あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

世界大恐慌のはじまり/続報

2008年07月24日 23時11分00秒 | 原油先物
 先日のエントリ、「世界大恐慌のはじまり」から一応続報。
 
 順調に、崩壊方向に向かっている様子が、原油の下落から読み取れる。
 

 現在、高騰していた小麦等の商品が、続々と下落を続けている。1バレル148ドルをピークに、アメちゃんは80ドルまで下がるという目標を掲げた模様。実質、原油は80ドルぐらいだったとアメちゃんは考えていた訳である。かく言う俺も、100ドルぐらいまでは下がると思っている。

 つまり、まあ基準はぜんぜん違うのだが、現在のレギュラーガソリン181円が、98円ぐらいの価値だと判っていながら吊り上げられていたと例えれば、それがどれだけ鬼畜の所業であったかとわかろうものである。

 昨日時点で、原油価格、実に124ドル。24ドルの下げである。凄い。まさに坂道を転がり落ちるかの如し。レギュラーガソリンに例えれば、暫定税率撤廃ぐらいの影響度である。

 それにあわせて、世界の金融市場は大変流動的になっている。簡単に言えば、世界中の金融機関が、お互いを信用していない。
 そして、サブプライム関連の影響がほとんどない、唯一信頼できると言っても過言ではない、日本の市場から資金を調達する流れが出来ているようだ。
(正直嬉しいな。だって日本国内のほとんどの人は、あれだけ投資を煽られながら、現金で円を保有し続けている事の証左だから)

 東京外為市場4月取引高、短期資金調達増加で前年比25%増=日銀(ロイター)
 http://money.jp.msn.com/investor/mktsum/news/newsarticle.aspx?ac=JAPAN-328421&cc=03&nt=03

 この流れ、判りやすく言えば日本円の価値が上がっている事を意味するのはわかると思うのだが、そうすると、円高展開になるはず。

 なのに、思ったような円高になっていない。正直期待はずれだった。円の価値があがれば、原材料安に繋がるし、国内に流通している商品の値段も落ち着いてくる。さらに、今まで上昇を続けていた小麦等の先物も暴落しているのだ。消費者を苦しめていた金持ちどもの道楽から、一般庶民は解放され、体感の景気はよくなると思っていたのに。
※円安は、輸出企業が得をし、それが社会に還元されなければ景気回復しない。今の日本の体感景気の悪さはコレが要因。


 これは、奇しくも上記ロイターの記事で紹介されている記事の内容が原因だと思われる。欧米の銀行があまりに信用できないので、日本の銀行から資金調達ばかりが増えているからだ。
 円で調達し、ユーロに替えているから、つまり円を売ってユーロを買っているから、円が高くならない。


 今、全世界的に市場は混乱し、日本も景気が悪化する~。悪化する~。という空気が流れている。
 アホか!確かに、現在俺はノーポジ推奨で、金融商品に手を出してはならないと思っている。それは、日本を過小評価しまくる国内マスコミのせいだ。日経とか「金本位制」とか特集やってんじゃねぇよタコが。お前らのせいで日本まで流動的になってんだよっ。

 日本は、円安を頼りに輸出で儲ける商業国家では既にない。
 付加価値の高い技術力がウリの国家なのだ。本当にイイと思う金融商品があるのであれば、俺はあえて、今日本株が買いだと思っている。長期で、投機ではなく、投資をしてみろと、俺は国内投資家に言ってやりたい。(つーか身内には言ってる。)


 恐らく、外国人投資家はうすうす気がついていると思う。

 ここ最近ずっと、そして今も、日本株を国内に取り戻す最大のチャンスなんだ。



 とは思うものの、やっぱ今買うのは勇気がいるよなぁ。俺も、嫁が来年早々出産を控えてるし、円持ちが今強いのは目に見えてるしなぁ。別に定期預金でいいような気がするんだけどね。…固ぇ!結婚してから固すぎるよっ。俺。


 そんな訳で、今の日本はまさに、飛ぶ前に屈んでいるような状態であろう。
 …そして、飛んで、経済がその恩恵を受け取る前に、福田政権が沈む事を祈っている。あの政権だけは長期政権にしてはならん。逆にのらくらと福田が政権を続ければ、多分支持率が回復してくる。景気よくなるんだし。


