【DO】40代で本当に自立できている人に共通する思考法
http://diamond.jp/articles/-/86965
ダイヤモンド・オンラインにて。社会人にはわりと耳に痛い話がエントリされていた。
これが、ウチで先日から取り上げている「日本はアジアのリーダーか」という話題に微妙にリンクしていたので、紹介したいと思う。
まあ、耳に痛いっつーても、俺的にはそんなに痛い話ではないのだけど。
この記事の著者は野田稔氏。経営学者であり、元経営者でもある。俺も、管理職経験者なので、彼らの思考は痛いほどよくわかる。
で、ウチのブログをずっと愛読されている方ならわかると思うが、俺の主張は常日頃から、
「経営者とは総じて外道であり、ワタミの渡邉美樹で普通」
「管理職ってのは、その外道と一般社員の間を取り持つ人々で、上昇志向の強い人は総じて外道に近づいていく」
なのである。この構図ってのは、国対国にも当てはまるので、ちょっと面白いと思っている。
では。この記事ではどのように「リーダーシップ」を定義しているのか。そんな観点で、この記事を紹介してみよう。以下、引用である。
要するに「当事者意識」という奴である。他人事では人間、なかなか真摯に取り組む事はできない。日本って国は、憲法9条のせいで、軍事面では前線に出ておらず、従ってどこまで行っても他人事なのではなかろうかと思う。
そして、それはアメリカも然り。東アジア情勢に対する意識はあくまで「他人事」なのだ。で、その当事者意識の希薄につけこんでいるのが、特定アジアの3カ国なのである。
連中は、日本に当事者意識を持ってもらうと困るわけだな。この地域で当事者意識を持っている有力な国は、中国と韓国であろう。
これに対抗すべき国は、当然ながら日米なのだけど。この2国の当事者意識が希薄な為、それでギリギリ均衡が保てているのである。
ここで、日本が当事者意識を持ち始めると、現在保たれている均衡が大きく崩れるわけだ。だから、上記のような意識を持って、冒頭に紹介した
「40代で本当に自立できている人に共通する思考法」
という記事を読むと面白い。実に面白い。日本がいかに安全保障について他人事か、理解しやすいと思う。
尤も、俺は仕事よりも家庭をとった男であり、会社に家庭を優先する為管理職を辞め、一般社員になりたいと志願し、できないなら辞職も辞さないと宣言し、さんざん引き止められて現在に至っている人間である。会社内で「自律」する事がいかにしんどいか、そんな事ができる人ってのが、会社の中でほんの一握りである事をよく知っている。
リーダーシップってのは、他人に「これは他人事ではない。自分事だ」と認識させるものだという上記記事の言説は、本当にその通りだと思う。無論、それはそれ相応の実力が伴ってナンボなんである。
だから、おだてて当事者意識を持ってもらおうと思ったり、自分が楽をする為に他人に押し付けようとする行為は論外である。そういう意味では、台湾が「日本のリーダーシップに期待」したり、韓国が「よし。みんなで寿司が食えるな」って言ってみたりするのは似たようなものだろう。
が、その国力に対し、日本の当事者意識の欠乏具合があまりに酷いのはガチである。
こう言ってはなんだが、俺はそこそこ会社で優秀な部類である。が、俺を使う人に対し、俺はすこぶる従順だ。
責任と自尊心はバーターである。日本人として矜持を持ちたいのであれば、俺は東アジアで当事者意識を持つべきだと思う。それでこそ、本当にリーダー足りえるのだ。
でも、冒頭の記事を読んで俺は、「国として外道への道だな」とも感じてしまうのである。極端な話ではあるが。
国際社会でリーダーシップを取るというのは、外道への道なのかもしれない。でも、俺は優秀で信頼できる経営者という、稀有なものを見た事もあるのだ。
日本にそんな「信頼できる経営者たれ」という、離れ業を俺は目指してほしいのだろうか。少なくとも、現在大人気のアメリカ大統領予定のドナルド・トランプ氏のような「俺がアメリカを強くしてやる」節で拍手喝采するような人々ではきっとダメなのだと思う。
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なぜ、とんねるずとダウンタウンは仲が悪いと言われるのか?
