乃木坂が参加する、近々開催予定の注目イベント
10月01日(木) 舞台『すべての犬は天国へ行く』in AiiA 2.5 Theater Tokyo [初日] 第1公演(19:00)。乃木坂46から、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、斉藤優里、桜井玲香、新内眞衣、松村沙友理、若月佑美が出演
10月02日(金)『NISSAN あ、安部礼司 史上最大のワクワク大作戦 ABE-GIG in 日本武道館~10年に一度の大家族会議』に橋本奈々未が出演して、生ラジオドラマに挑戦
先週の木曜から金曜に掛けて、13枚目「今、話したい誰かがいる」個別握手会第7応募が行なわれ、それに伴って、第6次応募終了後の完売状況が判明しました。
今日は、最新の握手会人気を調べるため、各メンバーのCDセールスを分析してみましょう。
まず、完売表からシミュレーション計算で求めた、推定売り上げ枚数による順位表から。
(表1) 13枚目個別握手会第6次応募終了時点の推定売り上げ枚数による順位表
凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名
#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入
#「推定売り上げ枚数」は万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入
# メンバー名の色は、13th選抜におけるポジョションを表し、青色は1列目、緑色は2列目、オレンジ色は3列目を表す。「c」はセンター、「*」は2期メンバー
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない
[01] 30部/30部 (1.00; 03次, 1.84万枚) 白石麻衣(c) 西野七瀬(c)
[01] 30部/30部 (1.00; 05次, 1.84万枚) 橋本奈々未 秋元真夏 生田絵梨花 衛藤美彩
[01] 30部/30部 (1.00; 06次, 1.84万枚) 深川麻衣 若月佑美 齋藤飛鳥
[10] 27部/30部 (0.90, 1.83万枚) 桜井玲香
[11] 14部/30部 (0.47, 1.61万枚) 星野みなみ
[12] 13部/30部 (0.43, 1.58万枚) 高山一実
[13] 10部/30部 (0.33, 1.48万枚) 松村沙友理 伊藤万理華
[15] 14部/26部 (0.54, 1.45万枚) 堀未央奈*
[16] 12部/25部 (0.48, 1.35万枚) 井上小百合
[17] 09部/23部 (0.39, 1.18万枚) 中元日芽香
[18] 07部/21部 (0.33, 1.04万枚) 新内眞衣*
[19] 07部/18部 (0.39, 0.92万枚) 北野日奈子*
[20] 04部/19部 (0.21, 0.85万枚) 生駒里奈
[21] 04部/18部 (0.22, 0.81万枚) 寺田蘭世*
[22] 02部/18部 (0.11, 0.72万枚) 中田花奈 永島聖羅
[24] 01部/18部 (0.06, 0.67万枚) 斉藤優里
[25] 03部/13部 (0.23, 0.59万枚) 樋口日奈
[26] 02部/10部 (0.20, 0.44万枚) 渡辺みり愛*
[27] 01部/11部 (0.09, 0.43万枚) 鈴木絢音*
[28] 00部/12部 (0.00, 0.42万枚) 能條愛未 山崎怜奈*
[30] 01部/07部 (0.14, 0.29万枚) 川後陽菜
[31] 00部/08部 (0.00, 0.28万枚) 佐々木琴子* 相楽伊織*
[33] 01部/06部 (0.17, 0.26万枚) 伊藤かりん*
[34] 00部/07部 (0.00, 0.24万枚) 斎藤ちはる
[35] 00部/06部 (0.00, 0.21万枚) 川村真洋 伊藤純奈*
[37] 00部/05部 (0.00, 0.17万枚) 和田まあや
[グループ別の売り上げ枚数]
378部/591部 (0.64, 32.0万枚) : 1期
036部/144部 (0.25, 06.5万枚) : 2期
414部/735部 (0.56, 38.5万枚) : 全体
(シミュレーション計算の方法)
乃木坂の風 23Mar14 ~ 完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明(2)
乃木坂の風 22Mar14 ~ アレチの業務連絡、完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明
白石・西野の握手会人気は前作と変わらず、第3次応募の時点で30部を全部売り切るスピードを誇っています。
