自のリズム感やしなやかさが存分に発揮されていて、目が釘付けになるほど魅力的です。

自分が乃木坂ファンであることを承知の上で(笑)、それでも言いたいのは、伊藤万理華のダンス、おそらく、現在のアイドル界でトップだと思います。

モーニング娘。のダンスも素晴らしいけど、まりっかのダンスには、与えられた振り付けを越えて、彼女自身のオリジナリティが多分に入り込んでいて、その豊かな表情と併せて、芸術表現と言っていいレベルにまで高められている。

これほどハイレベルで見応えのあるダンスは、プロのダンサーといえども難しい筈で、間違いなく、乃木坂46が誇る大きな魅力の一つだと断言していいでしょう。

あと、ダンスシーンで着ていた衣装、グレイ系のスカートとシースルー半袖のカラフル模様の白系シャツが、驚くほど可愛くて、踊りを大いに盛り上げています。

これ、スタジオライブ、めちゃめちゃ楽しみですね。


星野みなみも、歩くだけで様になるという、持ち前のセンスに一層磨きが掛かっていて、まあ、可愛いわ、カッコいいわ、楽しそうだわ、もう、どうしてくれましょう(笑)。

実は私、みなみのファンなんですが(笑)、それを差し引いても、この子のスター性は、群を抜いているんじゃないでしょうか。

代々木や武道館のライブでも、ステージから遠くて、角度的にも厳しい席で観たけど(笑)、星野みなみだけは、一瞬で、みなみと分かりました。

何と言うか、立ち居振る舞いが全然違って、舞台をただ歩いているだけなのに、魅力的なパフォーマンスになるんですね、彼女は。

今回のMVでは、伊藤万理華に次いで出番が多いと思いますが、とんでもないオーラがビシビシ発揮されていて、MVの明るくポップな世界の空気感を見事に作り出しています。

それから、ダンスも、まりっかとは違うテイストなんだけど、メチャメチャ上手いです。

以前書いたと思うのですが、「バレッタ」のセンターは伊藤万理華、「ガールズルール」のセンターは星野みなみがやれば、驚くほど素晴らしいパフォーマンスになると、個人的に考えていたので、今回、乃木坂のこの二大スターがほぼダブルセンターということで、楽曲が霞んでしまうほど、画面が華やかになっています。

さらに、齋藤飛鳥は、最近、メキメキと可愛くなっていて、もともとダンスのセンスがあり、女優的な魅力も豊富に持っているので、画面に登場する度に、「凄まじい美少女がいるんだけど」と、ハッとさせられます(笑)。


伊藤万理華、星野みなみ、齋藤飛鳥の三人に、最近、ぐんぐん大人の色気が出てきた、変態さんに優しい美少女パーソナリティの斉藤優里と、歌とダンスに抜群の安定感があり、「めちゃめちゃ可愛い」の次に「ぶっとんでる」という言葉が思い浮かぶ戦隊系美少女の井上小百合が加わって「五福神」というイメージです(笑)。

そして、このメンバー構成であれば、乃木坂の一般人気をがんがん上げていけるという自信を持てます。

モー娘。、E-girls、BABYMETALなど人気グループがひしめくアイドル戦国時代ですが、伊藤万理華の表現力と星野みなみのスター性を軸に、これだけ魅力溢れる個性的なメンバーを前に出せば、乃木坂の独自性を見せられて、ファンになってくれる人が間違いなく増えるんじゃないでしょうか。

「生まれたままで」MVの企画者や監督は分かりませんが、人材抜擢の段階ですでに高い能力を見せています。

また、「気づいたら片想い」と違って、主要5人以外のメンバーについても、顔や表情をはっきりと映していて、そのためMV全体に膨らみが出て、大勢のメンバーがわちゃわちゃ賑やかに盛り上がっているという雰囲気がよく出ています。

こういう作り方、メンバーへの愛情を感じさせます。

柳沢翔氏もそうなんですが、クリエーターが、乃木坂というグループやメンバーを好きであれば、与えられた楽曲や選択された表現手法がどうであれ、良いMVになるのだと思います。


実は、明るく笑顔が溢れる映像とは裏腹に、歌そのものは、かなりシリアスな内容のようです。

メロディは割りとポップなんですが、歌詞は、若くして学校を中退、働き始めた主人公が、色々と大変な苦労をしてきたようで、まだこれからの人生を、「先が長いなあ」としか思えないほど心が疲れている。

昨日「おに魂」で初めて曲が流れたとき、「僕は女になった」というフレーズが聴こえて、「少女が女になった」であれば演歌並みに濃ゆい話だし、「少年が女になった」だと、さらにディープな領域に入るわけで(笑)、聞き終わった後、考え込んでしまいました。

ただ、さすがに私の聞き間違いだったようで、「僕は大人になった」のようです。

このように、相当にシリアスな歌だという印象を持っていたので、公開予定時刻の23時を過ぎてMVを観たときは、正直、びっくりしました、もの凄く明るいなあと。

そして、MVを視聴すると、まりっかとみなみに脳を全部持って行かれて、歌詞が表現している世界とは全く別のものが心を占めますね(笑)。

もう「バレッタ」並に、映像と歌が乖離しています。

しかし、何でしょう、全然、気にならないです。

歌詞は断片的にしか頭に入って来ませんが、まあ、それはそれで良いんじゃないという気分になります。

ドラマ仕立てでないこと、メロディのノリが良いこと、理由は色々考えられるけど、少しも歌詞が邪魔しない傑出したMVというのもあるんですね、勉強になりました(笑)。


「生まれたままで」MVを繰り返し観ていると、だんだん胸が詰まってきます。

乃木坂に入ってから、大変なことも多かったのに、メンバーはみんなよく頑張って乗り越えて、本当に良いタレントに成長してきたなあと、しみじみ感慨に耽ってしまいました。

その成長を支えたのは、乃木坂という環境、愛情を持って作品を作ってきたクリエーター、そして、応援してきた乃木坂ファンだと思います。

現在、生駒里奈と松井玲奈の「交換留学」の話が進んでいますが、「兼任」が「乃木坂の改変」にまで及んで、一度先例が出来てしまうと、次の「組閣」では、伊藤万理華がチームA、星野みなみがチームB、齋藤飛鳥がチームKなんてことが起こってしまう危険があります。

AKBの運営は、メンバーやファンの気持ちを一切考えないので、抵抗する人が少なければ、何でもどんどんやってくるでしょう。

生駒里奈、伊藤万理華、星野みなみ、齋藤飛鳥。

すべてのメンバーは、乃木坂という場所で、小さな苗木から成長してきた美しい樹木のようなもので、実がなった途端に、引っこ抜かれて、他所に持っていかれるなんてことはあってはいけないことです。

乃木坂46がAKB48の「支店」になるようなことだけは、何としても止めさせたいですね。

「生まれたままで」MVを観ていると、ますます「組閣」に反対しなければという気持ちになります。

これは乃木坂46にしか作れない作品ですから。


「生まれたままで」のMV (YouTube)
クリックすると、すぐに動画が始まるので、音声などにご注意下さい


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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