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自分では「ジリツ」しているつもりでも実は誰かの枠にはめられている
ダイヤモンド・オンラインにて。社会人にはわりと耳に痛い話がエントリされていた。
これが、ウチで先日から取り上げている「日本はアジアのリーダーか」という話題に微妙にリンクしていたので、紹介したいと思う。
まあ、耳に痛いっつーても、俺的にはそんなに痛い話ではないのだけど。
この記事の著者は野田稔氏。経営学者であり、元経営者でもある。俺も、管理職経験者なので、彼らの思考は痛いほどよくわかる。
で、ウチのブログをずっと愛読されている方ならわかると思うが、俺の主張は常日頃から、
「経営者とは総じて外道であり、ワタミの渡邉美樹で普通」
「管理職ってのは、その外道と一般社員の間を取り持つ人々で、上昇志向の強い人は総じて外道に近づいていく」
なのである。この構図ってのは、国対国にも当てはまるので、ちょっと面白いと思っている。
では。この記事ではどのように「リーダーシップ」を定義しているのか。そんな観点で、この記事を紹介してみよう。以下、引用である。
リーダーが人を巻き込む際には、共感させ、納得させて、さらに自分事化させることが大切だと述べた。仕事の大義を理解させ、かつ、自分の人生やキャリアにおいての意味をメンバーに自覚させることによって、仕事を“我が事化”させるのだ。
要するに「当事者意識」という奴である。他人事では人間、なかなか真摯に取り組む事はできない。日本って国は、憲法9条のせいで、軍事面では前線に出ておらず、従ってどこまで行っても他人事なのではなかろうかと思う。
そして、それはアメリカも然り。東アジア情勢に対する意識はあくまで「他人事」なのだ。で、その当事者意識の希薄につけこんでいるのが、特定アジアの3カ国なのである。
連中は、日本に当事者意識を持ってもらうと困るわけだな。この地域で当事者意識を持っている有力な国は、中国と韓国であろう。
これに対抗すべき国は、当然ながら日米なのだけど。この2国の当事者意識が希薄な為、それでギリギリ均衡が保てているのである。
ここで、日本が当事者意識を持ち始めると、現在保たれている均衡が大きく崩れるわけだ。だから、上記のような意識を持って、冒頭に紹介した
「40代で本当に自立できている人に共通する思考法」
という記事を読むと面白い。実に面白い。日本がいかに安全保障について他人事か、理解しやすいと思う。
尤も、俺は仕事よりも家庭をとった男であり、会社に家庭を優先する為管理職を辞め、一般社員になりたいと志願し、できないなら辞職も辞さないと宣言し、さんざん引き止められて現在に至っている人間である。会社内で「自律」する事がいかにしんどいか、そんな事ができる人ってのが、会社の中でほんの一握りである事をよく知っている。
リーダーシップってのは、他人に「これは他人事ではない。自分事だ」と認識させるものだという上記記事の言説は、本当にその通りだと思う。無論、それはそれ相応の実力が伴ってナンボなんである。
だから、おだてて当事者意識を持ってもらおうと思ったり、自分が楽をする為に他人に押し付けようとする行為は論外である。そういう意味では、台湾が「日本のリーダーシップに期待」したり、韓国が「よし。みんなで寿司が食えるな」って言ってみたりするのは似たようなものだろう。
が、その国力に対し、日本の当事者意識の欠乏具合があまりに酷いのはガチである。
こう言ってはなんだが、俺はそこそこ会社で優秀な部類である。が、俺を使う人に対し、俺はすこぶる従順だ。
責任と自尊心はバーターである。日本人として矜持を持ちたいのであれば、俺は東アジアで当事者意識を持つべきだと思う。それでこそ、本当にリーダー足りえるのだ。
でも、冒頭の記事を読んで俺は、「国として外道への道だな」とも感じてしまうのである。極端な話ではあるが。
国際社会でリーダーシップを取るというのは、外道への道なのかもしれない。でも、俺は優秀で信頼できる経営者という、稀有なものを見た事もあるのだ。
日本にそんな「信頼できる経営者たれ」という、離れ業を俺は目指してほしいのだろうか。少なくとも、現在大人気のアメリカ大統領予定のドナルド・トランプ氏のような「俺がアメリカを強くしてやる」節で拍手喝采するような人々ではきっとダメなのだと思う。
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