さらに、第5次で、橋本、秋元、生田、衛藤、第6次で、深川、若月、飛鳥が全完売を達成、人気の高さを見せている。
こういった30部担当メンバーの握手会が売り切れになる応募次数は、運営側が設定する当選確率や、大口購入者のキャンセルなど、色々な事情に左右されるので、12枚目と比較して、どこまで意味があるか分かりませんが、一応、表にしておきました。
(表2) 12枚目において、30部を売り切ったメンバーの13枚目での全完売応募次数
凡例
メンバー名 : 12枚目での全完売達成次数 → 13枚目での全完売達成次数
西野 : 2次 → 3次
白石 : 4次 → 3次
橋本 : 4次 → 5次
秋元 : 4次 → 5次
生田 : 7次 → 5次
衛藤 : 5次 → 5次
深川 : 4次 → 6次
飛鳥 : 7次 → 6次
若月 : 8次 → 6次
桜井 : 8次 → 7次以降
松村 : 15次 → 7次以降
上表に名前を挙げた11人が、現在の握手会スターで、1人で2万枚近いCDを売る高い人気を持っている。
そして、いくちゃん、あしゅ、若様は、前作より完売スピードが上がったと見ていいかもしれません。
ただ、握手会スター11人全体としては、13枚目も12枚目と同じような完売スピードという印象を受けます。
まあ、システムトラブルがあったので、何とも言えない面があるけど、このグループの売り上げ速度が劇的に上がった感じはありません。
一方、11人以外では、(表1)のように、30部担当の星野みなみと高山一実が50%に迫る完売率を挙げ、第2グループを形成。
さらに、伊藤万理華と堀未央奈が松村沙友理とほぼ同じペースで売り上げを伸ばし、井上小百合も好調なCDセールスを展開、第3グループを作っています。
2期メンバーを眺めると、新内眞衣、北野日奈子、寺田蘭世が堀ちゃんを追走する2番手グループで、その次に、渡辺みり愛と鈴木絢音が続く形です。
数シングル前までは、堀未央奈以外、握手会成績で、2期は1期に歯が立たない感じだったけど、最近、まいちゅんやきいちゃんが急速にセールスを伸ばしていて、本格的に上位に食い込み始めています。
みり愛やあーちゃんも上昇気流に乗りつつあって、1期と2期の差が縮まってきたと思います。
この傾向は、今後さらに加速する可能性が高く、14枚目以降の選抜選考において、2期が大きな存在感を持ってくると予想されます。
(表1)の順位は、13枚目第6次応募後における握手会成績ですが、最近、誰がとくに人気を伸ばしているかを知るためには、12枚目と比較したデータが欲しいところです。
そこで、12枚目第6次後と13枚目第6次後を比べて、推定売り上げ枚数が増加したメンバーTOP10を調べてみました。
(表3) 個別握手会第6次応募終了時点の推定売り上げ枚数を、13枚目と12枚目で比べたときの伸びの順位表
凡例
[順位] 完売部数の伸び/担当部数の増加分 (推定売り上げ枚数の伸び) メンバー名
#「推定売り上げ枚数の伸び」は、13枚目第6次応募終了後の推定売り上げ枚数から、12枚目同次のそれを引いた枚数。万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入
# 「*」は2期メンバー
[01] +8部/+1部 (+0.48万枚) 中元日芽香
[02] +6部/+6部 (+0.47万枚) 井上小百合
[03] +6部/+1部 (+0.40万枚) 伊藤万理華
[04] +8部/+0部 (+0.39万枚) 星野みなみ
[05] +6部/+4部 (+0.38万枚) 堀未央奈*
[06] +5部/+1部 (+0.33万枚) 新内眞衣
[07] +4部/+2部 (+0.28万枚) 北野日奈子*
[08] +3部/+2部 (+0.27万枚) 樋口日奈
[09] +3部/+0部 (+0.21万枚) 松村沙友理
[10] +0部/+5部 (+0.20万枚) 鈴木絢音*
中元日芽香と井上小百合が大躍進しています。
中元さんは、担当1部増で、完売を8部も伸ばし、一方、井上さんは、担当6部増で、完売6部増、二人とも推定で5千枚近くセールスをアップしている。
考えてみると、ひめたんとさゆにゃんは、確かに、成長しましたよね。
中元日芽香は、NHK第1『らじらー!サンデー』にレギュラー出演、MCであるオリエンタルラジオとのやりとりを通し、ぐんぐんとトーク力を伸ばしていて、おそらく乃木坂関連番組の中で一二を争うほど、面白いプログラムになりつつある。
さらに、11枚目と12枚目において、アンダーフロントとして、数多くのライブを先頭で任されたことで、舞台度胸が付き、エンターテナーとして何回りも逞しくなったと思います。
もともと高いアイドル性を備え、抜群の声と音楽センスの持ち主なのだけど、これまで、どこか引っ込み思案で、人前で本来の魅力を出し切れてない面があった.
