あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

農水相の闇

2008年09月12日 12時22分02秒 | 食の安全
 J-CASTニュースの渾身のスクープ。
 この視点は、少なくとも俺からはすっぽりと抜け落ちており、ごく簡単な取材・ウラ取りで全てがひっくり返るニュースであった。

 【J-CAST】「工業用糊に限り販売」 農水省の説明は大ウソだった
 http://www.j-cast.com/2008/09/11026863.html


 つまり。工業用糊の原材料にコメは使われていないと言う事だ。

 半ば脅して業者に事故米を押し付けていたという内部告発(事故米を買い取らないと入札に参加させない等)と思われるネット掲示板の書き込みもあり…。
 あわせて考えると、使用用途のないコメを輸入して、業者に強引に買い取らせていたという農水省の悪事が浮かび上がる。

 しかし、それではいったい、今までの記事はなんだったんだろうか?
 実際、工業用糊に使用用途を絞った競争入札等が行われており、三笠フーズは相場の3倍程度の値段で(汚染米を)落札していた。他業者は、

「どうやったらそんな高値で落札できるんだ?」

 と疑問に思っていたという記事もある。読売・朝日・産経・日経・毎日と似たような記事を掲載しており、全てが嘘だとは思えない。

 このような記事がJ-CASTから出た事により、農水省の現在発表している事の信憑性が大きく揺らいでいるのは確かだ。これは、主要メディアも後追いで記事を出さざるをえないに違いない。
 出なければ、大きな力で封印されてしまったと言うことだろう。農水省の闇だ。


 「農水省が真実を語っていない」という前提の元だと、いろいろと調べる人が出てくる。
 例えば、「食品安全委員会」が毎年行っている調査。

 平成19年度…つまり、この事故米転売の情報を農水省が把握した年の調査項目16項のうち、

調査項目12「食品中に含まれるカビ毒(オクラトキシン、アフラトキシン、ゼアラレノン)の汚染実態調査」
http://www.fsc.go.jp/senmon/anzenchousa/anzenchousa19keikaku.html

 だけが、調査完了せずに中止されている。
 
 先日の関西における肝臓がんの死亡統計とあわせて考えると、もっと恐ろしい事実が、大きな何かの圧力により埋没したままになっているような気がしてならない。