いつか海外暮らし!

旅行が好きで若い頃は国内旅行、今は海外旅行、いつか海外で暮らしたい。

ネパール旅行 10月02日 ポカラ滞在 2日目 日本山妙法寺へ

2012年11月21日 | ネパール旅行2012/09/24~
5時30分ごろ、起床。夜、雨が降っていた。
6時前、窓からヒマラヤが見えないかと覗いたが、ガス(霧)がかかってまったく見えなかった。

7時30分ごろに朝食を頼んでいたので3階の食堂に行く。
本来なら食堂からの見晴らしは良いのだが、今日はまったくヒマラヤが見えない。
サランコットや日本山妙法寺(ワールド・ピース・パゴダ)に登る予定だが、ヒマラヤが見えるかタイミングが難しいと奥さんに話すと、タクシーで30分で上がれるので朝、ここからヒマラヤが綺麗に見えればタクシーで行けばよいとアドバイスしてくれた。
そんな手もあるのか!!
朝食は、目玉焼き、のり、味噌汁、ご飯(日本米)、緑茶であった。Rs.170(\165)
日本では毎朝、和食である。
海外旅行では玉子料理、トースト、コーヒーが宿泊料に付いている場合が多い、それはそれで飽きない。

今日はヒマラヤが見えそうにないので、ダムサイドやデヴィズ・フォール辺りを散策する事にした。
9時前、空G.Hを出る時、奥さんにヒマラヤが見えますよと教えてくれた。ダムサイドで見ますと言って出掛けた。
レイクサイド南のフェワ湖沿いを歩く。
 レイクサイド南のフェワ湖沿い通り
 

レイクサイド南を過ぎるとバス道があるだけで楽しくもない、仕方なく歩く。
レイクサイド南から徒歩30分ほどでダムサイドに着いた。
フェワ湖の南端にダムがある。その東側にホテルが集まっている。
小さな公園があり、そこからダムや放流川が見える。
 放流川とダム
  
放流川から北を見るとヒマラヤの峰が僅かに見えた。しかし、写真には写らないだろう。
 ヒマラヤが見えるポイント
 

今日はダムサイドのビューポイントからヒマラヤ眺望を期待できないので、デヴィズ・フォールに向った。
放流川沿いに歩き、途中近道を選び進むと吊り橋があった。
ダムが見えた、ダムから流れ出した川に架かる吊り橋であった。
 吊り橋
 

吊り橋を渡ると、若い男がいて掲示板を読めと言う。
「NOTICE FOR THE VISITORS」という掲示板があり、そこに注意書きがされていた、1.ガイド同行orグールプで行け 2.ハイキング、観光、トレッキング中は貴重品を持つな 3.ローカルな伝統や文化をリスペクトしろ など6項目あった。
私は無視して歩き出した。若い男がガイドすると言って来たが断わった。それでも付いて来る。
あまりにもしつこいので、この男が一番危険だと感じて引き返した。山賊が昔出た地区だそうだ?????
吊り橋を渡り、放流川まで戻った。放流川沿いに歩いていると、日本山妙法寺(ワールド・ピース・パゴダ)が見えた。
 日本山妙法寺(ワールド・ピース・パゴダ)
 

放流川沿いを行くと国道に出た。
田園の中に国道が走り、道路沿いに民家が並ぶ。
デヴィズ・フォールを見過ごし、通り過ぎたと勘違いした。
行き先を変更して、先ほど見えた白いパゴダ(日本山妙法寺)に登る事にした。今日はヒマラヤが見えない事を覚悟で行こう。
国道を行くと賑わっている町があり、そこで1リッターの水(ペットボトル)を買った。(実はここがデヴィズ・フォールであった。)
ここからすぐに登り口に着いた。
国道から離れて斜め上に伸びる道が見えた。山の中腹には山肌を切り開いて造った林道が見え、尾根の奥向こうに白いパゴダが見える。
 登り口                                 尾根の奥向こうに白いパゴダ
  