しかし、最近、自己表現スキルを急速に身につけ始めていて、いよいよ、大輪の花が開き始めた印象を受けます。
また、井上小百合も、バラエティで自分を出せるようになってきた。
『NOGIBINGO!5』の妄想リクエスト企画で、突然、スタジオのMCを任されたとき、かろうじて思いついた「(複数の妄想実現ビデオの中で、イジリー岡田が1位に選びそうな)注目株はどれでしょう?」という質問に対して、深川麻衣から「みんないいと思います」と一切広がらない返しをされてしまった(笑)。
そのとき、絶望のあまり、
うわ~、どうしたらいいんだぁ
と言いながら、くるくる回って両手を上にひらひらさせる、変なダンスを踊り始めたシーンは、「おおーー!さゆにゃん、面白過ぎるぞ!」と大笑いしてしまいました。
さらに畳み掛けて、「生きていた中で一番変なのかいてる」(笑)。
また、子どもたちの前でまりっかと一緒に実験を披露したとき、ビニールから予期せずダバダバ水がこぼれる場面で、
もう何だかよく分かんないわ
と叫んで、上手くまとめていて、「さゆにゃん、本当に成長したなあ」と、しみじみ感動しました。
舞台『帝一の國』にヒロインとして出演した経験が、かなり大きいと思いますが、台本にない展開となっても、言葉を発して、身体を動かす、対応力が以前とは桁違いです。
井上さんも、素晴らしいルックスとスタイルに、歌、ダンス、演技のハイレベルな素質を備えながら、あと一歩前に出られない雰囲気があったけど、最近、開き直って、自分を投げ出す自信が出てきたようで(笑)、キラキラと、眩しく輝き始めた印象が強い。
こういった印象深いシーンによって、多くの人がひめたんとさゆにゃんの魅力に気づき、結果、握手会人気もぐいぐいと上がってきたんじゃないでしょうか。
中元、井上以外でも、(表3)に名前が出ているメンバーは、活躍が記憶に残っている人が多い。
主演映画『アイズ』を成功させた伊藤万理華。
テレビや雑誌で、登場するたびに可愛いを加速させている星野みなみ(笑)。
12thアンダーセンターとして、「別れ際、もっと好きになる」で、秀逸なパフォーマンスを見せた堀未央奈。
OL兼任アイドルとして、折り目折り目に、セクシー感たっぷりで、異彩を放つ新内眞衣(笑)。
『乃木坂46えいご』『開運音楽堂』『初森ベマーズ』など、出演する度、視聴者に強烈なインパクトを与える、元気過ぎおバカキャラの北野日奈子。
『帝一の國』のヒロインをこなし、『初森ベマーズ』で印象的な演技を見せた樋口日奈。
「ぷちょへんざ」で衝撃を与えた鈴木絢音(笑)。
さらに、『初森ベマーズ』でもっとも面白く、もっとも輝いていたとの声が多い、ユウウツ役を演じた松村沙友理は、前作を越える完売スピードで進んでいます。
こうやって眺めると、エンターテナーとして急速に成長し始めているメンバーが、何人もいて、今、乃木坂は新しいタイプのスターが次々と登場する、「カンブリア爆発」のような時期に入っているのかもしれません。
しかし、決して忘れてならないのは、握手会セールスがイコール、エンターテナーとしての実力ではないということです。
例えば、能條愛未は、『NOGIBINGO!5』の「ぷちょへんざ」や「輩」、『初森ベマーズ』の摩黒水産女子高のエース、さらには「乃木團」のボーカルなど、バラエティから音楽まで、抜群の活躍を見せていますが、13枚目では、前作と同じく、まだ完売が出ておらず、なかなか握手会人気が上がってこない。
また、生駒里奈は、12th選抜のセンターとして、数多くの音楽番組に出演し、「太陽ノック」のパフォーマンスを引っ張り、神宮ライブでは、甘さと切なさが絶妙にミックスされた、神懸かり的な美しさと、キレのあるMCで、大舞台を成功させる中心人物になった。
これほどの活躍をしながら、生駒ちゃんの握手会セールスは、伸び悩んでいて、なかなかトップギアに入らない。
おそらく、じょーさんや生駒ちゃんが提供する魅力は、握手会で何十枚もCDを消費しようというファンを生み出す類いのものではないのだと思います。
彼女たちは、ステージの上で輝くタイプのアイドルであって、直接会って、個人的なやりとりの魅力によって、ファンを「釣る」タイプではないということです。
恋人のように、会いたくなるアイドルというより、遠くから、そのパフォーマンスを眺めて楽しむアイドルで、私のようなライトファンからすれば、むしろ正統派と言いたくなるタイプです。
ただ、アイドルファンの中には、「恋人」的な魅力のみを求めている人もいるようで、そうなると、生駒里奈のような別タイプの魅力が、なぜ評価されるのかは全く理解出来ないと思います。
CDセールスの順番に選抜メンバーを並べる握手会主義は、完売部数こそメンバーの人気を示す唯一のバロメーターであるという錯覚を、ファンに植え付ける効果がある。
通常のエンターテイメントグループであれば、直接会いたくなるタイプの「恋人」的メンバーと、さほど会いたいとは思わないけど、観ていて楽しい「人気者」的メンバーは、それぞれが必要な存在として、両方が等しく重要視されます。
しかし、握手会主義の「錯覚」によって、乃木坂では、前者が異様に高く評価され、後者は「努力が足りない」「ワガママ」だと不当なバッシングを受けるほど、低く扱われる傾向がある。
ただ、生駒里奈や反抗期真っただ中の星野みなみ(笑)がフロントを務めた「制服のマネキン」MVが、YouTubeにおいて、乃木坂史上最高の再生回数を誇っている事実は、自分の好みだけで、あるメンバーを否定して、それを切り捨ててしまうことが、グループにとって如何に危険なことかを示しています。
自分とは全然違う感性を持った人が、世の中には、びっくりするくらいたくさん存在している。
