じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

映画「オール・ザ・キングスメン」

2018-10-16 23:36:47 | Weblog
☆ 映画「オース・ザ・キングスメン」(1949年)を観た。面白かった。

☆ 真面目の上にクソがつくような男が郡の会計官に立候補した。郡役人の不正を糺すという。彼の取材に訪れた新聞記者が目にしたものは、自分たちの利権を守るために郡政府を牛耳る人々とそれに立ち向かう一人の田舎者の男の姿だった。その男の名前はウィリー・スターク。新聞記者はスタークに魅かれるものを感じた。

☆ 幾多の妨害に合って、予想通りスタークは落選する。しかし思わぬチャンスが訪れる。知事選で戦う現職は、対立候補の票を割るためにスタークに白羽の矢を立てる。

☆ 彼らの思惑通りに立候補したスターク。冴えない候補だったが、出馬のカラクリを知るや開き直って目覚める。「勝つ方法」を知ったという。

☆ その言葉通り、彼は次の選挙で遂に知事の座を獲得する。しかし彼はもはやかつてのクソ真面目、正直だけが取り柄の男ではなかった。権力の権化と化していた。

☆ 物語はジョン・アイアランド演じる新聞記者(途中で退職)の目を通して描かれている。ジョン・アイアランド、容姿は田宮二郎さんに似ている(いや田宮さんが彼に似ているのか)。

☆ 権力は魔物としか言いようがない。最後は劇的なエンディングに。
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中道政党の退潮

2018-10-16 09:43:19 | Weblog
☆ ドイツではメルケル首相の支持基盤である中道勢力が退潮とのこと。

☆ かつて経済危機に直面したドイツ、政争に明け暮れる政党政治に嫌気がさして、極右、極左が台頭。両極の対立は策に長じたヒトラーの政権奪取、独裁体制の確立に至る。

☆ 経済危機、国際環境(当時は共産主義の拡張)、政治不信、私兵を伴った政治結社の台頭(テロリズム)、こうした要素がそろえば危険だ。国民の不安や恐怖感に乗じた勢力の台頭、国際社会はかつてと同じ道を繰り返そうとしているのだろうか。

☆ 大国の自国第一主義(覇権主義、帝国主義)も気になるところだ。今、私たちはどのあたりを歩んでいるのだろうか。過去の歴史を振り返りながらそう思う。
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軽減税率は再増税の布石か

2018-10-16 02:29:57 | Weblog
☆ 政府は2度先延ばしにした消費税10%への増税を来年の10月に断行するようだ。(10月というのは参議院選が過ぎてからという「配慮」か。)

☆ 増え続ける社会保障費、歴代政権の失策ともいえる大きな財政赤字を考えれば増税やむなしなのだろうが、増税はうれしくない。

☆ ところで今回の増税の特徴は食料、飲料(それに新聞)への軽減税率の導入だ。実績をアピールしたい公明党の強い要望によって導入された制度で、小売業にとってみれば面倒な代物だ。食料費の支出が月5万円の人で1000円程度の軽減になるようだが、その程度のことのために業者の負担は大きい。(熱心な公明党支持者の人にそう言うと「あなたは裕福だから・・・」と反論されるのだが)

☆ 軽減税率というなら、食料費を5%に下げるとか、あるいはいっそ非課税にするならその功を大とするのだが、そこまではできないようだ。

☆ それにこれは、将来15%、20%更には25%と上がるであろう消費税の布石であるように思える。消費税25%、但し食料費は10%などという時代が遠からずやってくるように思える。

☆ 集めるだけ集めて、それが適正に使われるのかも気がかりだ。
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映画「スティング」

2018-10-16 02:13:33 | Weblog
☆ 映画「スティング」(1973年)を観た。

☆ 1930年代、不景気にあえぐシカゴ、マフィアに仲間を殺された詐欺師たちが大仕掛けの復讐を計画する。劇中劇のような面白さ、果たして誰が味方でだれが敵か。観客も騙される。

☆ この映画は2つの時代を楽しめる。1つは映画の舞台となった1930年代。見事なまでのセット、衣装、大道具、小道具。もうひとつはこの映画が公開された1970年代。ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォードという名優に恵まれた時代だった。

☆ 軽快な音楽をバックに、シリアスなのにコミカルに。悪党たちの話なのに、とても明るく感じた。
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