林道を登り始めた。
10時30分になっていた。レイクサイドから徒歩1時間40分ほどだ。
先ほどの尾根に行きたいが道が分からない。
登り始めてすぐに崖のように急な斜面に50cm幅ほどの階段があった、見上げると民家らしいがあり、そこへの道だろう。
林道を進む、こんな道より山道を歩きたいと思っていると、斜面を横切り尾根に向う山道を発見した。
山道を行く、バイクのタイヤ痕が残っていた。尾根筋に出た、階段があるが民家への道の様だ。
尾根を廻りこむと牛がいて驚いた、牛飼いに「パゴダ?」と尋ねると違う様だ。
牛飼いが指差した道は、先ほどの民家への階段であった。
  
  写真左端の山道どうしがつながっている。

尾根道の階段を登る。あの大きな木のところまで上がれば休憩しよう。
林道を見ると、バスが走っているのが見えた、その後西欧人グループがストックを両手に持って林道を登って来るのが見えた。
 

大きな木はチョウタラであった。
チョウタラとは、周囲を石で囲って段差が作られ、荷物を置いてひと休みできる様になっている。石で囲われた中には菩提樹が植えられて木陰を作る。
奥さんだろう3人が井戸端会議でなくチョウタラ会議か!
私はデイバックを石段に置いて休憩した。心地よい風が吹いている。
デイバックの重量は3.5kgほどである。長く担いでいると重く感じて来る。カメラと水1L、傘&カッパ、長袖Tシャツ1枚が主な物である。
 チョウタラ
 

奥さんだろう2人が日傘を差して下って行った。
私も10分ほど休憩した後、また登り始めた。
西欧人若いカップルが下ってきた。「ナマステ!」と挨拶した。
林道が昔からある山道を寸断させて道が分かり辛くしていた。
 

見上げていた白い仏塔が目線を横にすれば見える様になった、かなり登って来た。
 

民家が点在し棚田の横を抜けると頂上への尾根に出た。
11時40分になっていた、登り口から1時間10分はどで登った事になる。
山道は地元民の生活の道だ、麓の村と山上の村を繋ぐ道である。林道ができた為、村と村を繋ぐ部分は草が生え荒れてきている様に思う。村内の山道は今でも使われている感じだ。
やっとの思いで着いた尾根には、閉まっていたが茶店があった。小屋と小さな東屋にテーブルだけの茶店である。
その前にチョウタラがあり、石段に座って休憩した。チョウタラに菩提樹がないので木陰がない。
ここからはじめてフェワ湖側が眺められる。
本来ならフェワ湖、サランコット、そしてヒマラヤが見えるはずであるが、雲がかかり、フェワ湖まで霞んで見えた。
今日はヒマラヤが見えない事を覚悟で登ってきたがフェワ湖まで霞んでいるとは残念!!!
 1週間後に見た絶景
 

ここから日本山妙法寺までアップダウンはそれほど無い。
10分ほど休憩した後向った。
 

途中でネパールの若者15人ほどとすれ違った。どこへ行くのだろう? サンダルを履いている者もいる。
手前の建物はホテルであった。
スタッフが話し掛けてきた。彼らはカトマンズの大学生で日本でいうゼミ仲間の様だ。これから歩いて降りるそうだ。
どこに泊まっているのかという事になり、荷物をまとめてタクシーでここまで来い、US$20/泊だ、ここはいいぞ!!と言われた。
ホテルの横にレストランや売店が続き、日本山妙法寺の門に出た。横書きで右から「日本山妙法寺」とあった。
 日本山妙法寺(ワールド・ピース・パゴダ)の門 
 

階段を上り、門をくぐる。途中から手すりにすがり上る。
振り返ると来た道が見渡せた。
 

階段を上がると白い仏塔が見えた。12時になっていた。
これがレイクサイドから見えているのだ。
標高1113mに白い仏塔が建つ。
日本山妙法寺とは日本で聞いた事のある様な、ない様なである。「世界各地で 平和運動を展開していることで知られる。」そうです。  
 仏塔
 

