球団は、カイル・バード投手と契約が合意に達したことを発表しました。契約金1,040万円、年俸4,160万円+出来高で、19年にメジャーデビューして通算12試合で0勝0敗1セーブ、防御率7.82ながら、マイナーでは通算214試合に登板して20勝8敗23セーブ、防御率2.66の成績を残しています。
バード投手は、身長190㎝の長身でサイドスローに近いスリークォーターから繰り出す最速154㎞の直球の他に、スライダー、ツーシーム、カーブ、チェンジアップと変化球も多彩とのことです。
左腕ということでK.ジョンソンの代わりとして獲得したのかと思いましたが、米国では主にリリーフとして登板しており、球団も先日契約したネヴァラウスカス投手とともにリリーフのバリエーションを増やすために獲得したようです。
先発については、ドラフトで即戦力投手を3人獲得するなど、ある程度頭数が揃うことから、助っ人についてはリリーフ陣の強化を目指すということでしょう。
今季はリリーフ陣が崩壊して終盤に逆転される試合が多かったので、来季はバードとネヴァラウスカスに活躍してもらい、層の厚いリリーフ陣を形成してほしいですね。
また、スコットと年俸2,080万円で再契約したこと、K.ジョンソンとピレラは来季の契約を結ばないことも発表されました。スコットは開幕を守護神で迎えましたが結果を残せず2軍降格となりましたが、シーズン後半からは先発に転向して適性を発揮し始めたことから再契約となったようです。一方、在籍6年間で球団史上最多の57勝を挙げて3連覇に貢献したK.ジョンソンは、来日初の0勝に終わり、復調の兆しが無かったことから契約しなかったと思われます。
K.ジョンソンは、年俸にもよりますが、もう1年契約して再起を期待しても良かったように思いますが、球団は外国人枠や先発候補の投手が揃ったことで退団という結論に至ったのでしょう。退団は残念ですが、カープを3連覇に導いてくれて本当にありがとうございました。
契約更改交渉が行われ、中崎が5,800万減の8,700万円で、今村が2,000万円減の6,000万円で、岡田が1,100万円減の3,300万円で、一岡が1,700万円減の5,600万円でそれぞれ契約を更改しました。
4投手ともリリーフとして期待されながら、結果を残すことができず、厳しい契約更改となりましたが、カープが優勝を目指すためには3連覇に貢献した4人の経験は必要になってくるはずです。
実力のある投手ばかりなので、コンディションさえ整えば、結果を残すことができるはずです。来茎は、岡田は先発に復帰する見込みのようですが、中崎、今村、一岡については、リリーフとして勝ちパターン入りを目指すことになると思います。1軍のリリーフは、今季飛躍したケムナ、島内、塹江らに新外国人も加わり、争いが激しくなると思いますが、実力で勝ち抜いて再び1軍の舞台で快投をみせてほしいですね。
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