あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

クドリャフカの順番文庫化!

2008年05月31日 14時39分42秒 | 読書
 いやっほう。米澤稔信の「クドリャフカの順番」が文庫化した!!

 俺は貧乏(=無駄に使える金は持ってない)なので、ハードカバーはめったに購入しない。気になる本はリスト化し、いつも文庫化か古本を待っている。
(金融・経済関連は滅多に文庫化しないのでハードカバーでも購入する事はあるけど。つーかなんであのへんの本は文庫化しないのかなぁ!)

 で、最近は職場のビルに某大型書店があるので、日参してチェックしていたのだが、平積みで山のように入荷してたよ!デフォ買い。昨日から読んでいるが、おおおおもしれぇー!

 古典部シリーズの「氷菓」・「愚者のエンドロール」は文庫なのだが、以降は全部ハードカバーなので(角川スニーカー文庫としては、前2作は売れず、それ以上本が出せない状態になった模様。いや、この2作面白いから。ライトノベルユーザーに売るには地味すぎるんだよ。戦略ミスだろ)文庫化を待っていたのだ。

 米澤稔信の前2作の欠点として。全てのピースが出揃うまでの物語のかったるさがあったんだが…。
 「クドリャフカの順番」は前半から飛ばしてるなぁ!日常にちりばめられたギャグも秀逸だ。もうぐいぐいひっぱられるひっぱられる。あきらかに前2作の欠点をカバーしている。こりゃーオチも楽しみだね。

 で。

 俺は、朝(通勤:行き)は産経新聞朝刊、夜(通勤:帰り)はゲームか本で、夜の「クドリャフカの順番」を楽しみにしてたのに…。

 …本。忘れてきた…。会社で気がつく。

 あれ?

 …会社って、こんなつまらん場所だったか…?



 あ、それと、アフェリエイトはじめてみた。
 「クドリャフカの順番」の文庫版が欲しいけど、お前にキックバックを恵んでやるのは気にくわねえと言う人は、回避してください。


6300万で落札されたガンダムの絵

2008年05月30日 12時26分01秒 | サブカルチャー
 日本のサブカルが、ヘンな方向で世界的にウケている…のか?

 まあ、俺も、日本のフィギュア、特にエロ関係は、既に芸術の域に達しているとは思う。(2次元のCGに関しても同じ事が言えると思う。職人芸レベル)この間、「オナニーで絶頂に達した少年の精子が昇り竜のように少年を旋回しながら昇っていく図」(こんなタイトルのフィギュアではないが、作品を説明するとこんな感じだ)のフィギュアが、何千万だか何億円だかで某有名オークションで落札されたのは、記憶に新しいところだ。

 俺に芸術を語ることはできない。その価値もわからない。が、少なくとも俺は、手塚治虫の「ジャングル大帝」の生原稿とどっちかあげるよ?と言われれば、迷うことなく生原稿を選択するであろう。

 で、この間、ガンダムの絵が6300万円で落札された。
 そのモノのタイトルは、「傾奇者(かぶきもの)」
 刺青をしたガンダムとそれに絡む竜が描かれた金屏風の絵だ。
 

 作者は天明屋尚氏。日本人だが、このセンスは本当に日本人なんだろうか…。

 作者が言うには

「日本にはガンダムオタクがごまんといて、彼らのガンダムに対する思い入れは半端ではない。なので、あまりイメージを壊したくはなかった。モビルスーツを刺青という身体改造により、さらにカスタマイズさせ、モビルスーツという概念をより際立たせ、日本伝統絵画の金箔表現により、ガンダムが武者からきていることを強調させた」

 との事だが、十分イメージが壊れていると思うのは、俺もガンオタだからだろうか。
 こんなものに6300万…。あ、いや芸術品に「こんなもの」とは失礼だな。

 ガンダムが武者からきているというのは、俺の世代で言えば、SDガンダムの時に生まれた武者ガンダムのイメージが強い。
 最近ではPS3の「ガンダム無双」で武者ガンダムが登場するが、芸術性では、俺はこっちの方が上を行っていると思うのだが。

 ガンダムの角は兜飾りだし、肩のパーツ等、確かに鎧を彷彿させる。確かにあのフォルムは武者からきているという推察は正しそうなんだが、それならもっと、日本の戦国武者のイメージにデフォルメすればよかったんだ。(ま、日本の鎧かどうかは怪しいけど…。ギャンなんて、もろに西洋鎧だもんな…)

 「ああ、元ガンダムなんだな」ぐらい、フォルムを崩した方がまだよかった。むしろ殆どフォルムを崩さずにガンダムの表面に刺青したり、そっちの方が俺はガンダムを犯していると思うがどうか。
 フォルムを崩さなかったのは、作者が言う「あまりイメージを壊したくなかった」に繋がっているんだろうけど、逆効果のように見えるぞ。

 そして、なぜか香港ではそれが評価され、480万香港ドル(6300万円)で落札したのか…。
 これ、バブルじゃないかなー。美術品の価格高騰バブル。
 10年後、このガンダムの金屏風や、オナニー少年のフィギュアの価値が、暴落してなけりゃいいな。

 ちなみに、このガンダムが出典されたオークション、最高落札額は中国人の作品で、約1億円。
 ここ最近、アジア地域は急速に注目を集めている。その世界の人口比率から考えるに、あまりに注目されてこなかった地域だったので、欧米とは異なる価値観の美術品は多い。
 買ってるのは誰だろう。注目され始めてあまりに短いから、投機目的での先物買い感覚なのだろうか。

 ガンダムの著作権を持っているバンダイナムコが、何も言わないのが不気味だ…。

メモを持ち歩くようになった

2008年05月29日 12時06分29秒 | 日常ネタ
 最近、メモを取るようになった。

 ちょっとなんの本だったかは忘れたのだが、職場ビル内にある某大型書店で立ち読みしてて、大変共感したメモ術があったので、やってみたくなったのだ。

・ノートは1冊のみ
・色分けもなにも必要ない
・ノートのつけ方は日付と文章のみ。時系列で記載する

 基本はたったこれだけである。超シンプル。

 この書き方だと、エントリーのネタ、スケジュール、買い物のメモ、使った金額、食べたもの、ゲームの攻略法等、混在してしまう。

 これを基本として、「ノートが完全に埋まって、次のノートに移行する為に、住所録等は付箋にしておいて、張り替えるだけでイケるようにすればいい」とか、「ボールペンは無くなる事が前提。大量に、あらゆる場所に準備する」等の、使いこなす為の応用編が続く。

 これはいい。実に理にかなったノートのつけ方だと、舌を巻いた。
 最近知った「心得」の中では、流行の兆しが見えるマインドマップよりヒット。


 要するに、このノートのつけ方は、「ライフログ」なのだ。「俺の人生のログ」。

 俺の仕事であるシステム開発を絡めて言えば、ログというのは大変重要だ。
 プログラム上で、なんらかの障害が発生した場合、原因がはっきりしなければ、まず最初に調べるのはログである。
 ログが出力されていない(処理速度が遅くなるからとか、ログファイルの容量がかさむっつーてログを止めてたり)システムなんて、危険極まりない。

