あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

共和党政権が嫌いなドイツ・ロイター通信とイギリスBBC

2008年09月11日 20時25分06秒 | Weblog
【ロイター】米大統領選、世界はオバマ氏を次期大統領に希望=調査


(引用開始)
 調査に参加した22カ国のすべてが調査時点では、マケイン候補よりもオバマ候補を大統領として選び、そのうち17カ国では、オバマ候補が大統領になった場合、米国と世界との関係が改善するとみている。
(中略)
 オバマ候補を選んだ人はインドの9%からケニアの82%まで幅があったが、22カ国の平均では、オバマ候補が49%だったのに対してマケイン候補は12%にとどまった。
(引用終了)


 あまりに恣意的なロイター通信の記事に笑った。
 以下は、フランスのAFP通信が配信する同記事。

 【AFP】BBC世論調査でオバマ氏優勢
 こちらの記事では、この調査に参加した22カ国が列記されている。それによると、

(引用開始)
 調査は7、8月にオーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、エジプト、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、ケニア、レバノン、メキシコ、ナイジェリア、パナマ、フィリピン、ポーランド、ロシア、シンガポール、トルコ、アラブ首長国連邦、英国、米国で行われた。
(引用終了)


 こーゆー全世界調査では、代表的な新米国家や反米国家を入れるのは当たり前だと思っている。なぜなら、親米・反米の国は、米のトップが変わった時の影響力に敏感だからだ。
 それなのに、まず親米代表格である日本、韓国、台湾、イスラエル、サウジ、オマーン、コロンビアが入ってない。
 で、逆に、反米になりやすいカナダ、メキシコ等の隣国や、不法移民で心象が悪いブラジル、共産圏である中国、ロシア。イスラエルとサウジを覗くイスラム圏の国々や、華僑の影響力が強いシンガポール等、8割方反米勢力が占めている。

 AFP通信は、フリーチベット運動の時に思ったが、流石だ。
 逆にBBCは、以前「世界一受けたい課外授業」という番組に登場したBBCの名物記者がミスリードを誘う授業をしてたので、あまりいい印象はない。
 ちなみに、どんなミスリードだったかというと、例えば、

「世界の1年間の死刑執行回数は、上位3カ国で9割を占める」

 …ダントツ1位の中国が8割占めてるんだが。2位3位の国は4位以下とドングリの背比べなのに、中国と一緒にされて気の毒だよなぁ。

 ま、BBCは関係ないかな。ロイターが悪い。
 というか、BBCはロイターやら朝日に転載させる為に、わざとこんなメンバーで統計とったような気がする。それはそれでやり方が汚い。
 統計というものは、それを企画した人の意図が絶対に反映されるという、わかりやすい例であった。

 読売新聞が前回の総裁選の時に、平日昼間の固定電話オンリーで総裁選予想の統計をとった時を思い出したよ。あの時は「1番の情報源がテレビ」とかいう人々をターゲットに絞った統計だったなぁ。