私は、フロントだった当時のみなみを、昔も今も、可愛くてカッコいいと思っていて、初めて、彼女をバッシングするコメントを読んだときは、びっくり仰天しました(笑)。
乃木坂が国民的アイドルになるためには、さまざまな感性の人たちをファンとして取り込む必要があるわけで、選抜には、さまざまなタイプのメンバーを揃えておくことが重要です。
私が、特定方向の魅力のみを過大に評価する握手会主義に反対なのは、そこから発生する「錯覚」が、多様な価値観を持ったファン層の醸成を妨げ、国民的アイドルへの道を塞いでしまうからです。
握手会で完売が続出するような魅力とは別のタイプだけど、生駒里奈にも素晴らしい魅力がある。
それが当たり前のこととして受容される成熟した分厚いファン層を作らなければ、乃木坂は、ちょっと有名な地下アイドルで終わってしまう危険があります。
強化されるばかりの握手会主義ですが、AKB48Gからのファン流入がいつまでも続くわけではなく、乃木坂からのファン流出速度が上回り、CDセールスが下落に転じるのは、そんな遠い未来のことではないでしょう。
まだ好調な今のうちに、運営は、コアファンの財布に依存した握手会主義からの脱却を真剣に模索しないと、欅坂が防波堤になってくれると考えているならば、虫が良過ぎる読みじゃないでしょうか。
最後に、13枚目握手会セールスの推移を載せておきます。
(表4) 13枚目に関する個別握手会応募受付の日程と推定売り上げ枚数
凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {完売部数/総部数(完売率), 推定累計売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)
# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されることを示す。
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味。
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.8秒として計算している。
13枚目「今、話したい誰かがいる」
発売日:2015年10月28日(水)
オリコン初動集計締切:2015年11月01日(日)
初動算入:第11次分まで
[01次] +000 {000/735(00.0%), 00.0万枚} (2015/08/13~08/14, -79d)
[02次] +129 {129/735(17.6%), 16.5万枚} (2015/08/20~08/21, -72d)
[03次] +149 {278/735(37.8%), 28.9万枚} (2015/08/27~08/28, -65d)
[04次] +25-37 {266/735(36.2%), 29.3万枚} (2015/09/03~09/04, -58d)
[05次] +81 {347/735(47.2%), 34.6万枚} (2015/09/10~09/11, -51d)
[06次] +67 {414/735(56.3%), 38.5万枚} (2015/09/17~09/18, -44d)
[07次] +??? (2015/09/24~09/25, -37d)
[08次] +??? (2015/10/01~10/02, -30d)
[09次] +??? (2015/10/08~10/09, -23d)
[10次] +??? (2015/10/15~10/16, -16d)
[11次] +??? (2015/10/22~10/23, -09d)
[12次] +??? (2015/10/29~10/30, -02d)
# [04次]の「-37」は、システムトラブルにより、完売表示されていた枠が、再度、非完売になったためのマイナス
12枚目個別握手会第6次応募終了時点での完売状況は、731部中348部完売で、完売率47.6%の推定34.6万枚。
13枚目は、それを10%ほど上回っているわけで、この調子で進めば、オリコン初動に算入される第11次応募時点で、完売率80%の推定44万枚あたりが期待できます。
12枚目のオリコン初動は、61万枚なので、13枚目が、これを越えるためには、店頭販売が17万枚は欲しいところです。
初回限定盤と通常盤が前作並の15万枚であれば、「ここさけ」盤が2万枚必要で、ん~、微妙っすね(笑)。
関東での全国握手会を2日に増やせば、初回限定盤セールスがアップする可能性はあるんですが、大きな経費が掛かるので、収支にシビアな乃木坂運営がやるかどうか、これも微妙です(笑)。
従って、今のところ、13枚目のオリコン初動は、前作とあまり変わらないレベルと見るのが妥当な気がします。
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// 過去の記事を読みたい方へ
2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)
2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)
2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)
// 乃木坂メンバーが出演する映画・舞台・テレビ番組
[地デ] 毎週金曜 24 : 12 ~ テレビ東京『初森ベマーズ』
乃木坂46が主要役を独占する初の連続「単独」ドラマ。
テレビ東京の番組公式サイト
[映画] 『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が全国ロードショー
7月10日(金)からTOHOシネマズ新宿ほか各地の映画館
