ジョンソンが明暗分ける

広島 000 000 110 2
阪神 000 210 00X 3
本塁打：[広島]メヒア、髙橋大
　　　　[阪神]ボーア

　今日から練習試合が再開し、甲子園で阪神と対戦しました。
　先発のK.ジョンソンは、3回を投げて1安打1四球無失点の好投でした。３月７日の西武戦以来となる対外試合の登板でしたが、直球に変化球を織り交ぜながら４奪三振と球の切れが良く、順調な調整ぶりを示しました。
　5月29日と30日の紅白戦では登板しておらず、実戦での登板は久々でしたが、状態は全く心配ありませんでした。開幕に向けて実戦の中で修正をしてくるでしょうから、大瀬良とともにローテの柱として先発陣を支える活躍を期待できますね。

　一方、DJ.ジョンソンは6回から登板して、１回を投げて２安打１奪三振２四死球と無失点ながら大いに不安を残しました。坂倉が盗塁を刺してくれたことで失点を免れましたが、失点していてもおかしくない投球内容で、更に2四死球と制球面での課題も出ました。
　3月のオープン戦や練習試合でも精彩を欠いた投球で2軍降格となり、開幕延期により再調整の時間ができたので、状態が良くなっていることを期待しましたが、先日の紅白戦と今日試合の投球内容では、守護神どころか1軍残留も厳しい状況となりました。
　挽回のチャンスは多くありませんので、次回登板が正念場となりそうですね。

　野手では、メヒアが7番1塁でスタメン出場して7回に小川の高めに甘く入った直球を完璧に捉えて、バックスクリーン左側に推定飛距離140ｍの特大本塁打を放ちました。これで5月29日と30日の紅白戦に続く3試合連続本塁打で、開幕1軍入りに向けて大きく前進しました。
　これまでの構想では外国人4枠は投手3、野手1と思われてきましたが、DJ.ジョンソンとフランスアの状態が上がっていないので、投手2、野手2となる可能性が高くなってきました。
　メヒアにとっては大きなチャンスが巡ってきたので、この機会を逃さず掴み取ってほしいですね。