いつか海外暮らし!

旅行が好きで若い頃は国内旅行、今は海外旅行、いつか海外で暮らしたい。

アンコールワット旅行 10月21日 アンコールワットへ

2013年11月27日 | アンコールワット2013/10/16~
6時起床。

ベッドに寝そべり、タブレットをWiFiに繋ぎヤフー・ニュースを読む。
日常生活と変わらない、ベッドではないがパソコンで毎朝ヤフー・ニュースを読むのは日本と変わらない。

ハンモック・カフェに朝食に行った。
今日も誰もいない。
コーヒーを頼む。
今日は、フランスパンの半分を使ったサンドイッチであった。
ミンチと玉ねぎを炒めレタスに包んでサンドイッチにしている。うまい。

ロビーのソファに座り小説を読んだ。
Aさんが缶ビールの入ったレジ袋をさげて入って来た、ここは雰囲気が変わりましたねと声を掛けられた。
私が「確かパソコンが並んでいて」、Aさんが「その端に洗濯物が積上げられていた」と話した。
Aさんの歳は私と同じ位か? 彼も私もリラリゾG.H.は初めてでは無いようだ。
ここから奥に行くと缶ビールがUS$0.5で買える店があると教えてくれた。


9時ごろ、アンコールワットに行く準備をして、フロントを覗いたが誰も居なかった。
前日までに観光ツアーをお願いしなければならないが、予約していなかった。
ハンモック・カフェや新設カフェに運ちゃん達がいつも屯している。
屯しているとは聞こえが悪いが、常時4人ほどいる。リラリゾG.H.のスタッフと見分けがつかない時もある。
宿泊客が暇そうにしていると話し掛けて相手をしてくれる。特に女性客には親切だ。
運ちゃんにアンコールワットに行きたいと声を掛けるとトゥクトゥクorバイクと聞かれ、バイクと答えると俺やな!という感じで青年?がバイクを押して来た。
「アンコール遺跡小回りコース」を頼んだ。料金表があって、US$12である。

バイクの後ろに乗ったが、運ちゃんはヘルメットもかぶらず!!!と思っていると、狭い路地を入って彼の自宅に着いた。
妹さんとおばあさんに迎えられ、中へ入れと言われたが玄関で待った。
ヘルメットとウィンドブレーカーを持って運ちゃんは出て来た。
バイクの後ろに乗り、アンコールワットに向った。

途中、道路脇に少し入ったチケットブースで1週間有効の3日券(US$40)を買い、検札を受けてアンコールワットに向った。
10時前にアンコールワットに着いた。
11時30分ごろに戻ると行って運ちゃんと別れた。
環濠越しに西塔門が見え、奥に中央塔が小さく見えた。
午前中は、逆光になって細部は見えない。
15時ごろに来て2時間ほどアンコールワットを見て、夕日を見にプノンバケンに行くのが定番のコースである。
しかし、今の時期は午後になるとスコールが来るので仕方なく午前中に来た。
 環濠越しの西塔門
 

環濠に掛かる陸橋を歩いて行く。
 陸橋 (歩いた陸橋を振り返る)
 

西塔門の中央の塔門(正面入口)を通り抜けると西参道越しにアンコールワット中心部が見えた。
ここで、いつも「おおー!!」と感嘆の声をあげる。
 西参道越しのアンコールワット中心部
 

西塔門は両翼230mあり、参道側の側壁に多くのデヴァター(女神)が刻まれている。
南翼のデヴァターを見て歩いた。
 デヴァター(女神)
  

デヴァターを見て西塔門の南端まで行くと門があり、バイクはもちろん車でも通れそうなフラットな通路があった。
これは意外で驚きであった。
  

西塔門正面門は陸橋から1メートルほど階段を上がり参道に続く、中央部では第1回廊、第2回廊、第3回廊と高度を上げる。中央尖塔部は地上65メートルあり、仰ぎ見る様になっている。
仏教寺院遺跡やヒンズー教寺院遺跡は、丘の頂上や山の中腹に本堂があり参道を歩いて仰ぎ見る構図になっている。
しかし、ここアンコールワットは平地に建造された為、同じ効果を出すために、この様な壮大な建造物になったと言われている。

だから、陸橋からアンコールワット中心部には徐々に階段で上がって行くものと思っていたのが、この南端の門ではフラット通路になっていたので意外に感じたのだ。
その時、女性2人にガイドが付いて近付いて来た、話し声をよく聞くと日本語で話していた。
私はガイドに「なぜ、この門の通路はフラットなのか?」と尋ねると、ここは「象の門」と回答があった。
象が通り抜ける為の門なのだ。
西塔門に象の門がある事は思い出した。しかし、神聖な象に対し敬意を払って「象の門」と命名しているのだと思っていた。象が通る為の通路だとは考えていなかった。

南象の門から続く道を進んだ。
参道の北側は、北聖池越しのアンコールワット記念写真ポイントがあったり、土産物屋があるので観光客が多いエリアである。
しかし、今、参道の南側エリアを歩いている。
人がいなくて静かで良い。
  

参道脇の南経蔵の横まで聖池が氾濫していた。
参道を挟んで北経蔵も見えた。
 南経蔵
 

南経蔵の前から聖池越しにアンコールワット寺院(中心部)を眺めた。
氾濫して大きくなった南聖池越しに見るアンコールワット寺院は珍しい。
 

氾濫して大きくなった聖池の縁を歩いてアンコールワット基壇部に向った。
高さ2メートルほどの基壇部に上がる階段がそこに見えているが、氾濫した聖池で通れない。
南側に砂利道があるので回り込んだ、丁度警官が来てバイクを停めた。
警官に「水で通れない」と声を掛けた。
その時まで砂利道は通れるだろうと思っていたので、その先を見て驚いた、こちらも冠水していた。
警官がバイクの後ろに乗れと言ってくれた。私を乗せる為に停まってくれたのだ。

基壇部南西角付近に警官の詰め所とトイレがあった。奥にはお寺が見えた。
基壇部に上がる。
基壇部南西の角からアンコールワット寺院の第1回廊が見える。
基壇は東西332メートル南北258メートルと大変広い。
 

今日は、ゆっくり第1回廊を一周してレリーフ(浅浮き彫り)を見て歩こう。
アンコールワットには数回来ているが、時間が無いのでレリーフの一部しか見られない。
時間が無いと言っても体力が続く時間の事で、2時間が限度である。陸橋を渡って第3回廊まで上がって戻るには時間が無い。
今日もすでに1時間が経っている。
今日3日券を買ったが、3日間ともアンコールワットに来る積りなので、今日は第1回廊のレリーフを見れば終りである。
 

  

   

 
  

壁一面に浮き彫りされているが1/4面に浮き彫りが無くなっているところもある。
また、厚さ10センチメートルの石に浮き彫りして壁にはめ込まれているが一部掛けていた。
蟻の大群が壁をつたい繋がって歩いていたり、雨水がつたっていたりした。
修復が間に合わなくなってきている様だ、崩壊がはじまっているのか?

陸橋を渡し道路に出ると、運ちゃんが手を上げていた。

つづく。