 再現できる問題なら、ログファイル出力モードに切り替えて再現テストも出来るが、とある変数の桁落ちがらみのオーバーフローとか、排他制御がらみの障害とかだと、バグなのに再現するのが困難な事とか多々ある。
 プログラムを修正しなければ、本番稼動中に再度同様のエラーが発生するかもしれない危険性があるにも関わらず…だ。
 障害が再現できなければ、障害発生箇所を特定する事はまず不可能だ。


 俺は、メモの重要性は仕事をしている上で十分に熟知しているつもりなのだが、有効に機能させていたとは言いがたい。 
 なんというか、スケジュールならスケジュール、仕事なら仕事、趣味なら趣味と、使い分けようとして失敗していたと、今にして思う。
 仕事で議事録を書くためにメモっているページに、ミルドラースの配合方法とか、友達と飲みに行く約束が書いてあるとまずいと思っていたのだ。当たり前の感覚だと思っていたのだが…。

 そうか。分けなくてもいいやん。なんという逆転の発想。

・メモが隅々まで字で埋まるのは俺的には大変快感
 ※追記を意識して、今まで不要な程に改頁していた。
・メモから必要事項を探す時、時系列に追っていける

 グループ化なんかは、後でもできる。大切なのは、「手軽にいつでも記録できる」という事だ。
 周辺の人がシステム手帳を使いこなしているのを見てて、どうやったら使いこなせるのかずっと謎だったんだよなぁ…。1日分があんな狭いスペースに何を書けと言うのか。

アンタの推理力を見せてくれ!

2008年05月28日 11時59分53秒 | Weblog
「らばQ」のとあるエントリーで、ある問題が紹介されていた。
まあ、URL先を見る前に、この問題を考えて欲しい。俺も考える。

http://labaq.com/archives/51025265.html


【問題】
 ある女性が自分の母親の葬式で、知らない男性に出会いました。
 彼女はこの男性を素晴らしい人だと思いました。
 まさしく彼女の運命の相手だと思い、恋に落ちました。
 ところが、彼の電話番号を聞いていなかったので、その後彼がどこにいるのかわかりませんでした。

 数日経って、彼女は自分の姉を殺しました。

 質問:彼女が姉を殺した動機は何でしょう?


 俺、考え中…。

※この問題文に姉を殺したヒントがあるなら…

・彼女は彼を知らなかった
・彼は、彼女と恋に落ちたのに、彼女に電話番号を教えなかった
 →教えられない事情があった
・その事情とは何か?
・数日後、彼女は自分の姉を殺した
・彼は、母の葬式に出ていたので、見たことはなかったが身内の関係者だと思われる
・彼は母か姉の関係者?
・彼女の姉は母の死に関係がある
・母が死んで、得をするのは誰か。遺産は彼女にも彼女の姉にも分配されるだろう
 →この問題文だけでは情報不足
・彼女が姉を殺した事で、何か許せない事があったと思われる
・数日後と言う事は、発覚までに時間がかかっている

 …ダメだ。わからん。
 この問題文だけで、推理できるとは思えない。
 「彼女」がなんらかの理由で姉を憎んで殺したとしか…。姉が母の死に1枚噛んでて、彼が共犯者だったとか?
 …そんなつまらん問題じゃないだろう。多分。うーん。

 悩んだ末に、俺は答えを見ることにした。


(見た)


 う…うーわー。


 これは…怖い。
 まあ、確かに凄く合理的な理由だな。アハ体験した。
 そう言われると、それしか動機はないやろと思った。

 そして、俺の推理がまったく的外れであった事が…わかった。

 答えは、冒頭のリンクの先に。ここには答えは、あえて書かない。






 ちなみに、もし、これを正しく答えられたなら、良心が欠落したサイコパス(精神病質者)と同じ考え方なのだそうだ。
 アメリカの心理学者が考案した質問で、逮捕された連続殺人者は必ず正解できるのだとか。

 答えは、知らないほうが幸せなのかもしれないよ?(くすくすくす)


実在する妖魅

2008年05月27日 12時26分42秒 | Weblog

謎の物体「ケサランパサラン」 大石田の山中、児童が発見
http://yamagata-np.jp/news/200805/22/kj_2008052200327.php

 
 画像は、山形新聞の同記事より拝借。

 マイミクさんが日記のネタにしてて、驚いた。

 「もっけ」(アフタヌーンの霊媒体質姉妹漫画。古き良き日本の妖怪物。舞台は現代)が好きなら要注目のネタ。まさか実在しているとは思わなかった、不思議生物の類である。

 持っている人に幸福が訪れる。餌はおしろい。1年に1回しか見てはいけない。(「もっけ」では毎日餌をやっているが…)見たら幸福が逃げるのだそうだ。

 マイナーな地方新聞とは言え、新聞記事になっている事で信憑性が増した。(ほんとかなぁとも、思うんだけど)拾った人が羨ましい。もし俺が拾ったなら、ウチに神棚はないんだが、リフォームして神棚を作ってでも、例えニセモノでも、飾るかもしれん。

 直後に、普段は絶対に買わない宝くじを買ったり(還元率を考えれば、当たるわけがない)して。即物的だなぁ。俺。

 それにしても、やはりマイナー新聞だからだろうか。ネット上でコレのネタでブログとかを書いている人が、驚くほどに少ない。教授(※)はよくこれを見つけたなぁ…。

 しかし、日記に貼り付ける用に、ケサランパサランの画像をぐぐってみると、物凄いたくさんヒットした。
 俺、「もっけ」読むまでケサランパサランなんて知らなかったよ。実はメジャーなネタなのか。


※教授
 このケサランパサランのネタをミクの日記に書いていたマイミクさんのあだ名


ヘビーユーザーの帯域制御

2008年05月26日 11時53分22秒 | Weblog
 朝日新聞で、事実上のP2P規制が始まるという記事が出ていた。

 俺は、P2P技術自体は必要だと思っている。サーバーの負荷分散の為、ダウンロードにトレントファイルを使っているサイトもある。Eclipseだってそうだったし。

 ただ、実質、P2Pの大半の用途は違法コピーの配布で、しかも違法コピーのアップ&ダウンロードをしている人が、最もトラフィックを使用しており、P2P利用者とそうでない者との間に、不公平感があるのは確かだと思う。

 P2P利用者の為に回線が渋滞して、日常的に回線速度がダウンしていたら…。P2P非利用者が事実を知ったなら、顧客離れすら起こしかねない。
 今回のこの規制案は、仕方がないところだろうと思う。むしろ俺は(P2Pユーザではあるものの)歓迎している。