乃木坂による単独主演映画。7月10日(金)と11日(土)に全国でメンバー参加の舞台挨拶。
映画の公式サイト
舞台挨拶のスケジュール
[映画] 『コープスパーティ』が8月1日(土)から全国ロードショー
シネリーブル池袋ほか各地の映画館
生駒里奈の初主演映画。7月23日(水)19 : 00より、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、舞台挨拶付きの完成披露試写会。
映画『コープスパーティ』の公式サイト
乃木坂公式サイトの試写会に関する記事
[映画] 『心が叫びたがっているんだ。』が9月19日(土)から全国ロードショー
乃木坂46が主題歌「今、話したい誰かがいる」を担当。9月24日(木)深夜に、フジテレビ関東ローカルが、西野七瀬と深川麻衣が出演する記念番組を放送。
映画『心が叫びたがっているんだ。』の公式サイト
// 星野みなみの溢れる魅力
7月18日14:18 星野みなみ
乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える
乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」
乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる
さらに詳しく
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー
// 特集ページ
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組
# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています
10月01日(木) 舞台『すべての犬は天国へ行く』in AiiA 2.5 Theater Tokyo [初日] 第1公演(19:00)。乃木坂46から、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、斉藤優里、桜井玲香、新内眞衣、松村沙友理、若月佑美が出演
10月02日(金)『NISSAN あ、安部礼司 史上最大のワクワク大作戦 ABE-GIG in 日本武道館~10年に一度の大家族会議』に橋本奈々未が出演して、生ラジオドラマに挑戦
先週の木曜から金曜に掛けて、13枚目「今、話したい誰かがいる」個別握手会第7応募が行なわれ、それに伴って、第6次応募終了後の完売状況が判明しました。
今日は、最新の握手会人気を調べるため、各メンバーのCDセールスを分析してみましょう。
まず、完売表からシミュレーション計算で求めた、推定売り上げ枚数による順位表から。
(表1) 13枚目個別握手会第6次応募終了時点の推定売り上げ枚数による順位表
凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名
#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入
#「推定売り上げ枚数」は万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入
# メンバー名の色は、13th選抜におけるポジョションを表し、青色は1列目、緑色は2列目、オレンジ色は3列目を表す。「c」はセンター、「*」は2期メンバー
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない
[01] 30部/30部 (1.00; 03次, 1.84万枚) 白石麻衣(c) 西野七瀬(c)
[01] 30部/30部 (1.00; 05次, 1.84万枚) 橋本奈々未 秋元真夏 生田絵梨花 衛藤美彩
[01] 30部/30部 (1.00; 06次, 1.84万枚) 深川麻衣 若月佑美 齋藤飛鳥
[10] 27部/30部 (0.90, 1.83万枚) 桜井玲香
[11] 14部/30部 (0.47, 1.61万枚) 星野みなみ
[12] 13部/30部 (0.43, 1.58万枚) 高山一実
[13] 10部/30部 (0.33, 1.48万枚) 松村沙友理 伊藤万理華
[15] 14部/26部 (0.54, 1.45万枚) 堀未央奈*
[16] 12部/25部 (0.48, 1.35万枚) 井上小百合
[17] 09部/23部 (0.39, 1.18万枚) 中元日芽香
[18] 07部/21部 (0.33, 1.04万枚) 新内眞衣*
[19] 07部/18部 (0.39, 0.92万枚) 北野日奈子*
[20] 04部/19部 (0.21, 0.85万枚) 生駒里奈
[21] 04部/18部 (0.22, 0.81万枚) 寺田蘭世*
[22] 02部/18部 (0.11, 0.72万枚) 中田花奈 永島聖羅
[24] 01部/18部 (0.06, 0.67万枚) 斉藤優里
[25] 03部/13部 (0.23, 0.59万枚) 樋口日奈
[26] 02部/10部 (0.20, 0.44万枚) 渡辺みり愛*
[27] 01部/11部 (0.09, 0.43万枚) 鈴木絢音*
[28] 00部/12部 (0.00, 0.42万枚) 能條愛未 山崎怜奈*
[30] 01部/07部 (0.14, 0.29万枚) 川後陽菜
[31] 00部/08部 (0.00, 0.28万枚) 佐々木琴子* 相楽伊織*
[33] 01部/06部 (0.17, 0.26万枚) 伊藤かりん*
[34] 00部/07部 (0.00, 0.24万枚) 斎藤ちはる