P.S.
 ああ。そうそう。「世界大恐慌のはじまり」というタイトルだが、うまく立ち回るのであれば、「日本以外の世界大恐慌のはじまり」だと思っている。
 竹中が今、「アメリカに今!郵貯とかを投資するのだー!」とかアホな事を言っているが、同じ事を言っている人が政府にかなりたくさんいる。つーか間違いなく主流派。最近本当の意味で朝貢するかの如き日米会談ばかりで臍を噛む思いだ。
 まあ昔から日本はそうなんだが、今回ばっかしは、「アメリカと沈むつもりか?」と思う。麻生氏が総理になったらこの流れは多分加速するだろう。あの人は米国務省とのパイプが太い人なのだ。
 反共の防波堤として、韓国の近代化の為に、身銭を削って韓国に投資させられた、過去の日本に、今の日本は似ている。はたして歴史は繰り返すのか。


世界大恐慌のはじまり

2008年07月17日 22時20分53秒 | 原油先物

 15日。ブッシュ大統領の支離滅裂な演説が始まった。

「銀行預金は1000万円まで保証されている」

 とか言いつつ、

「景気浮揚策が功を奏するまでまだ時間がかかる。アメリカの景気は底堅い。大丈夫だ」

 とか言ってて本当に支離滅裂。

 当然、こんな事を大統領が発言すれば、一般庶民は現ナマゲットの為、銀行に走る。健全な状態の銀行でも、これが大規模になると倒れる事がある。しかも今、アメリカの銀行は、どこもとてもじゃないが健全な状態とは言いがたい。
 パニックを抑えたいのは判る。でもそれじゃ逆効果で、それで安心する人がいるとは、俺には思えない。

ブッシュ「(アメリカ)国民はまず深呼吸をして欲しい」

 いや、まず大統領が深呼吸してください。
 
 んで、さらに同日に発動する、空売り規制強化の緊急命令。
 空売りとは、有価証券を他人から借りて売却し、値段が下がったところで買い戻して返却する取引の事。有価証券の価値が下がれば下がるほど儲かる。
 これを規制するとどうなるかと言うと、下げ相場で買い手がつかなくなるのだ。当然だ。誰もがヤバいと思っている状況で誰が買うのよ。積極的に買ってくれるのは空売りしているヤツなのだ。
 買い手がつかなければ、どんどん価格が下落していくのが、市場というヤツだ。市場に任せれば大丈夫とか言ってた竹中氏は、今の状況にどう言い訳するんだろうね。

 ま、規制強化というのは貸し株の根拠のない空売りを禁止するという意味であり…。アメリカがどれだけ空売りで儲けてたかという証左でもある。
 つまり、アメリカは今まで、貸し株の根拠のない空売りを黙認していたわけで、どれだけムチャクチャだったのかと言う事だ。その点ではいい気味である。

 アメリカでは支払えなくなったローンは、担保となっている不動産さえ手放せば、支払わなくてOKなのだ。
 日本は違う。必死こいてローンを返したのだ。
 アメリカのシステムは、そういう意味で、負債を銀行が引き受ける。すると、世界中を巻き込んで崩壊する。すんげえ迷惑だ。米銀が破綻すれば、日本だって無事ではすまない。おそらく邦銀が資金注入をするだろう。

 日本のバブルの時もそうだったが、結局は貯金して現金を持っていた奴が最終的には一番強かった。
 FXで儲けた連中の話は最近もう聞こえてこない。アレは元々、金融先物部門の連中がリストラされて再雇用された先なのだ。一般人をゴミとしか思っていない。

 日本のバブル対策をさんざん鼻で笑っていたアメリカ。
 今、日米の立場は当時と完全に逆転したと言ってもいいだろう。

 レギュラーガソリンの暴落まで、あと数ヶ月ってとこかな。




 ねえ。ボクたち…もしかしてしぬの?