 というのは、今ウチが使っているプロバイダでは、P2Pを使ったら明確に回線速度が低下するからだ。体感ではっきり判る。

isp規制情報
http://isp.oshietekun.net/

 ここで調べると、そういう制裁的制御を行っているプロバイダであった。

 今回の規制内容からすれば、回線の速度制限には個人への事前通知が必要になるはずだ。今までは黙って規制してたり、最悪は使えないなんて事が、プロバイダ契約後に発覚したりしていたが、今後は、少なくとも推奨はされないはずだ。ぜひとも、このガイドラインに沿って運用して欲しいと思う。
 俺なんか、ヘビーユーザでもないのに、P2Pを使った直後、いきなり回線速度が低下したりして、同一アカウントを使用している嫁に怒られたりしていたのだ。


 先日、ニコニコ動画で過去に話題になったラジオドラマがアップされていた。
 はるか昔に聞き逃し、もう聞く事はできないと諦めていたもので、大変嬉しかった。

 ラジオドラマで画像がないとはいえ、連載ドラマだし、数時間に及ぶものだ。トラフィックの負荷はかなりのものだろう。著作権的にグレーなのはわかるが、勝手に規制されていたのでは、たまったものではない。せっかく聞けると思ってた某ドラマがアップされてるのに、自分とこのプロバイダでは聞けないとか、悲しすぎるやん…。

 是非とも、透明性の高い運用をお願いしたいと思っている。

 ちなみに、以下が、記事全文である。
 正直、こんな規制内容なら、悪くないなぁと思える。

http://www.asahi.com/business/update/0522/TKY200805220339.html
> 日本インターネットプロバイダー協会(177企業・団体
>が加盟)など4団体が23日、「帯域制御(通信速度の制限)
>の運用基準に関するガイドライン」として発表する。
>
> 総務省の推計では、日本のネットを飛び交うデータ量は、
>07年11月時点で毎秒812.9ギガビットで、3年間で
>約2.5倍に急増。1日あたりDVD―R約220万枚分の
>データが流れる計算だ。
>
> 渋滞の主因は、ネットを通じて不特定多数のコンピューター
>の間で音楽などのファイルを交換・共有する「ウィニー」
>などのソフトの利用者。ネット利用者の1%がファイル交換
>ソフトの利用で通信量の半分を占めているとの調査結果もあ
>る。動画投稿サイト「ユーチューブ」なども、通信量を急増
>させている。
>
> 指針は「通信量増加には原則として設備増強で対応すべき
>で、通信速度制限は例外的な手法」とした。そのうえで、ファ
>イル交換など特定のソフトの利用者や一定以上の大容量利用
>者がネットワークを占め、他の利用者の通信に支障がある場
>合は、こうしたヘビーユーザーに対して通信速度制限が認め
>られると定めた。ただ、利用者への十分な情報開示が必要と
>した。
>
> 総務省の昨年11月の調べでは、約4割のネット接続業者
>が速度制限を実施済み。NTTぷららやニフティは、ファイ
>ル交換ソフトによる一定以上の通信を制限対象にしている。
>インターネットイニシアティブ(IIJ)は、1日に15ギ
>ガバイト(DVD―R約3枚分)以上の送信を一定日数続け
>た利用者に警告。強制的な解約も規定している。

日曜日は息子絵日記2

2008年05月25日 14時15分16秒 | 息子絵日記
 昔の(とっても数ヶ月ほど前だが)よしとの攻撃は、「アーンパーンチ!」だった。言わずと知れた、アンパンマンの最終兵器の名前である。

 よしとの、あの低身長から繰り出されるアンパンチは、ちょうど俺の股間を直撃する、物騒極まりなかった。

 ところが、最近は、「ふうふうの、ふー!」に変わった。
 これは、保育園で見せてもらっている紙芝居、「3びきのこぶた」の影響によるものだ。

 多分誰でも知っていると思うその物語の悪役、狼は、美味しそうな子豚が隠れている藁の家を、「ふうふうのふー!」で吹き飛ばす。

 よしとは、とうちゃんを吹き飛ばすつもりなのだ。
 やれ「歯を磨け」とか、やれ「野菜を食べろ」とかやかましい俺を、どっかに行ってしまえとばかりに、必死で息を吹きかける。


 当然、そんなもんに飛ばされる事もなく。いつも適当に「わー!飛ばされるぅ」とか付き合ってやる程度だったのだが…。


 「ふうふうの、ふげぼほわぁ!!(びちゃびちゃあ!)」
 

 このあいだ、息を吹くのとゲロを吐くのの同時攻撃を食らった。
 意表を突かれた。以前食らった風呂の中で「下痢ウンチの湯の花」攻撃レベルのヤツを、まさか2歳7ヶ月の、既に物心もつき始めている息子から食らうとは…。


 食事中の方。すみません。

いたく傷ついた一言

2008年05月24日 08時54分17秒 | 日常ネタ
「なんや。また漫画か」

 悲しい事だが、俺が、嫁にもう二度と質問的話題をしないでおこうと思った一言。

 昨今、漫画というものは、取材に取材を重ね、基本的に現実世界との整合性をとっているものが多い。
 例えば、少年サンデーの「モンキーターン」で出てきた競艇のSGレース「総理大臣杯」とかは、普通に実在する。


 で、俺は先日、競走馬の馬主の話の漫画を読んでて、獣医が種付けが成功したかを確認するシーンを見て、「こんな風に受精卵って、確認するの?ほんとかなぁ」と思った。

 医療に関する知識なら、嫁は一応専門家だ。それが例え動物でもだ。
 昨日、何の気なしに、俺は嫁に、その漫画の1コマを説明し、

「馬の受精って、獣医は馬の股間に手をつっこんで確認してたけど、ホンマにそうやって確認するの?けいちゃん知ってる?」

 と、たずねてみた。

 すると、戻ってきた台詞が、冒頭の台詞であった。鋭いね。ズバリその通りです。俺は漫画読んで、その疑問を嫁にぶつけるに至ったのYO。

 俺は、かなりの冊数漫画を読んでいるので、漫画を話のタネにする事が結構ある。
 基本的に俺は、漫画というものは、作者がちゃんと取材をした上で書いていると思っているので、現実に即した物語であれば、間違いはあっても嘘はないと思っている。(まあ、中には「美味しんぼ」みたいなプロパガンダはあるが)

 嫁は、この件に関しては、俺とはまったく見解が違う。
 漫画は嘘ばかりだと、公言して憚らなかったよ。今にして思えば。

 で、まあイラついていたんだろうな。嫁は。蔑んだ見下ろすかのような視点で、「なんや。また漫画(の知識)か。(お前ええかげんに漫画卒業しろよ)」と言われたような気がした。かっこ内は俺の勝手な脳内補完だ。ついでに言えば、「蔑んだ上から目線」もそう。

 そうなんだけど、なんか凄くトゲトゲしくって。
 俺が今まで漫画の中で出てきた「ウソっぽいけど本当の話」をするたびに「また漫画か」みたいな事言ってたし。
 今回は特に、トゲトゲビームが炸裂してた。