靴を脱ぎ、靴下も脱いで仏塔に上がった。仏塔の4面に金色の仏像が安置されている。
仏像を見て仏塔を一周した。観光客は、仏塔でできた影で休憩していた。
私も仏塔に背をもたれて座った。
時々欄干からフェワ湖を眺めて写真を撮るが、もやがかかった様になる。この様な時の写真の撮り方を練習しなければ!!!
諦めて、フェワ湖側に下る事にした。

ガイドブックには仏塔の下に降り口があるとなっているがそこへの行き方が分からない。
白い仏塔の前は広い庭になっていて花が咲いていた。
その庭のフェワ湖側に下り階段があり、覗いて見ると下に僧院?が見えた。この下り階段は降り口ではないと思った。
門まで階段を降りると、フェワ湖側にホテル、カフェ、ビューポイントなどの道標が目に入った、仏塔下方向に狭い山道が続いていた。
その道を進むと仏塔側に金網フェンスが続き、フェンスに扉があり開いていた。仏塔から降りて来て、この扉を抜けると狭い山道に出られるのだ。先ほどの僧院?が見えた下り階段から続いているのだろう?
フェンスの扉から20mほどにフェワ湖への降り口があった。
 フェワ湖への降り口
 

降り口は狭いが、すぐに広い石階段が続いていた。
登って来る西欧人3組とすれ違った。「ナマステ」と挨拶した。
ネパール人と間違われているかも知れない。
  

鬱蒼とした森の中を20分ほど下ると見通しが利く尾根道となった。
小さなホテル横を通る。
西欧人6人グループに追い越された。
チョウタラからの見晴らしが良いので、彼らは止まっていた。私もチョウタラに座って休憩した。
中国人カップルが来て、登って行った。
彼らの何人かが中国人が来た方に歩いて行った。残りの彼らが私に、こちらで良いのかと尋ねたのでそうだと答えた。
間もなくして私も行こうとすると彼らは全員戻って来た。
え!!! あの中国人カップルは?? 道に迷っていたのか!!!
このチョウタラは三叉路になっていたのだ。
   

彼らの後に付いてボート乗場に着いた。仏塔から40分であった。
建物内にチケット売場があり、ボート代Rs.310(\300)とコーラーRs.90(\88)を買った。
 ボート乗場
 

対岸のレイクサイドまでこのボートで渡る。
漕ぎ手のおっちゃんに中国人が多いね!と向けると、中国からバスでネパールに来る、運賃が安いらしいと言っていた。
チベットのラサからカトマンドゥまで直線距離で600km、大阪-東京間が400kmで名神高速を走る様な訳には行かないが、言われてみれば十分可能だ。中国には寝台バスがある、座席の変わりに2段ベッドが並ぶバスだ。
 フェワ湖の小島(バラヒ寺院)                    べたなぎのフェワ湖
   

対岸のボート乗場に着いた。
14時になっていた。腹が減ったしビールが飲みたい。
その前にルピーの残りが少なくなったので両替しなければならない。
両替レートはどこも一緒なのでどこでもいいがレートが悪い、1万円がRs.10,190であった。カトマンドゥでは1週間前Rs.10,800であった事を考えるとポカラはレートが悪い。
レストランで、チキン・チョウメン(チベット料理の焼きそば)とエベレスト・ビールにした。約Rs.380(\370)
ビールを飲みながら、通りを行き交う人々をぼんやり眺めていて、中国人の異常な多さに気付いた。

昨日、あれだけ探したインターネット・カフェをすぐに見付かり、1時間使った。Rs.75/hr 
ツアー会社にパソコンを4台並べてインターネット・カフェを兼ねている、壁一杯に写真を貼り付けられていた、その一部にポタラ宮殿が写っていたので、ラサ?と尋ねるとそうでラサ全景写真であった。

16時ごろ空G.Hの戻った。
シャワーを浴びてゆっくりしていると雨と雷であった。
19時に夕食に出ようとしたが、まだ激しい雨が降っていた。
食事に出るのをやめて、ビールを頼んで部屋で飲んだ。

21時30分、就寝。

 今日、歩いたルート
 

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