洞爺湖からこっち、原油の動き

2008年07月16日 06時47分25秒 | 原油先物
 なんの成果もなかった北海道洞爺湖サミット。「サミット→五輪→内閣改造で、支持率回復のホップ・ステップ・ジャンプやー!」とか言っていたハズだが、いきなりサミットでつまづいた感じ。

 そんな洞爺湖サミットなんだが、木刀のお土産屋さんが大盛況だったというお話がある。

・銀魂ファンの米大統領SPが、洞爺湖木刀を購入。
 ※銀さん(銀魂主人公)愛用の木刀は洞爺湖製

・英語と日本語で名前とかの銘が彫って貰えた!SUGEEEEE!!
 米大統領SP歓喜して見せびらかす

・俺もくれ俺もくれと、ドイツやフランスのSPも訪れはじめる

・僅か数日で木刀120本に銘を入れることに

 俺もまさか、木刀買いにきたSPが全員銀魂のファンだとは思わないものの、この波及効果に驚き。
 それに、銀魂は面白いとは思うものの、アレのネタが外国人に理解できるとは思えない。あ、でもディープなアニメファンならナウシカネタとかキン肉マンネタがわかるのか。それどんなけディープなファンやねん…と思う。俺ですら、

「ネタがわかる事がバレてオタク扱いされたらどうしよう」

 とか恐れるような内容が多いんだけど。


 きっと、堀師・藤井一二氏の彫刻技術に感動したものと思われる。そりゃー、折鶴を折ってやると職人さん扱いする人々だからなぁ。実は日本国民の99%が折鶴を折れるのだが。
 俺らにすれば車を運転する人の99%が自力で車が修理できるという日本以外の国とかの方が驚きなんだけど。(車は普通壊れない事が前提の日本人とは、常識が違うわけである。ちなみに、日本人なのに車が修理できないのかと驚かれるそうだ。平均的日本人は、車を修理した経験はもちろんない)


 いやあ、記事みた瞬間絶対ブログのネタにしようと思ってたんだけど、新聞の取り込み画像を用意したまますっかり忘れていたよ…。この木刀ネタ。



P.S.(というか第2章)

 サミットといえば、原油先物が下落トレンドに入ったと思ったのに、すかさずイランがイスラエルを攻撃とかニュースになってて笑った。まさに「石油の需要がいきなり上がりましたぜ詐欺」。下降トレンドが先送りになった。
 でも、戦争オプション発動で確信した。もう原油高騰は本気で終わったくさい。

 先週土曜日の事だが、破綻米銀行歴代3位の規模で、インディマック・バンコープ(住宅ローン大手)が経営破綻したニュースが流れた。資産規模、実に3.5兆円。これを受けて、米連邦住宅抵当公庫の株価が暴落中。
 これはかなりやばい。仮に米連邦住宅抵当公庫が破綻すると…。税金投入&国有化するしかないとして、米国民一人頭250万円の負担。
 原油暴落は、そのまま超ドル安+金暴落コースなので、戦争オプションまで使って誰かが必死で原油を買い支えている。今バレル145ドル(7/11終値)辺りだったか。確かGSが200まで行くとか言っていたが、完全にポジション・トークだな。どーすんだろこれ。こんな状況絶対続かないと思うんだが…。
 さらに、現在ウォン安に悩む韓国が、あとちょっとで純債務国家(借金国家)に転落しそうで、今にも米国債売りそうなんだが。世界中が、今破滅のグランドフィナーレに向かっているのを感じる…。

 みんなっ!今は基本ノーポジだぜ!通常資産運用は、大暴落にさえ巻き込まれなければ儲かるものなんだからさ。

P.S.2

 ああ。暴落が始まった…。ような気がする。
 すごい勢いで暴落していく原油。本当は、今日の夜にアップする予定だったエントリなのだが、あわててアップする事にする。

このまま原油は下落の方向へ

2008年07月10日 21時42分19秒 | 原油先物
 ネットリテラシーのない人を説得するのは難しい。

 俺が、政治的な話を、普通の人とはしない最大の理由がそれである。
 洞爺湖サミット前日の日曜日の夜、父と話をしてて、

「こりゃー、話にならないな…」

 と思いを新たにしたのであった。
 父は、団塊の世代の人である。韓流ドラマにハマり、情報源はテレビと朝日新聞。
 そこそこお金持ちで、道楽でマネーゲームをやり、銀行の営業があくせく家に訪れる。んで、結構損をしている(ようだ)。
 ネットは利用しているが、自分に関連する記事を見る時だけ(自分の著作物が無断でネット配信されたりした時とか)だ。情報収集の手段として利用してはいない。
 どうやら、中国では反日教育がなされていて、中国人は日本人をよくは思っていないらしいが、日本にも非はあるだろうぐらいの認識でいるようだ。
 北方領土も竹島も尖閣諸島もどうでもいいと思っている。