[35] 00部/06部 (0.00, 0.21万枚) 川村真洋 伊藤純奈*
[37] 00部/05部 (0.00, 0.17万枚) 和田まあや
[グループ別の売り上げ枚数]
378部/591部 (0.64, 32.0万枚) : 1期
036部/144部 (0.25, 06.5万枚) : 2期
414部/735部 (0.56, 38.5万枚) : 全体
(シミュレーション計算の方法)
乃木坂の風 23Mar14 ~ 完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明(2)
乃木坂の風 22Mar14 ~ アレチの業務連絡、完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明
白石・西野の握手会人気は前作と変わらず、第3次応募の時点で30部を全部売り切るスピードを誇っています。
さらに、第5次で、橋本、秋元、生田、衛藤、第6次で、深川、若月、飛鳥が全完売を達成、人気の高さを見せている。
こういった30部担当メンバーの握手会が売り切れになる応募次数は、運営側が設定する当選確率や、大口購入者のキャンセルなど、色々な事情に左右されるので、12枚目と比較して、どこまで意味があるか分かりませんが、一応、表にしておきました。
(表2) 12枚目において、30部を売り切ったメンバーの13枚目での全完売応募次数
凡例
メンバー名 : 12枚目での全完売達成次数 → 13枚目での全完売達成次数
西野 : 2次 → 3次
白石 : 4次 → 3次
橋本 : 4次 → 5次
秋元 : 4次 → 5次
生田 : 7次 → 5次
衛藤 : 5次 → 5次
深川 : 4次 → 6次
飛鳥 : 7次 → 6次
若月 : 8次 → 6次
桜井 : 8次 → 7次以降
松村 : 15次 → 7次以降
上表に名前を挙げた11人が、現在の握手会スターで、1人で2万枚近いCDを売る高い人気を持っている。
そして、いくちゃん、あしゅ、若様は、前作より完売スピードが上がったと見ていいかもしれません。
ただ、握手会スター11人全体としては、13枚目も12枚目と同じような完売スピードという印象を受けます。
まあ、システムトラブルがあったので、何とも言えない面があるけど、このグループの売り上げ速度が劇的に上がった感じはありません。
一方、11人以外では、(表1)のように、30部担当の星野みなみと高山一実が50%に迫る完売率を挙げ、第2グループを形成。
さらに、伊藤万理華と堀未央奈が松村沙友理とほぼ同じペースで売り上げを伸ばし、井上小百合も好調なCDセールスを展開、第3グループを作っています。
2期メンバーを眺めると、新内眞衣、北野日奈子、寺田蘭世が堀ちゃんを追走する2番手グループで、その次に、渡辺みり愛と鈴木絢音が続く形です。
数シングル前までは、堀未央奈以外、握手会成績で、2期は1期に歯が立たない感じだったけど、最近、まいちゅんやきいちゃんが急速にセールスを伸ばしていて、本格的に上位に食い込み始めています。
みり愛やあーちゃんも上昇気流に乗りつつあって、1期と2期の差が縮まってきたと思います。
この傾向は、今後さらに加速する可能性が高く、14枚目以降の選抜選考において、2期が大きな存在感を持ってくると予想されます。
(表1)の順位は、13枚目第6次応募後における握手会成績ですが、最近、誰がとくに人気を伸ばしているかを知るためには、12枚目と比較したデータが欲しいところです。
そこで、12枚目第6次後と13枚目第6次後を比べて、推定売り上げ枚数が増加したメンバーTOP10を調べてみました。
(表3) 個別握手会第6次応募終了時点の推定売り上げ枚数を、13枚目と12枚目で比べたときの伸びの順位表
凡例
[順位] 完売部数の伸び/担当部数の増加分 (推定売り上げ枚数の伸び) メンバー名
#「推定売り上げ枚数の伸び」は、13枚目第6次応募終了後の推定売り上げ枚数から、12枚目同次のそれを引いた枚数。万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入
# 「*」は2期メンバー
[01] +8部/+1部 (+0.48万枚) 中元日芽香
[02] +6部/+6部 (+0.47万枚) 井上小百合
[03] +6部/+1部 (+0.40万枚) 伊藤万理華
[04] +8部/+0部 (+0.39万枚) 星野みなみ
[05] +6部/+4部 (+0.38万枚) 堀未央奈*
[06] +5部/+1部 (+0.33万枚) 新内眞衣
[07] +4部/+2部 (+0.28万枚) 北野日奈子*
[08] +3部/+2部 (+0.27万枚) 樋口日奈
[09] +3部/+0部 (+0.21万枚) 松村沙友理
[10] +0部/+5部 (+0.20万枚) 鈴木絢音*
中元日芽香と井上小百合が大躍進しています。
中元さんは、担当1部増で、完売を8部も伸ばし、一方、井上さんは、担当6部増で、完売6部増、二人とも推定で5千枚近くセールスをアップしている。
考えてみると、ひめたんとさゆにゃんは、確かに、成長しましたよね。
中元日芽香は、NHK第1『らじらー!サンデー』にレギュラー出演、MCであるオリエンタルラジオとのやりとりを通し、ぐんぐんとトーク力を伸ばしていて、おそらく乃木坂関連番組の中で一二を争うほど、面白いプログラムになりつつある。
さらに、11枚目と12枚目において、アンダーフロントとして、数多くのライブを先頭で任されたことで、舞台度胸が付き、エンターテナーとして何回りも逞しくなったと思います。
もともと高いアイドル性を備え、抜群の声と音楽センスの持ち主なのだけど、これまで、どこか引っ込み思案で、人前で本来の魅力を出し切れてない面があった.