 漫画家の息子として、戦争の描写をする為にガ島関連の書籍を読み漁っていた父を見て育った俺には、ショックがでかかった。
 そして、漫画の件については、嫁とはもう絶対に埋めようのない溝がある事が、よーくわかった。気がつくのが遅かったような気がするけど。まあ、内心、俺は嫁に、「ちゃんと取材してある漫画の方が多いんだよ」と判って欲しかっただけかもしれないけどな。

 多分、もう2度とこの手の話は彼女にしないだろう。
 質問して、だいぶ後悔した。俺、自分の部下にも言ってるやん。「調べられる事はまず自分で調べろ」って。


エロゲと人間性

2008年05月23日 12時16分12秒 | サブカルチャー
■痛いニュースより
「美少女ゲーム(エロゲ)・アニメを楽しむ人は、人間性失ってる。少女殺害等に繋がるので販売規制を」…民主党議員が請願
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1130403.html

 と言う訳で、ずっとネタにしたかったものの、ここ数日俺的速報性が高すぎたいろいろなネタの為、ずっとお預けになっていたこのエントリを。

 エロゲっつーのは18禁なので、販売規制を大人にカマすという話だ。
 販売規制というより行き過ぎた表現を規制するってところだな。この請願をした「円より子」っつー人の広報HPにある掲示板も見てきたが、見事にイタい人たちでお祭り騒ぎだった。掲示板にどんなコメントでも載っけている辺り、潔いとも言える。本人は光臨していない模様だが。


 俺もいい大人だ。子供もいるし、最近はエロゲ関連はご無沙汰


 …なワケはなく。ミクのレビューで「Fate」書いてたり、日記で「こいびとどうしですることぜんぶ」やって転がってますとかカミングアウトしたりと、イタい人なのである。


 エロを含めた総合芸術は、日本の文化だ。
 日本人はもともとエロいのだ。本当だ。その、エロを抑制して精製されたものが、ヒットしているアニメやらゲームなのだ。

 今でこそ、「萌え」はそれなりの市民権を得ているが、あんなものは、少なくとも16年以上前から日本に存在していた。俺は知っているぞ。その頃ぐらいからのヘビーユーザーだからな!
 インベーダーからの、炎のコマを真剣に練習した、ボタンを押しすぎて親指の爪から血が吹き出した程のマニアを舐めるんじゃねぇ。

 つまりは、ぽっと出の文化ではないのだ。円先生が言う「美少女ゲーム」というものは。それを、業界ごと殲滅させようかと言うような請願をするこのクソバ○ァは何様だ。
 というより、俺みたいな、この円先生のような人に脊髄反射する奴の事を、「人間性を失っている」と言っているわけだな。左様ですか。

 「ドラゴンナイト4」や「EVE」や「Fate」の、あの緻密なストーリー展開で感動し、「闘神都市2」や「鬼畜王ランス」のゲーム性に寝食を忘れ、「とらハ」や「To Heart」で転がり、「加奈」や「同級生2」で泣き、「ビ・ヨンド」や「Rumble」で腹筋がねじ切れる程笑った俺は、人間性を失っていますか。左様ですか。(※まあ、これらをやっている最中の俺は、人間性を失っていると言われても否定できない程に、他人に見せられたものではない事は認めよう)

 ああ。なんつーか、1本ぐらい勧めてやりたいよ円先生に。エロゲを。鬼畜混じりでも感動できそうな「痕(きずあと)」辺りはどうッスか。最近リメイクしたみたいだし(リメイク版やってないけど)鬼畜混じりは人間性壊れるからイヤですかそうですか。

 エロが加わる事で深みを増す類の物語を、1つでも読んでみろっつーねん。俺は、これが星の数ほど存在する国(=ニポン)に生まれてよかったと思うほどに、AGC(アニメ・ゲーム・コミック)を愛しているよ。

 と、言う訳で。
 最近、この手のモノ(請願・規制・法案)は、民主党・公明党からよく出てくるな。
 児童ポルノ規制も、その後、「アニメの氾濫する少女の性表現も規制」と言う形に進むという方向性が見え始めている。
 ゆるゆると言っても過言ではない同人業界にまで手が伸びるのは、想像がつく。
 日本同人業界という、世界最大のAGCアマチュアマーケットの縮小は、商業関係の縮小をも招き、やがては日本のソフトパワーの減退すらも招くだろうと思う。

 現状では「んな大げさな」とか言われるかもしれないが、自動車のデザインとかで、AGCの影響は見て取れるんだぞ。
 それに、円先生らの後ろで手を引いている大きな存在の最終目標は、「日本弱体化」なんだから、コイツらは大真面目だ。まるで錦の御旗のように、「子供達の為に」とか、みんな同じ事を言う。不気味で、胡散臭さここに極まれりというやつだ。

 …と、同人系の知り合いが多数いる俺が、偉そうに何を言うのかと(これを読んでくれている人にも、中堅のプロもいるっつーのに)、自嘲してしまいそうだが。

 でも、まあそんな事を思うわけで。
 こんなんだから、民主党はイヤなんだ。今の自民党より絶対イヤだ。

 エロなんか知ったことかとか考えているそこのあなた!
 最後に1つ、面白い話を聞かせてあげよう。ドイツのマルチン=ニメーラーの言葉だ。

『ナチスが共産主義者を弾圧した時、私は不安に駆られたが、自分は共産主義者でなかったので、何の行動も起こさなかった。次にナチスは社会主義者を弾圧した。私はさらに不安を感じたが自分は社会主義者ではないので、何の抗議もしなかった』
『それからナチスは学生、新聞、ユダヤ人と 順次弾圧の輪を広げていき、そのたびに私の不安は増大したが、それでも私は行動に出なかった』
『ある日ついにナチスは教会を弾圧してきた。そして私は牧師だった。だから行動に立ち上がった。が、その時はすべてがあまりにも遅かった』
(丸山真男 『現代政治の思想と行動』より抜粋)

 ああ。でも、俺、今日本にナチが出来たら、すんごい賛同してしまいそう。誰か共産主義者を弾圧してくれよう。

ひぃぃ!おっそろしい

2008年05月22日 12時35分27秒 | 国際
 四川大地震。いろいろと言いたい事はあるんだが、大天災だし。中国の方々も気の毒だなぁと思っていた。

 しかし、それが所詮、他人事であったと言う事に、さっき気がついた。


 四川省は、かなりの範囲「元」チベットという国であった。要するに漢族からしてみれば、蛮族の住む土地。北京や上海に比べれば、下の下の土地にあたる。

 要するに、核関連施設が林立する場所なのだ。
 チェルノブイリクラスの放射能漏れがない事は、アメリカの衛星が確認している。(まあ、あれは原発が炸裂してるからね…)
 人民解放軍は、核施設が崩れ落ちている事実は認めているものの、「放射能漏れの心配はない!」と強弁している。つまり放射能が漏れているのだ。

