じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

青山七恵「欅の部屋」

2024-03-26 14:47:32 | Weblog

★ 朝からの本降りがやっと上がった。近所のおいしいパン屋さんで卵サンドを買い、おいしいコーヒーと共に頂く。束の間の至福だ。

★ NETFLIX版「三体」を観終わった。先端科学者たちの連続自殺。科学者たちの目から離れないカウントダウン。それらは何を意味しているのか。物語は文化大革命期の中国に飛び、その秘密基地で行われた異星人とのコンタクト計画が描かれる。地球からのメッセージを受け取った高度に発達した異星人は400年後に地球を襲撃するという。彼らにとっては虫同前の人類。果たして人類は駆逐されてしまうのか。それとも生き残れるのか。

★ 400年の猶予というのが面白い。このまま環境破壊が進めば。異星人の来襲を待たずとも人類は滅んでしまうかも知れない。

★ 宇宙を舞台とした広大な物語があるかと思えば、どうでもよいような(本人たちにとってはすごく深刻なことだが)恋愛を描いた作品もある。それはそれで人間らしくて面白い。

★ 青山七恵さんの「かけら」(新潮文庫)から「欅の部屋」を読んだ。主人公の男性は「小麦」という名の女性と2年間付き合い、別れた。女性からの申し出でだった。それから4年。男性はまもなく別の女性と結婚する。ここに及んで、小麦との2年間の生活、そして今の彼女のことが気になり始めた。

★ こうして見てみると、男というのは女性よりも過去を引きずるのかも知れない。未練なのか、振られて傷ついたプライドなのか。今のご時世ではコンプライアンスに触れるかも知れないが、男というのは案外女々しい。

★ huluで綾辻行人さんの「十角館の殺人」がドラマ化されている。観てみよう。

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