じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

横山秀夫「深追い」

2022-08-20 18:38:39 | Weblog

★ 新型コロナの全数把握をやめるかもとか。確かにこれだけ増えてくると、かなりの潜在感染者が予想され、カウント自体にどれほど意味があるのかわからない。

★ 新聞に世界の国ごとの感染者数ランキングが載っている。韓国、日本がグイグイとランキングを上げている。日本人はこういうのが好きだ。

★ 全数把握をやめるとして、もはやカゼあるいは季節性のインフルエンザと同等に扱って良いものなのだろうか。素人には分からない。

★ さて、今日は横山秀夫さんの「深追い」(新潮文庫)から表題作を読んだ。横山さんの警察小説は短くても読みやすくて面白い。

★ 秋葉健治、32歳、巡査部長。交通機動隊で白バイに乗っていたが、不審な車を追跡中、当該車が事故を起こす。強盗犯が乗っていたので、表向きは適正な職務遂行だったが、警察組織の論理は違うようで、彼は白バイを下ろされ、所轄署の事故処理係に異動させられた。

★ 彼は鬱屈した日々を過ごしていたが、そんな時、ある事故の処理を担当する。男性が自転車で帰宅中、よろめいてダンプにはねられ死んでしまう。男性の遺留品の中にポケットベルと奥さんの写真があった。その奥さんというのが秋葉が高校生時代に思いを寄せていた女性だったのだのだ。

★ 夫が亡くなったあとも、ポケベルに奥さんから送られてくるメッセージ。不審に思った秋葉は彼女を訪れる。どうやら、職業倫理に反するが、過去の恋心も動き出したようだ。そして、彼女の手帳に残された「K」という人物にたどり着く。

★ そして、彼の「深追い」が新たな展開に。

★ 女性は現実的だが、男はいつまでも夢(あるいは妄想)を追い続けるようだ。片想いに至っては、一つ間違えればストーカーになる。気をつけたいものだ。

★ 話は変わって、教科書のデジタル化が進みそう。まずは英語から導入するようだが、塾でも対応策を考えねば。

 

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