 しかし、四川省は日本から大変遠い。
 そんな話、数日前から知っていたが…。


 しかし、俺は黄砂と絡めて放射能汚染を考えた事がなかったのだ。
 俺の住む町にも、黄砂は降ってくる。朝起きて、子供を車で保育園に送りに行く時、フロントガラスにこびりついた黄砂を見て、イヤだなぁと思った事がある。


 マジか…。今、もしかして日本にも放射能の死の灰ならぬ、死の黄砂が降っているんじゃないか。

 これは、ホラーだ。

・土壌性ダスト(黄砂)の予想分布
 
・硫酸塩エアロゾル(大気汚染物質)の予想分布
 

※東アジア域の黄砂・大気汚染物質分布予測より(九州大学)
http://www-cfors.nies.go.jp/~cfors/index-j.html

芸能人総理大臣杯

2008年05月22日 12時00分00秒 | 政治(国内・その他)
 オリコンで、総理大臣になって欲しい有名人のアンケートが行われた。
 結果は、1位太田光。その実力は「太田総理」で実証済みだそうだ。

 …ばっっっっっっっっかじゃないのかこれ投票した奴。
 というか、あの番組を見てて、それでなお太田光を推す人の政治思想というか、存在が信じられない。新聞(除く朝日新聞)読んでるか?テレビで流れている情報に疑問を持った事があるか?

 オリコンって、どうやって統計を取っているか、本当に謎。できたら統計方法を明確にして欲しいところだ。

 俺は、「太田総理がたいそう話題になっていたので、ムナクソ悪くなるのを堪えながら何度もこの番組を見ていた。
 マトモな事を言っている事もあったが、少なくとも視聴している時はかなり偏った意見になる事が多かったと思う。

 例えば、「全ての公園を森にして、CO2削減量を増やします」ってお題の時が、強烈にインパクトがあったのだが、これ、結局「公園を森にします」派が勝つ。

 論点にならなかった事を列挙すると…(以下列挙)

1.蚊とか、虫が増えるがいいのか(プランターで野菜とか作ってるだけで虫が激増するんだぜ。<体験済み)
2.死角が増えて危険倍増するがいいのか(夜に森の中なんか入れたもんじゃないぞ。自然舐めすぎ)
3.苗から植えるわけではなかろう?CO2をむしろ増やすだろ。木だって呼吸するんだぜ(木は、成長する為にCO2を取り込んでC(炭素)で体を成長させ、02を放出する。森林のCO2吸収率というのは、「木が成長を続ける」事が前提になっている。つまり成木はほとんどCO2を吸収せず、呼吸してるからCO2を排出する)

 (列挙終了)…なんだが、こんな事を言ってしまうと「公園は今のままで」派が圧倒してしまい、議論にならないわけだ。お題がおかしい。参加者がアホか、アホな視聴者を騙すつもりでなければ、こんな議論はなりたたん。まさに茶番。

 で、独断で太田は、国中の公園を森にするとのたまうのだが、お前ら本当にこんな奴に総理になって欲しいのか?

 もう一度言うぞ。

 ばかじゃねーのか。


 同時に、危惧もする。
 こいつ、政治家として立候補したらいいセン行くんではなかろーか。

 ただ、統計というものは常に信用するべきではないと思っている。
 たとえば、福田総理擁立を画策した当事の自民党総裁選の読売新聞のアンケートでは、平日昼間狙い撃ちの電話アンケートだったらしい。
 例えば、これを携帯電話にするか、勤め人が帰宅しているであろう19時~21時の電話アンケートにすれば、結果はぜんぜん違うはずである。

 統計のマジックに騙されてはならない。
 海外の日本人ジョーク集に、こんなジョークがある。

 ウソつきは、アメリカ人なら、弁護士に向いている。
 日本人なら、マスコミが向いている。
 中国人は未だかつて一度もウソをついた事がない。

 このジョークを言ったヤツは相当頭がいいと思う。
 そう。日本のマスコミほど、ウソつきがむいている職業はないのだ。


 あ、ちなみに、有名人で、政治家としてがんばって欲しいなぁと思う人では、俺は「行列」の北村弁護士がいいと思う。
 あの人は、福田VS麻生の自民党総裁選の時、熱く「マスコミは日本国民を騙そうとしているんだ!!」と絶叫してた。演説全部を通して聞いたが、素晴らしいと思う。あの意固地なところといい、政治家向きだと思う。
 政治家としては先輩になる、丸山弁護士みたいな胡散臭さもない。珍しくクリーンな政治家になるんじゃないかなぁ。

見れるもんなら見て見やがれ

2008年05月21日 12時06分15秒 | 国際
 劇的に目が良くなる視力検査があるらしい。

 この仕事(情報処理サービス業)を始めて以来十数年。裸眼で右目だけ2.0を維持している俺。とは言え、視力は落ちてきていた。
 2.0のところにある「c」はだんだん見難くなっている。

 だが、今ならまだ、視力検査シートの一番下まで見る事ができる。
 劇的に目がよくなるという視力検査のシートならば、もしかしたら一番下までハッキリクッキリ見えるかもしれない。いざ、挑戦!

 
 おおっ。こ、これは…。うーむ。なるほどこれは、下まで見るやる気が出ようものだ。(男限定。オリジナルはこの絵のリンク先を参照)

 俺的嗜好に合っていないので、別に前屈みにはなりはしないものの、この発想力はきっと日本人にはない。凄い。

 つーか、うおー。下まで見えねえよ。何やってんだよ一番下!


 んで、モノはデジタルなわけである。拡大できる。
 と、言う事で、一番下の列を拡大。それがこれ。
 

 なんだ。拡大しても何しているかわからん。
 でも、これ実写だし。何かしているはずなんだ…。わ、わかんねぇっすよ。このもんもんとした気持ちをどうしてくれるんだよぅ。

 結局、俺の2.0の視力をもってしても、この「劇的に目がよくなる視力検査」に敗北したのであった。妄想力の間違いじゃねぇのかコレ…。


 ふと思ったんだが、既存のAV等を徐々に小さくしていき、クライマックスシーンで極小にするフリーソフトがあればいいんだよな。クライマックスシーンで抜けたら2.0とか。
 すごい汎用的(これで女性も用途に耐えうるから)で面白そうなツールなんだが、誰か作らないかなぁ。
 つーか有名絵師がこの発想をぱくってなんらかのキャラ絵でコレをやったら普通に商売が成り立つような気がする。抱き枕みたいに。


 そこでふと、ある人物が思い浮かんだ。その名は「チャンコ増田」

 …嗚呼。俺の知的レベルがしれようものだな。

愛鯨無罪

2008年05月20日 12時17分36秒 | 捕鯨問題
 グリーンピース(以下、緑豆)といい、シーシェパード(以下、海狗)といい、アホーな連中ばかりだと強調しておきたい。
 日本の、ほぼ完璧と思われる、理路整然とした反論を聞きつつも、テロ行為を繰り返すその様は醜悪そのもの。

