★ 中学校の学年末テストが終わり、今は高校の学年末テスト対策。公立高校の中期試験まではあと3日となり、もはやここまで来れば開き直るしかない。
★ ある高校2年生の現代文のテスト範囲は、評論が2つ。竹内啓さんの「偶然とは何か」と村上陽一郎さんの「科学・技術と社会」をテーマにしたもの。どちらも教科書用に原典よりは簡易にしてあるが、それにしてもややこしい文章だ。
★ 教科書に採用されている作品ということで、江國香織さんの「晴れた空の下で」(「つめたいよるに」新潮文庫所収)を読んだ。
★ 「デューク」で感動させられた江國作品。「晴れた空の下で」もジーンとくる。
★ 桜が美しい春の日。食卓では老夫婦が食事の様子。この夫婦、最近物忘れがひどくなってきたようだ。今日もゆっくりと食事をとった後、夫婦そろって川べりを散歩。
★ のどかな日々なのだが、実はどんでん返しが待ち構えていた。
★ 「白い御飯をゆっくりゆっくり噛んでいる婆さんの、伏せたまつ毛を三十年も四十年もの時間が滑っていくのが見えるのだ」なんて表現、いいなぁ。
☆ 私も最近、人の名前が出にくくなってきた。顔は分かるのに名前がサッと浮かんでこない。何かをやろうとしたのだが、「何をするんだったかな」と忘れてしまうことも増えてきた。微分や積分の問題は解けるのに、日本史の出来事は鮮明に覚えているのに、不思議な感覚だ。これが老いるということかな。
☆ 大急ぎで確定申告の準備を済ませた。2,3日中には提出できそうだ。塾生募集のチラシも完成。販売店に持ち込まねば。塾の1年が終わり、また新たな1年が始まる。