☆ 映画「ミニヴァー夫人」(1942年)を観た。
☆ イギリスの田舎町、今年も花の品評会が開かれる。バラの部は毎年村の名門であり貴族のベルトン夫人が1等をとることになっていた。その慣例に今年は駅長がチャレンジする。駅長はバラに、好意をもつ夫人の名前をとって「ミニヴァー夫人」と名付けた。
☆ そのことを知ったベルトン夫人の孫娘キャロルはミニヴァー夫人を訪れ辞退するように勧める。そこでミニヴェー夫人の息子ヴィンはキャロルと大激論。罵り合った二人だが、逆に魅かれていく。二人の前に立ちはだかる身分の壁。しかし二人はそれを乗り越え結婚する。
☆ これだけならハッピーエンドなのだが、時代はドイツとの戦争へ。1942年公開の映画なので、勝敗はまだ決まっていないが、ドイツ批判が随所に織り込まれている。
☆ ダンケルクからの救出作戦(ダイナモ作戦)、川を下る無数の民間船は迫力満点だった。飛び立つ飛行機の編隊の姿も美しい。
☆ 最後教会で、犠牲者を追悼し、牧師によって戦いが鼓舞される。映像にはないが当然ドイツ側でも同じように神の祝福が祈られているであろう。ヒトラーが勝利した世界など考えたくもないが、「勝てば官軍」は確かだ。「正義」などという言葉は実に危ういと思った。
☆ 監督は「ローマの休日」「ベン・ハー」のウィリアム・ワイラー。
☆ イギリスの田舎町、今年も花の品評会が開かれる。バラの部は毎年村の名門であり貴族のベルトン夫人が1等をとることになっていた。その慣例に今年は駅長がチャレンジする。駅長はバラに、好意をもつ夫人の名前をとって「ミニヴァー夫人」と名付けた。
☆ そのことを知ったベルトン夫人の孫娘キャロルはミニヴァー夫人を訪れ辞退するように勧める。そこでミニヴェー夫人の息子ヴィンはキャロルと大激論。罵り合った二人だが、逆に魅かれていく。二人の前に立ちはだかる身分の壁。しかし二人はそれを乗り越え結婚する。
☆ これだけならハッピーエンドなのだが、時代はドイツとの戦争へ。1942年公開の映画なので、勝敗はまだ決まっていないが、ドイツ批判が随所に織り込まれている。
☆ ダンケルクからの救出作戦(ダイナモ作戦)、川を下る無数の民間船は迫力満点だった。飛び立つ飛行機の編隊の姿も美しい。
☆ 最後教会で、犠牲者を追悼し、牧師によって戦いが鼓舞される。映像にはないが当然ドイツ側でも同じように神の祝福が祈られているであろう。ヒトラーが勝利した世界など考えたくもないが、「勝てば官軍」は確かだ。「正義」などという言葉は実に危ういと思った。
☆ 監督は「ローマの休日」「ベン・ハー」のウィリアム・ワイラー。