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新井監督がキャンプに合流

2022年11月14日 21時33分17秒 | オフシーズン

 新井監督が今日から秋季キャンプに合流しました。

 練習開始前にグラウンドで選手、首脳陣、スタッフ全員を集めて約5分間の訓示を行い、「君たちが思っているより俺は君たちに期待している。俺は絶対、好き嫌いで起用とか絶対しない。家族同然だと思っている。みんなで強くなって、みんなで優勝する、みんなで日本一になりたい」と熱く語り、選手の気持ちを高めました。

 午前中はブルペンにも足を運び、午後からは今キャンプ初の紅白戦が行われ、選手たちの動きに熱視線を送りました。

 紅白戦は先発の森が3回を完璧にに抑える好投を見せると、打者では宇草が1安打2盗塁と監督にアピールしました。

 それでも新井監督は、結果が出た選手、出なかった選手がいるが、総じていい反応、アプローチをしている。体がよく動いていると好感触を得たようで、新監督として始動した初日は100点満点と総括しました。

 練習前の訓示は、素晴らしく、間違いなく選手達の心を掴み、モチベーションは間違いなく上がったと思われ、監督しての人心掌握力の高さを感じました。 

 今後もフラットな視線で、練習に取り組む姿勢を見ていくとのことで、選手達も一層練習に力が入ることでしょう。今キャンプは新しい戦力が出てきそうか気がしますね。

 

 球団は、ドラフト2位で指名した利根商高の内田湘大内野手と入団交渉を行い、契約金6,000万円、年俸600万円で仮契約し、背番号は63に決まりました。

 利根商では投手として最速149kmを計測し、打っては高校通算36本の二刀流で夏の県大会4強に導いた強肩強打の内野手ですが、球団は打撃力を評価しており、出世番号の63を背負わせるということは、球団の期待の大きさを感じさせます。

 球団の期待が大きいのでプレッシャーを感じるかもしれませんが、焦ることなく1年目は2軍でしっかりと鍛えてプロの体づくりをして、将来は4番3塁としてチームを背負う選手になってほしいですね。

 

 プロ野球の守備のベストナインを選ぶ「三井ゴールデン・グラブ賞」が発表され、カープからは投手として森下が、2塁手として菊池が受賞しました。

 森下は初受賞で、カープの投手では前田健以来の受賞となり、菊池涼は2二塁手で歴代最多を更新する10度目の受賞であり、初受賞から10年連続となり、山本浩が外野手で受賞したセ・リーグ最長記録に並ぶとともに、10回の受賞はセ・リーグ最多タイとなりました。

 森下の受賞は意外でしたが、守備イニングがセ・リーグ最多の178回2/3でありながら、無失策で守備率10割を誇ったことが評価されたと思われます。

 守備が良いことは自分自身の投球を助けることに繋がるので、投球だけでなく好守でもチームの勝利に貢献して、白星を積み上げ、来年も受賞を目指してほしいですね。

 菊地涼は、今季は3失策で守備率.9949と同じ3失策のヤクルト山田の.9953に次ぐ2位でしたが、27票という僅差でかわして受賞となりました。

 今季は山田が守備でも好守を見せるなど菊池涼を追い上げてきていたので、受賞は厳しいかもしれないと思われましたが、菊池涼が何とか死守しました。

 やはり菊池涼の超人的なプレーが、印象に強く残っていたことが受賞に繋がったと思われます。来季も堅実な守備はもちろんですが、スーパープレーでチームを救って勝利に貢献してほしいですね。

 


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