あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

総裁選は出来レース

2008年09月04日 22時08分43秒 | 政治(国内・その他)
 出来レース。今回の自民党総裁選は、そういうものだ。

 前回の安倍元首相の時、麻生を筆頭とする民族派は深い傷を負った。その逆の事が、今回起こっていると思われるのだ。

 安倍辞任後、後を託された民族派の麻生。当時、ほぼ次期首相は確定かと思われたのだが、山拓、古賀、加藤等の大東亜共栄論者達、及び読売新聞のナベツネ、氏家が結託。福田を擁立し、安倍や麻生を中心とした民族派を反主流派に追い落とした。
 当時安倍の辞任により、民族派の力は衰退していた。民族派の最右翼である麻生は、その勢力を維持しようとしたのだが、大東亜共栄論者の一致団結により阻止されてしまった。元々、小泉改革によって多くの民族派は勢力を削がれてしまっていた。今考えると勝ち目がなかったかもしれない…。

 さて。今回は福田首相の辞任である。
 福田は、大東亜共栄論者達の星として祭り上げられた。そして、超無能という印象(実際はそうでもなかったかもしれないが)のまま支持率を下げ続け、安倍のような無念の病気リタイヤではなく、政権を放り投げた。(この点で、放り投げデジャブとか、福田と安倍を同一視する人がいるが、そうではない)

 はっきり言って、大東亜共栄論者から見れば最悪の辞め方である。福田が首相になった時、「たかじんのそこまで言って委員会」で勝谷氏が言っていたが、まさに「ゴキブリホイホイ内閣」。山拓・古賀・加藤あたりは絶句。急速に弱体化が進んでいる。なので、今回は大東亜共栄論者側からの出馬はない。担ぎ上げる神輿のタネギレである。
 するってーと、後の対立軸としては、小泉の流れをくむグローバリズム論者達しかいないのだ。
 武部とか小池とか野田とか。はっきり言ってカリスマ度は麻生の足元にも及ばない。あるとすれば、小泉再登板ぐらいか。だがこれは、フィクサー志望の小泉本人が嫌がるだろうし、無派閥風来坊の小泉は大多数の大東亜共栄論者と噛み合わない。

 似たような情勢の民主党でも同じ時期に総裁選が行われる。こちらはワンマン小沢で無投票当選確実。一枚岩と言われればカッコいいのだが、実情は他に誰もいないからである。
 この民主党と対比する形で、自民党は「人材の豊富さ」をアピールする必要があり、総裁選で危機感を募ろうとしているのだ。
 中国寄り過ぎの田中真紀子や、野中、古賀誠、某メディア等、必死で麻生を叩いているが、こう考えるとそれなりの裏がありそうだ。


 ま、でも。
 自民党の「麻生叩き役」に回った連中の胡散臭さを見ると、どうしても「こりゃー麻生に(総理を)やってもらわにゃ」とか思っちゃうよなぁ。

 ちなみに、俺は朝鮮日報が「最右翼総理誕生を警戒」とか報じているのを見て、法則(韓国が味方についた方が負けるという恐怖の歴史的事実)的に麻生勝利を確信しているのであった。

 福田の時も出来レースだった。
 今回もそうだろう。某ドイツ有力紙では、麻生を指して「日本最後の星」としている。心境としては、俺も似たようなもん。もうお前しかいないんだ!


 【政治】福田首相の退陣表明を受け、自民党の支持率が上がりました
 http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1220484549/