 後で日本捕鯨協会の反捕鯨団体向けの声明を、全文転載する。
 元ソースはここ

 この声明を読めば、如何に彼奴らが愚かな行為をしているかがわかると同時に、反捕鯨団体が、もはや理屈とはまったく関係ないものである事がわかるはずである。

 それにしても、なんであいつら(緑豆とか海狗とか)日本しか標的にしないのかな?
 あ、そうか。日本が一番金持ってそうだし、日本には軍隊ないからやりたい放題だもんなぁケケケケケ。

 ほらー。軍いるって軍。

 この、日本捕鯨協会の声明を読むと、やっぱりどうも、国内に対する反論をも想定しているように思える。
 日本は獅子身中の虫対策が急務だと思う。安倍政権はせっかく着手してたのになぁ。スパイ防止法の足がかりは、フフンが就任直後に真っ先に踏み潰したしな…。彼が再評価されるのはいつになるだろうか。
 安倍も麻生も、人気はあっても金集めは苦手だからなぁ…。金が集められる中川秀直とか古賀と組まざるを得ないなら、もう自民党はあかんかもしれぬ。

 ま、とりあえず、今回、西濃運輸の荷物を盗んで中身を確認した行為は、日本捕鯨協会の不正暴露の為ですらなく、ただの泥棒であった事が発覚した。
 まあ日本捕鯨協会がクロであったところで泥棒なのには変わらないが。
 自分達の基準の正義にすら一致しない悪であったワケだな。窃盗・侵入・虚偽告訴の実行犯逮捕を待ちたい。
 しかしまあ、産経の言うとおり、朝日がこの疑惑を大きく報道した事により、緑豆の目的は達成したも同然か。クソ腹の立つ。


(引用ここから)

I 捕鯨問題全般について

1 日本政府は、世界の人々の環境保護への願いを受け止めるべきである。
(回答) 人類が生きていくためには、環境との調和が不可欠であることは、言うまでもありません。日本が行っている調査のための鯨の捕獲は、資源状態が極めて健全な鯨種だけを対象としており、かつ、それぞれの資源量の1%にも達しない水準であり、環境に影響を及ぼすほどの水準にはありません。将来において商業捕鯨が再開されたとしても、その捕獲頭数は元本には手をつけず利息部分内に限る捕獲頭数に限定すべきであると考えます。
環境面から見れば、広大な土地と莫大な飼料を必要とする牧畜業の方が、食料生産手段としては遥かに環境への負荷が大きいと言えます。また、BSEや鳥インフルエンザの脅威から、最近では水産物の需要が国際的に高まる傾向にあり、日本が主張するクジラを含めた海洋生物資源の持続的利用の立場は、世界的にもますます重要なものとなると思います。
反捕鯨団体のキャンペーンは、クジラを環境保護の象徴にして、他の重要な問題から目をそらさせようとするなどの別の意図を感じます。

2 国際社会から後ろ指を指されるような行為に,子供たちが知らないうちに加担するようなことがあってはならない。
(回答) 国際社会においては、異なる文化をお互いに尊重し合う精神が必要であり、自国の価値観を他国に押しつけるような行為は慎むべきです。子供たちには、自国の伝統と文化に誇りと自信を持たせるべきであり、外国の一部の意見に迎合して、自国の国民と文化を卑しめるような卑屈で誤った認識を持たせることのほうが問題であると考えます。

II 鯨資源の利用の是非について

1 鯨は、絶滅の危機に瀕している。
(回答) クジラは83種類あり、資源水準はそれぞれ種類によって異なります。シロナガスクジラやセミクジラなど、資源量が低い水準まで落ち込み、保護が必要な種もいます。一方、ミンククジラ、イワシクジラ、ナガスクジラなど、日本が調査の対象として捕獲しているクジラは、年々増加しており、極めて健全な資源状態にあることがIWC科学委員会において認められています。

2 日本は、世界中が反対しているにもかかわらず捕鯨を続けている。
(回答)  捕鯨に反対しているのは、欧米を中心とする国々で、決して世界中が捕鯨に反対しているわけではありません。国際捕鯨委員会(IWC:加盟78カ国)では、35カ国以上の国が日本とともに鯨類資源の持続的利用を支持しています。

3 世界が反対する中で捕鯨を続けるのは、日本の国際的立場を悪くする。
(回答)  捕鯨に反対しているのは、食料供給のため水産資源に依存する必要性が低い欧米諸国が中心です。一方で、国土を海に囲まれた日本としては、鯨類を含む海洋生物資源を人類の食料として有効利用すべきという主張を、粘り強く続ける必要がありますが、多くの国がこれを支持しており、このような主張を続けることで日本が国際的に孤立したり立場が悪くなるといったことはありません。仮に、反捕鯨国や反捕鯨団体の圧力に屈して日本が従来の立場を転換すれば、全ての海洋生物資源を食料として有効利用すべきであるという日本の主張を支持してくれている国々の期待と信頼を裏切ることになり、逆に日本の国際的立場を大きく損なうことになります。

4 日本は海外への経済援助(ODA)で票買いをして味方を増やしている。
(回答)  日本はこれまで反捕鯨国に対しても捕鯨支持国と同様、経済援助を実施してきており、このような批判は全くのデタラメです。こうした発言は、途上国を侮辱するものであり、カリブ諸国などは怒りを表しています。

5 南極海にまで日本が鯨を捕りに行くのは反対だ。日本の200海里内に限るべきだ。
(回答)  クジラは人類の貴重な食料資源であり、これからの世界の食料事情を考えると、その豊富な資源は人類のために大切に利用される必要があると考えます。鯨類のような生物資源には再生産力があり、その範囲内で資源を利用している限り、資源を減少させることはありません。南極海は鯨類資源の宝庫であり、こうした海域での資源調査を続けることは人類の食料問題の解決に貢献するものです。
また、今日、土壌汚染や水不足問題などにより、陸上での食糧増産が疑問視されてきています。従い、海洋生物資源を、遠洋、近海にかかわらず持続的に利用することの重要性が、今後ますます高まってきています。日本が、近海のみならず南極海でも鯨類捕獲調査を行っているのはこうした原理原則に基づくものです。南極海をやめて200海里内だけに限るという考え方は、この原則に反するものです。

6 鯨は、ホエールウォッチングの対象として見るもので、いまや食べるものではない。
(回答)  日本人は縄文時代から鯨を食料として利用してきました。日本人は永い年月をかけ、鯨体を無駄なく利用する技術と料理法を編み出し、誇るべき食文化として培ってきました。また、鯨肉は他の畜肉と比較し、高タンパク、低脂肪、低カロリーで栄養価の面からも優れた安心・安全な食品です。今後も日本の伝統文化を大切にし、クジラは日本人の健康を維持する食料資源として利用される必要があります。
捕鯨は、科学的根拠に基づく、適正な捕獲頭数の範囲内で実施されるものであり、捕鯨とホエールウォッチングの両立は可能です。

