じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

浅田次郎「告白」

2018-05-22 14:36:04 | Weblog
☆ ちょっとした昼休みの時間、30ページぐらいの短編がちょうどいい。

☆ 今日は、浅田次郎さんの短編集「月下の恋人」(光文社文庫)から「告白」を読んだ。浅田さんはどんな話でも心をしっとりとさせてくれる。

☆ 女子高生2人がハンバーガーを食べながらダベッている。梓と奈美。奈美は茶髪で厚化粧、スカートの丈も短い、不良と目されているタイプ。でも頭はいい。親友の梓にはとてもやさしい。心に刺さる言葉をしばしば吐くが。今日、梓は奈美に告白する。「父」が本当の父でないことを。

☆ 梓がいつも持ち歩く貯金通帳の束。彼女の成長に合わせて父が振り込んでくれているものだ。しかし、それにはある秘密があった。その辺りから、心に響いてくる。

☆ 途中に出てきた「行っトイレ」には笑った。オヤジギャク?

☆ 笑いあり、涙ありの浅田節。
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