 ちなみに、俺は、韓流関連は食わず嫌いであり、情報源はネットと各種紙媒体。毎日新聞だけが蛇蝎の如く嫌い。貧乏人だがマネーゲームに詳しく、やるならほぼ必勝。必勝の時しか手を出さない。ネットは利用しまくりでご存知の通りブログ書き。情報収集と情報発信の両方をやっている。
 中国は信用しない。どんなにいい中国人でも一線を引いて付き合う。反日教育に関しては過失割合10:0で中国が、大東亜戦争については9:1ぐらいで中国が悪いと思っている。
 北方領土も竹島も尖閣も、大東亜戦争の負の遺産であり、特亜+露の不当占拠(※尖閣は占拠されてない)である事を知っているし、憤っている。
 要するにこの辺については、俺は父と間逆の思想の持ち主なのであった。


 この父が、先日俺に、ここ5年のスパンで、世界はどう動いていくのかを、とうとうと語ってくれた。

 中でも、俺の気を引いたのが、「これから中国が頭角を現してくる」「石油需要は増え続け、枯渇が見え隠れして暴騰が続く」の2つだ。
 父は、少なくとも5年は石油高騰が続くと見ていて、中国も発展を続けるという。


 あまりの国際情勢オンチに俺の頭はくらくらした。
 とりあえず、石油はいつ暴落が始まってもおかしくはない状態である事をトウトウと解説してみた。石油は後40年で枯渇するとか言ってた時代から進歩している。次々と、掘削不可能と思われた油田が開発され、現在はあと200年はもつと言われている。供給量が潤沢なのに価格高騰が続くのは、サブプラがらみの投機マネーがドルから流出しており、現物に流れているからだとか。


 これだけ、合理的・客観的で主な理由を言っているのに、

「今の世の中を見てみろ…。世界への危機感に満ちているだろう。この危機感がある限り、原油高騰は続く。お前は頭でっかちでアホじゃ。所詮、世界は常識で動いている。お前の常識を俺に押し付けるな。ボケが。」

 と、とりつく島もない。
 俺は思わず呟いた。

「アホ過ぎる…。主観的な「常識」なんて意味がないやろ?」

 というわけで、喧嘩になった。

 俺は、少なくとも父よりは世界を知っていると思う。別に、俺は自分の常識を押し付けなんてしていない。「常識」とは主観的なものであり、決して客観的なものではないからだ。

 そして、俺が持つ情報による知識を、「またネットか」とか「お前は本に頼りすぎている」とか罵倒するわけである。接点なんて見出せるわけはない。経済紙の1つでも読んでれば、その経済紙の思想から考えられる背景で、それなりの反証の紹介等は可能だが、相手が「父の常識」では何も説得できない。

 なぜなら、信じるものが自分の常識(父にとっては世間の空気かな?)なのであれば、勉強する事が無意味だからだ。



 話は変わる。
 サミットが始まってからの俺の朝の日課は、6時前にやってる昨日の証券取引市場の結果をTVで見ることだ。
 初日から、いきなり原油価格の下落が始まった。3日目の今日、小幅で反発したようだが、もしかしたら下降トレンドに入ったか?

 嫁が

「あきよしさんが、お義父さんに『明日にも下がるかもしれんもの(ガソリン価格)を、『いつまで上がり続けるか』なんて予想できるわけないやろが!』とか言ってたやん。流石やなぁ」

 とか、真剣にテレビを確認する俺に言っていた。

 そうだ。下降トレンドに入ってくれ。入ればあの父も多少は自分の常識がどれほどのものかを思い知るいい機会になろう。もしかして原油とか金とかの金融商品をやってるかもしれんが、今回は教えてやらん。しったこっちゃないわ。ケケケケケ。俺の事をアホとかボケとか言う前に、経済紙の1つでも読んでみろってんだ。

 と、言う訳で、俺は暗い情熱で下降トレンド入りを願っているのであった。
 いい加減、原油も下がっていい時期だ。洞爺湖サミットで議題に上がったなら、原油を高騰させる政治的理由は薄れる。残ってる政治的理由は、ロックフェラーの発言ぐらいだ。(※ロックフェラーは、次世代エネルギーに切り替えるべき時期にきていると示唆し、石油の高騰を支持するかのような発言をしている)


 原油を意図的に高騰させるってのは、貧乏な国の首を真綿で絞めるようなもので、鬼畜の所業だ。
 主にアメリカの金持ちの仕業なんだから、さっさとやめやがれ。