7 戦後の食料不足の時代ならともかく、飽食の時代に、わざわざ鯨の肉を食べなくてもいい。
(回答)  我が国の食料自給率はカロリーベースで40%を切っています。そうした中で、食料生産手段の一つの選択肢として捕鯨を維持していくことは、将来、我々日本人が直面するおそれのある食料不足という非常事態への備えという意味でも極めて有意義なことです。

8 鯨が魚を食べるから漁業資源が少なくなるというのは嘘だ。資源の枯渇は漁業者の乱獲や自然環境の変化によるところが多い。
(回答)  世界中の鯨類が捕食する海洋生物の量は、世界の漁業生産量の3~5倍に上ります。また、日本近海において鯨類が、カタクチイワシ、サンマ、スケソウダラなど、漁業の重要魚種を大量に捕食していることが胃内容物調査で明らかになっています。鯨類が大量の魚を捕食していることは事実であり、鯨を間引くことでその分人間が魚を利用できることは間違いありません。実際に、沿岸漁業者などからクジラによる漁業被害に対する苦情が出ており、早急な対策が必要です。
また、クジラは海の食物連鎖の中で最上位の捕食者であり、クジラだけをいたずらに保護することは海洋生態系のバランスを崩すことになります。

III 鯨類捕獲調査について

1 日本は、世界中が認めた鯨の保護海域で鯨を殺している。
(回答)  南極海における鯨類捕獲調査は国際捕鯨取締条約第8条で認められた加盟国の権利であり、国際法上全く合法的な活動です。また、日本は、南大洋鯨類サンクチュアリーに対しては同条約で認められた異議申し立てを行使していて、条約上これに拘束されることはありません。

(注)豪州は、同国が主張する南極領土の排他的経済水域(EEZ)で同国の許可なく、日本が、調査捕鯨を行っていると非難していますが、1961年の南極条約により、南極における領有権を主張しないことが世界の大勢となっており、豪州による南極領土の主張は国際的な合意に基づかない一方的なものです。

2 日本は、絶滅危惧種に指定されている鯨まで殺している。
(回答)  日本は、資源が健全な鯨類までも全て捕獲禁止とした国際捕鯨委員会(IWC)による商業捕鯨モラトリアムに対して、科学的根拠がないとしてその撤回を求め続けています。
絶滅危惧種の国際取引を規制しているワシントン条約についても、この商業捕鯨モラトリアム(一時禁止)を根拠に、すべての大型鯨類を絶滅危惧種に指定していますが、日本は、上記の捕鯨モラトリアム同様、科学的根拠がないとして、その規制に対し留保しており、拘束される立場にはありません。 別表のとおり、日本が鯨類捕獲調査で捕獲対象とする鯨種はすべて資源量が健全です。

(注)国際捕鯨委員会(IWC)による商業捕鯨モラトリアムの対象となっている鯨種
シロナガスクジラ、ナガスクジラ、ホッキョククジラ、セミクジラ、イワシクジラ、
マッコウクジラ、ザトウクジラ、コククジラ、ニタリクジラ、ミンククジラ、
キタトックリクジラ、ミナミトックリクジラ、コセミクジラ(以上、13種)

3 日本の調査捕鯨は、擬似商業捕鯨だ。
(回答)  調査捕鯨では、調査計画に従い、事前に決められた航路をジグザグに航行し、発見した鯨群からランダムにサンプルを採集し、サンプル一頭から100項目以上のデータが収集されています。こうして得られた調査結果は、毎年IWC科学委員会に提出され、科学者から高い評価を得ています。
なお、反捕鯨団体は、鯨類捕獲調査の副産物である鯨肉が販売されていることを理由に「疑似商業捕鯨だ」といった批判を行っていますが、調査のために捕獲された副産物は、国際捕鯨取締条約第8条第2項の規定に従って可能な限り加工され、その収得金は、次の調査のために使われています。
日本の鯨類捕獲調査は、国際捕鯨取締条約第8条に定められた締約国の正当な活動であり、疑似商業捕鯨という批判は全くのウソです。

4 鯨の生態調査は、殺さなくてもできる。
(回答)  クジラの調査には、目視調査などクジラを捕獲しないで行う調査(非致死的調査)と、クジラの年齢を調べたり、胃の内容物を調べるためにクジラを捕獲する調査(致死的調査)がありますが、非致死的調査で得られるデータは極めて限られたものです。
例えば、資源管理に必要な鯨の年齢を調べるためには耳垢栓を採集する必要があり、そのためには鯨類を捕獲することが必要不可欠です。日本は、それぞれの調査の必要に応じて、バランスよく行っています。

5 調査というのなら、1000頭以上も、また長い間獲り続ける必要はない。
(回答)  サンプル数(捕獲頭数)は、統計学的に信頼できるデータを得るために最低限必要な頭数であり、科学的に算出された数値です。また、海洋生態系は年々変動しており、適正な資源管理を行うためには調査の継続が必要です。
例えば、1千2百万人以上の東京都民の平均身長を推定するため、10人の都民の身長を測定しても確かな推定はできませんが、10000人の身長を測定すれば、より確かな推定が可能となるのと同様、鯨類捕獲調査においても、統計学的に確かな推定を行うためには、一定数以上のサンプル数が必要です。

6 鯨類捕獲調査は、誰も必要としない科学プログラムである。
(回答) 鯨類捕獲調査は、鯨類資源の持続的利用を図り、人類の食料の確保に資することを目的としており、反捕鯨以外の人々からは、国の内外で強く支持されています。

7 過去18年間に亘った第一次調査は調査の目的のほとんどを達成しないまま終了している。
(回答) 南極海鯨類捕獲調査(JARPA)(1987/88~2004/05)の結果、南極海のクロミンククジラについて多くの科学的知見が得られています。南極海のクロミンククジラが、北半球のミンククジラと別種であることが解明されたのもJARPAの成果のひとつです。主要な成果では、(1)資源管理に有用な生物学的特性値(年齢構成、自然死亡率など)の推定、(2)南極海生態系の中で鯨類の果たす役割の解明(餌生物消費量など)、(3)環境変動が鯨類資源に与える影響の解明、(4)鯨類系群の分布範囲及び分布境界の確定などが上げられます。

8 世界中の科学者が調査の継続について非難している。
(回答) 日本が実施する鯨類捕獲調査の結果については、毎年IWC科学委員会に提出し、科学者からは高い評価を得ています。また、科学委員会では日本の調査が「南半球のミンククジラの管理を向上させる可能性がある」という結論を出しています。

9 南氷洋での捕鯨は、環境と経済的な損失を国際社会に与える。
(回答) 現在、南氷洋で日本が行っている鯨類捕獲調査は、環境に影響を及ぼす水準には程遠く、将来再開されるべき商業捕鯨も環境との調和に十分に意を払われるべきです。こうした捕鯨は、今後において人類の食料資源の確保と生存に大いに貢献するものです。

