i氏の海外生活体験記

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<part4>しもきた

規制委記者会見議事録、大間原発

2014-05-07 22:18:54 | 大間原発の中間貯蔵化
5/2原子力規制委員会記者会見議事録(HP)より大間原発に関して

-前略-

○記者 日本テレビのイワタといいますけれども、函館市による大間原発の差し止め訴訟について、もう一回お伺いしたいのですけれども、当初、函館市は被告を国にしていたのですけれども、4月17日に、国というのが曖昧過ぎるからということで、被告を規制委員会と改めたのですけれども、この件についての受け止めをお聞かせください。

○田中委員長 詳細がちょっと分からないので、片山さん。

○片山官房審議官 官房審議官の片山です。国に対する訴訟ということでございますので、国としてしっかり対応していくということだと思います。4月18日に国に対して訴状が送達されてきております。その訴状によると、原告からは、大間原発の原子炉設置許可処分の無効確認請求、これの他に、同発電所の建設停止命令の発令を原子力規制委員会に対して義務付けるよう求めていると、そういう中身だと承知をしております。したがいまして、原子力規制委員会も関係行政機関に該当すると思いますが、本件訴訟について、今後、法務省など、関係行政機関と調整をしながら適切に対応していきたいと考えております。

○記者 その点について、田中委員長としてどうお考えになられているかということを改めて聞かせていただけますか。

○田中委員長 委員長としての考えは特にありません。裁判ですので、裁判の場で議論していただければよろしいと思います。

○記者 では、もう一点なのですけれども、函館市は訴状の中で、大間原発のフルMOXは、旧指針においても、新基準においても安全性が確保できない、30km圏内の函館市が避難計画の策定がそれをもってできないということを盛り込んでいるのですけれども、そのあたりについて、公判の中でどのように展開されていきますか。

○片山官房審議官 訴訟の中身の話でございますので、事務方からお答えいたします。官房審議官の片山です。いずれにいたしましても、本件訴訟については、関係行政機関と調整して適切に対応していくというのが、現在の当委員会のポジションでございます。

-引用終わり-

何も出てこないのを承知で記者の方は質問しています。この片山さんは完全なストッパーの役目です。今までの議事録を拝見すると100%成功のストッパーですね。

さて、第一回の口頭弁論は7/3の15:00からです。私はこれに特に注目しています。函館市はその訴状の概要(HP)で以下のようなシミュレーション結果を引用しています。

-3 小出裕章氏による大間原発重大事故発生時のシミュレーション-

・京都大学原子炉実験所研究員小出裕章氏が行った大間原発の事故の想定では,大間原発から函館市方向へ風速2メートルの風が吹き,約4時間後に放射能の雲が約30キロメートル先の函館市に到達した場合,函館市民の約8000人が急性死に至り,100%の人間が何らかの癌により死亡するとされた。

・風向きによって青森市はもちろんのこと,札幌市,仙台市,東京都,大阪府などの大都市圏にも「死の灰」が襲うとされ,この場合は上記を遥かに超えるガン死亡者が出ることになり,大間原発の重大事故による被害の大きさは,既設の原発の比ではないことを明らかにしている。

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「Danang sushi bar」企画第四弾の途中経過

2014-05-07 20:02:46 | Danang sushi bar 日記
飛び飛びになりますが、帰国真近になりましたので途中経過の報告をします。

ダナンの日本食風レストラン「Danang sushi bar」の企画モノ第四弾「七夕の部屋」は笹林のディスプレイになっていましたが、ここに日本の七夕をイメージする「折鶴」や「短冊」を下げてみてはどうか、というものでした。

理想は、ちょっとカフェ風なテーブルとイスを置いて「鶴を折ってここに下げると幸せになれる」という噂を広める、というオプション付きでした。

先ず、テーブルとイスを購入するのに嫁の同意が得られていません。全くイメージが湧かないようです。ただ「幸せの噂」というキーワードには魅かれたようです。

取りあえず、折鶴と和紙の人形を付けた短冊は下げてみました。柱には小さ目の掛け軸で雰囲気を出しました。

さらにベトナム語で書いたこんな説明の紙を下げてあります。

「七夕/7月7日:中国の伝説から始まった行事。折り紙や色紙で笹を飾り付け、家の庭などに立てる風習が残っている。また、願い事を書いた紙を笹に飾ると願いが叶う、と言われている」