しかし、最近、自己表現スキルを急速に身につけ始めていて、いよいよ、大輪の花が開き始めた印象を受けます。
また、井上小百合も、バラエティで自分を出せるようになってきた。
『NOGIBINGO!5』の妄想リクエスト企画で、突然、スタジオのMCを任されたとき、かろうじて思いついた「(複数の妄想実現ビデオの中で、イジリー岡田が1位に選びそうな)注目株はどれでしょう?」という質問に対して、深川麻衣から「みんないいと思います」と一切広がらない返しをされてしまった(笑)。
そのとき、絶望のあまり、
うわ~、どうしたらいいんだぁ
と言いながら、くるくる回って両手を上にひらひらさせる、変なダンスを踊り始めたシーンは、「おおーー!さゆにゃん、面白過ぎるぞ!」と大笑いしてしまいました。
さらに畳み掛けて、「生きていた中で一番変なのかいてる」(笑)。
また、子どもたちの前でまりっかと一緒に実験を披露したとき、ビニールから予期せずダバダバ水がこぼれる場面で、
もう何だかよく分かんないわ
と叫んで、上手くまとめていて、「さゆにゃん、本当に成長したなあ」と、しみじみ感動しました。
舞台『帝一の國』にヒロインとして出演した経験が、かなり大きいと思いますが、台本にない展開となっても、言葉を発して、身体を動かす、対応力が以前とは桁違いです。
井上さんも、素晴らしいルックスとスタイルに、歌、ダンス、演技のハイレベルな素質を備えながら、あと一歩前に出られない雰囲気があったけど、最近、開き直って、自分を投げ出す自信が出てきたようで(笑)、キラキラと、眩しく輝き始めた印象が強い。
こういった印象深いシーンによって、多くの人がひめたんとさゆにゃんの魅力に気づき、結果、握手会人気もぐいぐいと上がってきたんじゃないでしょうか。
中元、井上以外でも、(表3)に名前が出ているメンバーは、活躍が記憶に残っている人が多い。
主演映画『アイズ』を成功させた伊藤万理華。
テレビや雑誌で、登場するたびに可愛いを加速させている星野みなみ(笑)。
12thアンダーセンターとして、「別れ際、もっと好きになる」で、秀逸なパフォーマンスを見せた堀未央奈。
OL兼任アイドルとして、折り目折り目に、セクシー感たっぷりで、異彩を放つ新内眞衣(笑)。
『乃木坂46えいご』『開運音楽堂』『初森ベマーズ』など、出演する度、視聴者に強烈なインパクトを与える、元気過ぎおバカキャラの北野日奈子。
『帝一の國』のヒロインをこなし、『初森ベマーズ』で印象的な演技を見せた樋口日奈。
「ぷちょへんざ」で衝撃を与えた鈴木絢音(笑)。
さらに、『初森ベマーズ』でもっとも面白く、もっとも輝いていたとの声が多い、ユウウツ役を演じた松村沙友理は、前作を越える完売スピードで進んでいます。
こうやって眺めると、エンターテナーとして急速に成長し始めているメンバーが、何人もいて、今、乃木坂は新しいタイプのスターが次々と登場する、「カンブリア爆発」のような時期に入っているのかもしれません。
しかし、決して忘れてならないのは、握手会セールスがイコール、エンターテナーとしての実力ではないということです。
例えば、能條愛未は、『NOGIBINGO!5』の「ぷちょへんざ」や「輩」、『初森ベマーズ』の摩黒水産女子高のエース、さらには「乃木團」のボーカルなど、バラエティから音楽まで、抜群の活躍を見せていますが、13枚目では、前作と同じく、まだ完売が出ておらず、なかなか握手会人気が上がってこない。
また、生駒里奈は、12th選抜のセンターとして、数多くの音楽番組に出演し、「太陽ノック」のパフォーマンスを引っ張り、神宮ライブでは、甘さと切なさが絶妙にミックスされた、神懸かり的な美しさと、キレのあるMCで、大舞台を成功させる中心人物になった。
これほどの活躍をしながら、生駒ちゃんの握手会セールスは、伸び悩んでいて、なかなかトップギアに入らない。
おそらく、じょーさんや生駒ちゃんが提供する魅力は、握手会で何十枚もCDを消費しようというファンを生み出す類いのものではないのだと思います。
彼女たちは、ステージの上で輝くタイプのアイドルであって、直接会って、個人的なやりとりの魅力によって、ファンを「釣る」タイプではないということです。
恋人のように、会いたくなるアイドルというより、遠くから、そのパフォーマンスを眺めて楽しむアイドルで、私のようなライトファンからすれば、むしろ正統派と言いたくなるタイプです。
ただ、アイドルファンの中には、「恋人」的な魅力のみを求めている人もいるようで、そうなると、生駒里奈のような別タイプの魅力が、なぜ評価されるのかは全く理解出来ないと思います。
CDセールスの順番に選抜メンバーを並べる握手会主義は、完売部数こそメンバーの人気を示す唯一のバロメーターであるという錯覚を、ファンに植え付ける効果がある。
通常のエンターテイメントグループであれば、直接会いたくなるタイプの「恋人」的メンバーと、さほど会いたいとは思わないけど、観ていて楽しい「人気者」的メンバーは、それぞれが必要な存在として、両方が等しく重要視されます。
しかし、握手会主義の「錯覚」によって、乃木坂では、前者が異様に高く評価され、後者は「努力が足りない」「ワガママ」だと不当なバッシングを受けるほど、低く扱われる傾向がある。
ただ、生駒里奈や反抗期真っただ中の星野みなみ(笑)がフロントを務めた「制服のマネキン」MVが、YouTubeにおいて、乃木坂史上最高の再生回数を誇っている事実は、自分の好みだけで、あるメンバーを否定して、それを切り捨ててしまうことが、グループにとって如何に危険なことかを示しています。
自分とは全然違う感性を持った人が、世の中には、びっくりするくらいたくさん存在している。
私は、フロントだった当時のみなみを、昔も今も、可愛くてカッコいいと思っていて、初めて、彼女をバッシングするコメントを読んだときは、びっくり仰天しました(笑)。
乃木坂が国民的アイドルになるためには、さまざまな感性の人たちをファンとして取り込む必要があるわけで、選抜には、さまざまなタイプのメンバーを揃えておくことが重要です。
私が、特定方向の魅力のみを過大に評価する握手会主義に反対なのは、そこから発生する「錯覚」が、多様な価値観を持ったファン層の醸成を妨げ、国民的アイドルへの道を塞いでしまうからです。
握手会で完売が続出するような魅力とは別のタイプだけど、生駒里奈にも素晴らしい魅力がある。
それが当たり前のこととして受容される成熟した分厚いファン層を作らなければ、乃木坂は、ちょっと有名な地下アイドルで終わってしまう危険があります。