IV 鯨の食文化について

1 鯨肉の需要は極わずかしか無い。
(回答)  商業捕鯨の一時停止により鯨肉の供給量が急激に減少し、これに伴い消費が大幅な縮小を余儀なくされました。2005/06年の南極海鯨類捕獲調査から捕獲頭数が増えたため、一時的に副産物の在庫が発生いたしましたが、現在では消費者からの需要が多く、部位によっては、品不足のために関係者から不満の声が出されています。

2 南極海での捕鯨は日本の文化とは無縁のものである。
(回答)  日本が南極海で母船式捕鯨を開始したのは70年以上前になります。欧米各国が南極海捕鯨から撤退していくなか、日本が1987年に商業捕鯨の一時停止を余儀なくされるまで続けてこれたのは、日本が鯨油ばかりでなく食用として鯨体を無駄なく利用してきたからです。こうした技術は、捕鯨の長い歴史を通して培われてきたものであり、現在の鯨類捕獲調査でも生かされています。捕鯨がどこで行われようが、現場では日本の伝統技術が受け継がれており、文化と無縁であるとは決して言えません。
また、南極海での捕鯨の継続は、人類の食料資源の確保という重要な目的があります。

(引用ここまで)


 最後に、2ちゃんのそこかしこで引用されている以下のコメントを紹介しておく。
 これにまあ、ソースがついたっつー事だ。
 もしかして、今回の緑豆を襲ったブーメランは、2ちゃん発かもな。


442 :日新丸乗組員ですが:2008/05/17(土) 14:52:19 ID:vUYrSYji0
今、日新丸製造部は若手が多くて、若手は土産肉を枠一敗貰わないんだよ。
だって、自宅の冷蔵庫に入りきらないし。
ベテランの人たちは伝統的な捕鯨地域の出身者が多いから、近所一帯に配らなくてはならないので、そういった人たちに若手が土産肉をあげてます。
これはベテランが取り上げているとかじゃなくて、日頃お世話になっているから自主的にってこと(毎航海13キロも持って帰ってもしょうがないし)。
そうやって大量に持って帰ったベテランの人たちも、それを売ってもうけるとかは 聞いたことがないです。
土産用肉は製品にするものとは最初から分けていて、製品は15キロのパン(金属ケースで急速冷凍庫に入れるためのもの)に、規格ごとに詰めなければならないので、パンからはみ出す部分を集めて低い等級で製品にもしているのだけど、土産用はもっと端切れの部分から作る。端切れでも品質が悪い訳ではなく、形が悪いだけで製品にならない部分なのでお土産には十分なのだ。
塩蔵作業とかは個人個人でやっているのではなくて、土産生産作業として忙しくない時に仕事としてやっている。塩蔵すると水が出るので、居室なんかでやれる訳がない。ちゃんと船内の工場の一角でつくってますよ。


「GPが鯨肉盗む」西濃被害届(産経新聞) - goo ニュース

ETCって税金でできている

2008年05月19日 12時32分39秒 | Weblog
 週間プレイボーイ渾身のスクープ。

「ETCを使ってスピード違反を取り締まるぜ」

を、個人的には追いかけてみたい。そのスジではかなり話題になっているようなのだが、悲しいかな、コッチ系の情報網を持っていないのであった。
 だれかこのへんを警察利権を絡めて語れる奴はいないのかな…。

 概要としては、ETCカードが持っているキー情報と、車の通過時刻のログを取得しておき、ログ取得A点からB点への距離と時間から速度を割り出して、スピード違反者の言い逃れを不可能にしようという話だ。
 オービスやNシステムの進化版で、コレをやられるとレーダー装備は無用の長物と化す。

 Nシステムも似たようなシステムで、コッチはナンバープレートの撮影情報でログを取得するシロモノ。導入時は通な人からはヤがられたそうである。
 今度のこのシステムはGPS連動なので、高速道路以外も有効射程範囲。イヤすぎる。
 Nシステムを利用して逃走経路を確認し、犯人逮捕に結びついた例もあるのだが、特定個人のプライバシーをあぶりだす事もできる。実際警察内で私的に利用され、お偉いさんの浮気情報をゲットし、首を切ったりしている"前科”もある。


 個人的な感想として、現在の道路交通法違反のうち、スピード違反と駐車禁止違反にだけスポットを当てて言及すると、過剰規制で弱者からむやみやたらに金を毟り盗る事が目的としか思えない。
 さらに言えば、規制強化は激減する既存天下り先対策で、新規天下り創設事業に他ならないと思う。

 俺は、竹中平蔵を売国奴だと思っているので、ヤツの言を引用するのはシャクに触るが、「現在の規制強化は、天下り先を企業から消費者に置き換えているだけだ。何一ついい事はない。消費者庁創設もその一環だ(産経5/19朝刊)」というのは、非常に判りやすく、その通りだと思う。

 だいたい、官僚の言はわかりにくい。道路特定財源にしたって、「道路特定財源って、道路建設の借金返済に充ててるんで、ストップされると地方が干上がるんです(道路の建設費用は半分地方負担だから)」とはっきり言えばいいのに、自分達の失策を隠す為に印象を悪くしているようにしか見えないんだが。

 もっと判りやすくしろってんだバカ。


 ところで。
 道路特定財源が戻ってよかった事が1つ。

 ある1つの道路が開通した。
 

 あの辺りは、「ジャパン」やら「まねき屋」やらの安い店や、「ミルフィーユ」や「かつアンドかつ」なんかの美味しい店等、駐車場のある手ごろなスポットの集中地点で、JR吹田周辺の住民にとってはかなりのショートカットが可能になる。

 むっちゃくちゃ遠回りだったんだが、すんげー便利になった。

日曜日は息子絵日記

2008年05月18日 19時44分47秒 | 息子絵日記


 息子が、やっぱし言葉を知らないので、よく言い間違える。

 で、訂正を教えてやると、たいていはちゃんと言ってくれる…(ただし、「さしすせそ」がまだ完璧には言えない…)

 が、ごく稀に、意地でも言い治さない事がある。

 嫁が、影でくり返し、間違った言葉を教えている…。嫁は、どうやら「ぷすーん」という響きが気に入ったらしい。(もちろん正解は『スプーン』である)

 嫁は、

俺「このフルーツって、美味しいな。名前なんていうの?」

嫁「スイーチイ」

 と、俺に教えた事がある。

 実母が、俺の家族にスイーチイを出してくれた時のこと。

俺「お。スイーチイか。美味しいよなぁ」

 と俺が母に言ったら。

嫁「なななななな何を言ってるのっ。『スイーティ』でしょ?(まさか本気で間違って覚えているとは…!!)」

 なんてちゃちい事件があった。
 息子にも、微妙に間違った言葉を教えている事がある。困ったものだ。