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「Danang sushi bar」企画第一弾が完成

2014-05-07 14:21:53 | Danang sushi bar 日記
ここダナンに来て日本食風レストラン「Danang sushi bar」の状況を見てきました。

客観的に見て「宣伝不足」と分析しました。ベトナム人の悪いクセ(?)で列の割り込みはするくせに商売での自己PRが不足しています。

この店はチラシも名刺も無いままに先ずオープンしました。多分ダナンの天候に配慮し、暑くなる前にと判断したのでしょう。私との話では4月の予定でしたので、一か月早くオープンしたのです。チラシはようやく昨日出来上がりました。地元で繁盛のフォーの店に交渉してチラシを貼って貰うことになりました。またメニューと名刺の修正チェックも昨日終えました。

私は日本から持ってきた掛け軸と写真で店内のディスプレイ(飾り)に取り掛かりました。以前話した企画モノ第一弾「日本の紹介展示会」の準備です。

作業内容は言葉で伝えにくいので(そもそも展示する意味が彼らには分からない)、スケッチを描いて竹と針金と紐を買いにハン市場へ行きました。

遅ればせながら写真のように作業は完成しました。井桁に組んだ一本50円の竹が良い味を出しています。花の写真はフレームとガラスを使うと高いので、倉庫にあった失敗メニューの厚紙を裏に当てて紐で吊るしました。掛け軸と写真は時期をみてチェンジ可能です。ベトナム嫁は一列だけ一昨年の「弘前の桜」の写真を紹介する、と意気込んでいます。

これで掛け軸、写真の提供者に展示状況を報告する事が可能となり、ひとまずホッとしました。

この次は企画第四弾「七夕の部屋」の状況をお伝えします。

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再生エネを観光資源に

2014-05-07 13:13:00 | 下北の地熱発電
5/1読売新聞WEBで伝えておりました。

-再生エネルギーを観光資源に…水力、温泉熱発電-

 土湯温泉では、温泉の熱を利用した発電事業が8月に着工予定。地元関係者は、再生可能エネルギーを新たな観光資源とした地域の復興に期待を示した。

 施設は、温泉街の近くを流れる東鴉川に整備する。温泉街の約520メートル上流に取水設備、そこから約320メートル下流に発電所を建設。44メートルの落差を利用して最大140キロ・ワットを発電できる。来年3月に発電を開始する予定。総事業費は3億1900万円で、国と県の補助金を活用する。

 式典には地元住民ら約60人が参加し、工事の安全を祈願した。根本復興相は「再生エネルギーの先駆けの地として頑張ってほしい」とあいさつ。事業を行う「つちゆ清流エナジー」の加藤勝一社長(65)は「土湯温泉の復興のうねりが一段と大きく、速度を増すものと確信している」と力を込めた。

 温泉の熱を利用した発電施設は来年7月の稼働を目指している。総事業費は約7億6000万円で、最大400キロ・ワットを発電できる。

 同温泉は震災後に観光客が減少し、2011年度は前年度の4分の1以下になった。旅館は4軒減り、現在も客足は戻っていないという。復興に向けた街づくりを考えようと、温泉関係者らが再生可能エネルギーの活用を検討してきた。

-引用終わり-

2011年12月だったと思いますが、福島であった地熱シンポジウムで土湯温泉の女将がシロウトなりに一生けん命に発表していました。「温泉と水を利用した地元の再生エネルギーで復興したい」と。

福島の知事も「地震津波、原発事故、風評被害の三重苦に苦しんでいる。福島は原発を止めて再生エネルギー100%に舵を切った。福島に豊富にある地熱資源を活用していきたい」とコメントしていました。

ゲストの作家真山仁氏は「地熱小説マグマ」で3.11原発事故を予言していました。彼は小説家ですがどの議員や専門家たちよりも地熱の有用性を熱っぽく語ります。

私はこの土湯温泉の再生エネルギーに熱心に取り組む姿を見て、是非地熱調査が始まったばかりの下北地域でも盛り上がってほしい、と願っています。

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