強化されるばかりの握手会主義ですが、AKB48Gからのファン流入がいつまでも続くわけではなく、乃木坂からのファン流出速度が上回り、CDセールスが下落に転じるのは、そんな遠い未来のことではないでしょう。
まだ好調な今のうちに、運営は、コアファンの財布に依存した握手会主義からの脱却を真剣に模索しないと、欅坂が防波堤になってくれると考えているならば、虫が良過ぎる読みじゃないでしょうか。
最後に、13枚目握手会セールスの推移を載せておきます。
(表4) 13枚目に関する個別握手会応募受付の日程と推定売り上げ枚数
凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {完売部数/総部数(完売率), 推定累計売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)
# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されることを示す。
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味。
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.8秒として計算している。
13枚目「今、話したい誰かがいる」
発売日:2015年10月28日(水)
オリコン初動集計締切:2015年11月01日(日)
初動算入:第11次分まで
[01次] +000 {000/735(00.0%), 00.0万枚} (2015/08/13~08/14, -79d)
[02次] +129 {129/735(17.6%), 16.5万枚} (2015/08/20~08/21, -72d)
[03次] +149 {278/735(37.8%), 28.9万枚} (2015/08/27~08/28, -65d)
[04次] +25-37 {266/735(36.2%), 29.3万枚} (2015/09/03~09/04, -58d)
[05次] +81 {347/735(47.2%), 34.6万枚} (2015/09/10~09/11, -51d)
[06次] +67 {414/735(56.3%), 38.5万枚} (2015/09/17~09/18, -44d)
[07次] +??? (2015/09/24~09/25, -37d)
[08次] +??? (2015/10/01~10/02, -30d)
[09次] +??? (2015/10/08~10/09, -23d)
[10次] +??? (2015/10/15~10/16, -16d)
[11次] +??? (2015/10/22~10/23, -09d)
[12次] +??? (2015/10/29~10/30, -02d)
# [04次]の「-37」は、システムトラブルにより、完売表示されていた枠が、再度、非完売になったためのマイナス
12枚目個別握手会第6次応募終了時点での完売状況は、731部中348部完売で、完売率47.6%の推定34.6万枚。
13枚目は、それを10%ほど上回っているわけで、この調子で進めば、オリコン初動に算入される第11次応募時点で、完売率80%の推定44万枚あたりが期待できます。
12枚目のオリコン初動は、61万枚なので、13枚目が、これを越えるためには、店頭販売が17万枚は欲しいところです。
初回限定盤と通常盤が前作並の15万枚であれば、「ここさけ」盤が2万枚必要で、ん~、微妙っすね(笑)。
関東での全国握手会を2日に増やせば、初回限定盤セールスがアップする可能性はあるんですが、大きな経費が掛かるので、収支にシビアな乃木坂運営がやるかどうか、これも微妙です(笑)。
従って、今のところ、13枚目のオリコン初動は、前作とあまり変わらないレベルと見るのが妥当な気がします。
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2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)
// 乃木坂メンバーが出演する映画・舞台・テレビ番組
[地デ] 毎週金曜 24 : 12 ~ テレビ東京『初森ベマーズ』
乃木坂46が主要役を独占する初の連続「単独」ドラマ。
テレビ東京の番組公式サイト
[映画] 『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』が全国ロードショー
7月10日(金)からTOHOシネマズ新宿ほか各地の映画館
乃木坂による単独主演映画。7月10日(金)と11日(土)に全国でメンバー参加の舞台挨拶。
映画の公式サイト
舞台挨拶のスケジュール
[映画] 『コープスパーティ』が8月1日(土)から全国ロードショー
シネリーブル池袋ほか各地の映画館
生駒里奈の初主演映画。7月23日(水)19 : 00より、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、舞台挨拶付きの完成披露試写会。
映画『コープスパーティ』の公式サイト
乃木坂公式サイトの試写会に関する記事
[映画] 『心が叫びたがっているんだ。』が9月19日(土)から全国ロードショー
乃木坂46が主題歌「今、話したい誰かがいる」を担当。9月24日(木)深夜に、フジテレビ関東ローカルが、西野七瀬と深川麻衣が出演する記念番組を放送。
映画『心が叫びたがっているんだ。』の公式サイト
// 星野みなみの溢れる魅力
7月18日14:18 星野みなみ
乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える
乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」
乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる
さらに詳しく
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー
// 特集ページ
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組
# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています