じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

吉行淳之介「薔薇販売人」

2022-08-26 19:52:34 | Weblog

★ 夏期講座修了。ドラマ「浪漫ドクター キム・サブ」を観始める。面白い。想定通りの展開だが、展開が早く、退屈させない。随所に出てくる医学の専門用語も新鮮だ。

★ 話は変わって、今流行りの「きつねダンス」。チアリーダーのかわいい振付がいい。原曲を聴いていると、昔、あのねのねが歌っていた「ネコ・ニャンニャンニャン」を思い出した。

★ さて、今日は吉行淳之介さんの「原色の街・驟雨」(新潮文庫)から「薔薇販売人」を読んだ。

★ 23歳の主人公。会社勤めに退屈気味だ。ちょっと聞きかじった薔薇販売人の詐欺話。興味を持って、自分も試してみる。見ず知らずの家を訪ねて薔薇を売るのだが、ターゲットの家には不思議な夫婦が住んでいた。

★ 何度か足を運んでいるうちに、艶めかしい妻と怪しい関係に。谷崎潤一郎や江戸川乱歩的な趣向も感じる。

★ 最近、教員の不祥事が多いように感じる。京都では23歳の講師(担任もしている)が児童から集めた諸費を着服して懲戒免職。わずか3万円足らずで人生に汚点を残すなんてもったいない。そこまで想像力がはたらかなかったのか。それはそれとして、教員の資質が問われる。教員不足が深刻なようだ。

★ 近隣の中学校でも年輩のある国語教員の力量が問題になっている。授業が成立しないという。生徒から見てもお粗末な授業らしい。他の教員が授業を見に来ているというが、これからどうなるやら。

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